ブルゾンを大人っぽく着こなす「サイズ感」をプロが解説!おすすめコーデ例付

春先や秋口に活躍するブルゾン。

そんなブルゾンを着ていても、何かしっくり来ない。
街中で見ていても、ブルゾンを着ていてカッコよく見える人と、なんか野暮ったく見える人がいませんか?

それは、ブルゾンの『サイズ感』が原因となっている可能性があります

ブルゾンの種類や作りによって若干サイズ感が異なりますが、自身の体型に適していないと着心地は悪いし、見た目の印象は良くなりません。

今回は、これまで多くのファッションに悩める男性にコーディネートのアドバイスを行ってきた「ライフブランディング」の男性専門パーソナルスタイリストの私たちが、あなたの身体に合うブルゾンのサイズ感、種類について徹底解説します。

サイズ感による見え方の違いまでも理解できれば、選ぶブルゾンの種類も見えてきますので、これであなたのコーディネートも格段にレベルアップしますね!

目次

1.ブルゾンのサイズ感は、まずは「ジャストサイズ」を押さえよう!

ブルゾン×シャツ×黒セーター

ブルゾンのサイズ感については、まずはジャストサイズで選べるようになると、間違いなくスッキリと上品な印象で着ることが出来ます。

そもそもブルゾンとは、腰丈の前開きのアウター(上着)のことを言います。
フランス語の「blouson」が語源で、裾を絞ったブラウスという意味があります。

ちなみに写真を見て「ジャンパー」と思われた方もいると思いますが、ジャンパーは英語で、意味合いとしてはほぼ一緒と理解しても良いかと思います。

日本においてはジャンパーの方が機能的な作業着っぽい印象で、ブルゾンの方がおしゃれなイメージに感じる方が多いかもしれませんね。

ブルゾンは、素材や形によって種類が様々ではありますが、主には春や秋のような端境期に薄手のシャツなどの上に羽織るカジュアルなアウターと言えます。男性がプライベートシーンで羽織るものが一般的でしょう。

最近はオーバーサイズも流行りですが、ゆったりしたサイズ感は野暮ったく見えてしまうこともありますので、まずは適切なゆとり量を取りつつ、余計が無く、見た目にもスッキリと上品な印象になる「ジャストサイズ」を押さえることをオススメします。

2.ブルゾンの最適なサイズ感は「身幅」と「着丈」で決まる

ブルゾンのサイズ感は身幅と着丈のバランス感によってイメージが変わってきます。
ジャストサイズを目指すためのポイントをご紹介します。

私たちライフブランディングのスタイリストたちも、このポイントを重視しながらご提案をしています。

2-1 身幅は細身に見える適度なゆとり量でジャストサイズに

身幅は細身に見える、適度なゆとり量にしてジャストサイズに見えるようにしましょう。

ブルゾン細身スタイル

自分の胸回り+15~20cm程度のゆとりがあればジャストサイズです。
両腕を横に拡げた時にダブつきがないかどうかが目安です。

また、お腹回りは自分のサイズ+20cm程度のゆとりがあるとジャストサイズです。
胸と同様に、両腕を横に拡げた際にお腹回りがダブついていないかが目安です。

お腹回りに余分なダブつきがあると、斜めに不自然なシワが出来ます。

2-2 着丈は長過ぎないようにジャストサイズで

着丈は長過ぎないようにしましょう。
パンツのベルトを覆うくらいに収まる長さがベストです。お尻がすっぽりと隠れてしまうようだとジャストサイズの場合野暮ったさが出ます。

アウター 着丈

2-3 オーバーサイズはゆったりとしたシルエットでリラックスな印象に

ジャストサイズを押さえた後で、よりカジュアルな印象になるオーバーサイズを持っておくとバリエーションが広がります。そういったタイプのパーカーの場合は、ゆったりとしたシルエットにしすることでリラックスしたカジュアルな印象になります。

