
今日は久しぶりの合コン!気合を入れてジャケットで決めて行こう!
ジャケットは鉄板カラーの紺!紺ジャケで行こう!
その合コンではきっと第一印象はOKだったでしょう。
紺のジャケットといえば、年相応に着こなせるのだろうか?などのイメージを持っている方が多いかもしれません。
しかし、紺ジャケは定番アイテムで、合わせもしやすく、濃い色ながら暗すぎず爽やかな印象にもなるので、ちゃんとした選び方とコーディネートを実践出来れば万能で鉄板の一枚になり得ます。
大人カジュアルのマストアイテムと言ってもいいでしょう。
今回は、これまで10年以上に渡って、1万人以上のファッションに悩む男性のコーディネートのお手伝いをしてきた私たちが、紺ジャケットの着こなし術から選び方のポイントまでご紹介させて頂きます。
これを知って、さらに上を行く紺ジャケットコーディネートでカッコ良く決めてください。
目次
1.何故、紺ジャケットなのか?そのメリットとは?
紺のジャケットを使ったコーディネートについては様々なメリットがあるのですが、
・カタ過ぎず、ラフ過ぎず
・コーディネートの幅が広い
・大人の印象をたった一枚で演出出来る
というところがあります。
1-1 カタ過ぎず、ラフ過ぎず
紺(ネイビー)ジャケットはビジネススーツの上半身とも形が同じようなところから、かっちりとした印象を出すことが出来ます。
勿論スーツではなく、パンツの色を変えたり、もっとカジュアルなパンツになったりしますので、スーツほどは堅い印象にはなりません。
そういったコーディネートをすることで、カタ過ぎずラフ過ぎずが演出しやすいのです。
1-2 コーディネートの幅が広い
また、合わせもしやすいです。これも紺という色がその部分を持っています。
合わせやすいアイテムということは、当然コーディネートの幅も広がります。
1-3 大人の印象をたった一枚で演出出来る
さらに紺は濃い色でありながらも、黒や茶よりも爽やかな印象になります。
以上のことから、上品で大人っぽい印象を出すことが出来るアイテムということになります。
大人カジュアルを着こなす上で、必ず誰しもが押さえておくべき定番アイテムであることは間違いありません。
それでは、紺ジャケットを使ったコーディネートについてご紹介していきます。
2.【着こなし編】紺ジャケットを着こなす時の2つのポイント
紺のジャケットを極める上で、押さえておきたいポイントは、インナーとパンツによって見え方が変わるということです。以下に例を挙げてみます。
2-1 インナーは「シャツ・セーター・カットソー」で変化を出す
まずはインナーですが、襟付きのシャツと襟の付いていないインナーの違いによって見え方(カッチリ度合)が変わってきます。
ジャケットに襟付きのワイシャツを組み合わせることで、カッチリとした印象になります。つまり、カッチリ度合は高めとなります。
あとは色ですが、濃い色のシャツを用いるとシャープな印象となります。ワイシャツは白や淡いブルーやピンクなど明るめの色が一般的ではありますから、明るい色ですとやさしくソフトな印象を醸し出せます。
さらにジャケットとシャツの間に薄手のセーターを取り入れると、カッチリ度合は少し下がります。
何となく柔らかくなった印象と感じて頂けると思います。
ジャケットを使いつつ、さらにカジュアル感を出す(カッチリ度合を下げる)のには、インナーに襟が無いものを合わせます。
いかがでしょうか。よりスタイリッシュに見えませんか?こういうコーディネートも出来るのです。
こちらも使う色は、濃い色目ですとシャープな印象となります。セーターやカットソーなどは、まずは濃い色目の方が合わせやすさはあるかもしれません。
また明るい色をインナーに持ってくると、バランスも良くソフトな印象となります。全体のバランス感も保ちやすいでしょう。
ジャケットはビジネススーツの上半身と見た目的にはほぼ同じなので、どうしても一般的なカジュアルと比べると堅い印象になるのですが、インナーを工夫することでカッチリ度合を調整出来ます。
覚えて頂くと、コーディネートの幅も広がりますね。
2-2 パンツはチノパンかスラックスでカッチリ度合を変え、濃淡色によるアレンジを
続いてパンツですが、ビジネス使いにしてもカジュアル使いにしても、パンツも色の濃淡を変えることで見え方が変わります。また、パンツの種類によってカッチリ度合が変わります。
カジュアル用では、
ビジネス用では、
同じ紺ジャケットを使っても、合わせるパンツによってこのように見え方が変わります。
チノパン以外にも、例えばジーパンを合わせることも出来ます。その際のおすすめのジーパンは細身でダメージや色落ちがあまりされていない、プレーンはインディゴブルー(濃い藍染めの色)であると紺ジャケットにもマッチします!ジーパンですので当然「カジュアルイメージ」とはなりますが。
またビジネス用のウールスラックスについては、ライトグレーとチャコールグレーというグレー(灰色)の濃淡どちらでも合わせることが出来るので、グレー濃淡で持っておいて、紺ジャケットが一緒だとしてもパンツだけ入れ替えれば雰囲気はガラッと変わります。
このように紺ジャケットは合わせやすく、まさに万能ジャケットと言えます。
ウールスラックスを合わせるビジネスコーディネートであれば、ネクタイをしてよりビジネスイメージを高めても良いです。
このようにしてビジネス、カジュアルそれぞれでコーディネートを工夫することが出来ます。
3.【着こなし編】場面や季節によるコーディネート術例
引き続きコーディネート例をご紹介しようと思いますが、場面や季節によってコーディネート方法を変えていくと、コーディネートの幅が広がり、同じ紺ジャケットでも「いつも一緒感」が軽減され、オシャレに見られるようになりますので、意識してみてください。
3-1 ドライブや水族館などのデート、オフ会カジュアルな飲み会などの場面
春はパステルのカットソーやセーターと合わせるのがおすすめ
カジュアルなプライベートシーンでは、春の場合、中に着る物を明るい色やパステル調のカラーで合わせると、より春らしくなります。
距離を歩くようであれば足元にレザースニーカーを合わせると、グッと大人っぽさを保ちながら歩きやすさも出ます。
このときに、あまりウォーキングシューズなどのような幅広にスニーカーだと、足元で一気にボテっと野暮ったい印象になってしまうので台無しとなりますので注意してください。
細身のレザー素材のスニーカーがオススメです!
夏はTシャツやサマーセーターで夏らしく!
夏であればこのようにTシャツやサマーセーターなどを合わせるという方法があります。
秋はストールなどの小物も大活躍!
秋は濃い色のインナーを使ったり、写真のようにストールといった巻き物を使うという方法もあります。
冬のマフラーだとさすがにまだ暑いので、薄手のストールを使いましょう。
ちょっと「オシャレ感」が強く出るかもしれませんので、苦手意識がある場合は、もちろんこの方法はご無理にではありません。
冬は厚手のセーターやマフラーで防寒も可能
冬はやはり寒いので、外出時は更にコートを羽織ったりしますが、ジャケットは室内でも着たままで大丈夫ですので、中に厚手のセーターで合わせたり、ここでもマフラーやストールを組み合わせて首元の寒さを防ぐことが出来ます。
カジュアルなデート場面など、あまりカチッとさせなくても良いシチュエーションに対しては、このように襟無しのインナーを使った紺ジャケットコーディネートがマッチします。
3-2 合コン、パーティ、異業種交流会など
パーティや異業種交流会など、少しカッチリ度合を上げたい場合は、インナーの襟付きコーディネートで対応していきましょう。ビジネスカジュアルでも活用できるスタイルです。
春はピンクのシャツが活躍!
春はシャツも水色やピンクなどパステル系の色も取り入れつつ、季節感を演出します。
チェックなど柄物の紺ジャケットもOK!より、オシャレで洗練された印象になります。
夏はポロシャツにも合わせられます
夏はシャツも勿論使えますが、半袖ポロシャツであれば襟付きですし、シャツよりは涼しさが確保出来ます。
この時に、合わせるポロシャツの着丈が長いとみっともなく見えてしまいます。パンツにインしても大丈夫ですが、適切な着丈のポロシャツであればパンツにインせずに上から紺ジャケットを羽織ることが出来ます。
また襟型も、少し襟の高さがあると、見た目シャツっぽさが出せますのでポイントです。逆にいうと、襟の高さが低いシャツやポロシャツを合わせると、カジュアルな印象となります。
秋、冬はシャツとセーターを組合わせる着こなしがおすすめ
秋はセーターを合わせると季節感が出ます。見た目にも少し柔らかさが演出出来ます。
厚手だとゴワゴワすることがあるかもしれませんので、薄手にすると良いでしょう。この着こなしは、ビジネスカジュアルでも使えます。
冬は同じようにマフラーを巻くなどして防寒しても良いです。
以上が着こなし編となります。是非とも参考にしてみてください。
次に、いくらコーディネートが正しくても、これからお伝えする選び方のポイントを押さえないとイメージは上がりません。是非とも読んで頂きポイントを押さえて自分に合う紺ジャケット一枚と巡り合ってください
4.【選び方編】紺のジャケットを選ぶ際のポイント2点とは?
これから紺のジャケットを手に入れたいという方へのアドバイスとして、紺ジャケットを選ぶ上で重要なポイントは、
・あなたにとってのジャストサイズで選ぶこと
・素材は鉄板の1着目であれば、ウール!柄は無地が合わせやすい
ということです。
それではそれぞれをご説明致します。
4-1 紺ジャケットのサイズはジャストサイズが鉄則!
紺ジャケットを選ぶ際は、ジャストサイズであることが鉄則です!
ジャストサイズとはこのようなサイズ感です。
オーバーサイズだと、こんな感じです。
男性は窮屈で動きづらいのを敬遠して、ゆとりを欲しがる傾向にあるため、ついオーバーサイズになりがちです。
大きすぎたり、着丈や袖丈が長すぎてしまうと、一気に野暮ったくなり年齢が上がって見えてしまいます。
勿論、細すぎたり、短すぎても子供っぽくなりイメージは上がりません。
写真で見てもわかるように、ジャストサイズのほうがスッキリと見えて、印象は格段にアップします。
ジャケットのジャストサイズの詳しい選び方についてはこちらを参考にしてください。
これさえ覚えておけば安心!メンズジャケット最強の1着の選び方
4-2 素材は1着目にウール、2着目以降に綿やストレッチ素材、季節素材を取り入れよう
次に素材ですが、鉄板の1着目であれば、ウール(羊毛)で、合わせやすさも考えて柄も無地で選びましょう。
たしかに、スーツっぽく見えると思われるかもしれませんが、それであるが故にカッチリ度合が確保され、大人っぽく上品な印象が醸し出されるのです。
ウールで写真のような素材感であれば、一年中使うことが出来ますので、あとはこれまで述べてきたような合わせる物さえ変えていけば一年を通してイメージが保たれます。
これ覚えると、とても便利なんです!
そして、よりオシャレに見せるならストライプ(縦縞)やチェック、ウィンドウペーンといったいわゆる格子柄でも良いのですが、最も合わせやすいのは無地となりますでの、まず鉄板の一着目であれば無地ベースで選びましょう。
<ストライプ柄のジャケット>
<ウィンドウペーンのチェック柄のジャケット>
これでジャケット自体の枚数を抑えることも出来ますので、費用対効果も上がりますよね。
そして鉄板の一着を押さえた上で、2着以降のアレンジとして、綿やカットソーのようなストレッチ(伸びる)素材などを加えたり、柄物や季節素材などを加えていくというやり方が良いでしょう。
<綿素材のジャケット>
5.【選び方編】鉄板の紺ジャケットのおすすめショップ3選
ショップで購入の際には、必ず着用して、お店の全身鏡でご自分で確認して下さい。
前章の選び方編でお伝えしたポイントからズレていないか?です。
おすすめのショップとして、慣れていなければ、価格帯の低い量販店やファストファッションからまずは挑戦でもいいと思いますが、そういったショップの商品は、素材感がチープであったり、大衆向けにゆとりが大きいサイズ感だったりとする可能性が高く、どこかを妥協しないと選べないとなることがよくあります。
また、色やコーディネートについては、買う時に、それと合わせるであろう服装を着て買いに行ければ、羽織ってすぐにチェックできますよね。
以上を踏まえながら、私たちからオススメさせて頂くショップをご紹介します。
① ユナイテッドアローズ
http://www.united-arrows.co.jp/index.html
価格帯4~7万円前後
渋谷、新宿、丸の内、銀座、大阪、名古屋、福岡など大都市圏にあるセレクトショップです。大人っぽい洗練されたイメージですが、セレクトショップとは言えど、自社ブランドの企画もあるため、インポート(輸入商品)ほど高過ぎない価格設定の商品もあり、定番の紺ジャケットも置かれている可能性が高く選びやすいショップと言えます。
店舗によっては期間限定でオーダーメイドを受け付けているところもあるので、自分の体型にあった渾身の紺ジャケットをオーダーで1着作ってみるという考えも良いと思います。
② エディフィス
http://edifice.baycrews.co.jp/
価格帯3~5万円前後
ユナイテッドアローズ同様に、東京都心部や大都市圏に分布するセレクトショップです。上記同様にベーシックアイテムも多く、紺ジャケットのラインナップも豊富です。さらにはユナイテッドアローズよりもやや価格帯抑えめだと思いますので入りやすさもあるかもしれませんね。
③ 伊勢丹メンズ館
価格帯5~15万円前後
伊勢丹メンズ館は世界でも有名な男性専門百貨店のひとつで、日本のブランドからインポートブランドまで数多く用意されてます。
また、ブランドが様々あることから、当然紺ジャケットの品数も豊富で自分好みの紺ジャケットを見つけるのに良い場所でしょう。オーダーメイドも取り扱っていて、サイズに困る方もしっかりと自分に合う紺ジャケットを手にすることが出来ます。
ただし、こちらは売り場面積が大変広く、ブランドも多く混在しておりますので、少し時間に余裕を持ってじっくりと買い物に行かれることをオススメします。
6.まとめ
いかがでしたでしょうか。
紺ジャケットは大人カジュアルの定番アイテムということで、コーディネートの幅も広く、季節を問わず一年中着ることも出来て、非常に使いやすいということがお分かり頂けたかと思います。
選び方を間違わなければ、おじさんっぽくならずに、若々しくしっかりとイメージを引き上げてくれるアイテムと言えるでしょう。
特に30歳を越えた男性誰しもが1着持っていていいと言っても過言ではありません。
これでベストな紺ジャケットを手に入れて、色々とコーディネートを楽しんで頂けたらと思います。