(参照:D Collection

3.サイズ感以外で差をつけるポイントは、「色柄」、「素材」、「バランス感」にある

ブルゾンをサイズ感以外で、さらにカッコよく着こなすために選ぶ際のポイントは、色柄、素材、バランス感の3点です。

3-1 「色・柄」はベーシックでシンプルなもので上品な印象に

ニットブルゾンアップ

ブルゾンで使う色目は、無地でベーシックな定番色だと上品な印象になります。

物足りなければ色目を入れたり柄を加えるなどの方法もありますが、個性が強くなり合わせ方も難しくなるので、加減については気を付けてください。

黒やチャコール、濃紺といった濃い色目や、明るい色だとライトグレーや白、ベージュなどがベーシックな定番色と言えるでしょう。

極力シンプルを意識することで、ブルゾンでより上品な印象が演出出来ます。

3-2 「素材感」で印象を変えよう

ブルゾンに使われる生地(素材)にも着目しましょう。素材感によって印象が変わってきます。
おすすめとしては、天然繊維が使われているものを選ぶことでチープにならずに上品さが出せます。

ウール(羊毛)やコットン(綿)が多いです。春夏用で麻などありますが、こういった天然繊維です。

ポリエステルやナイロンなどの合成繊維もあります。軽くて取扱いもラクで機能性に富んでいます。値段も天然繊維よりは安く設定されます。元々スポーツウェアやアウトドア用で使われる繊維ということもあり、スポーティな印象になったり、チープな印象になります。

また素材は織り方や編み方によっても表情や着用感が変わってきます。
一概にではないのですが、織物は伸縮性のない生地、編み物は伸縮性のある生地とまずは理解してください。

布帛(織り物布帛 織物 ウール
布帛は織り物のことで、縦糸と横糸を交互に織り込んで作る生地を言います。シャツやスーツの生地のように、伸びない生地は織物がほとんどです。

生地に伸縮性がなく、見た目はカチッとした印象になる素材です。

編み物ウール
編み物は、1本の糸を編み棒や編み機などで編んで作られた生地です。セーターやスウェット、Tシャツの生地のように、伸縮性のある生地です。

織物とは逆に、見た目はカジュアルな印象になる素材です。

さらに編み物の中には下記のような生地があります。

〇スウェットスウェット
日本では、「トレーナー(trainer)」と呼ばれることが多い、裏地が起毛されたジャージーシャツ用で使われてた素材がスウェットです。

アメリカで大学のスポーツ選手がウォームアップ用の発汗着として用いられていたことからこのように呼ばれています。

スウェット(sweat)が汗を意味するように、吸湿性がありストレッチのある綿(コットン)素材のため着心地が良く動きやすい素材です。

ラフでスポーティーな印象になりますが、最も男性に馴染みがあり、着やすさを感じる素材感でしょう。
見た目はカジュアルな印象になります。

〇カットソーカットソー
カットソー(cut and sewn)は、カット(cut=切って)してソーン(sewn=縫う)のことで、あらゆるものがカットソーになりますが、アパレルアイテムでは、Tシャツや長袖Tシャツのことをカットソーアイテムと呼ばれることが多く、つまりTシャツのような薄手の生地です。

〇デニム
ジージャンの生地です。

〇ニット
ニットは編み物なので、いわゆるセーターの素材で作られたブルゾンということになります。

羽織るセーターという感じで、着用した際にはカーディガンに近い感覚になります。

3-3 インナーの着丈はブルゾンよりも短めにしよう

ブルゾンの中に着る、シャツやカットソーなどのインナーの着丈は、ブルゾンよりも短いものを選びましょう。

ブルゾン着丈

程度にもよりますが、インナーがブルゾンよりはみ出しているとバランス感が悪く野暮ったくなりますし、だらしなく見えてしまうことがあります。

4.ブルゾンとコーディネートするおすすめ6アイテム

男性専門パーソナルスタイリスト集団「ライフブランディング」がおすすめする、ブルゾンとコーディネートするために持っていて間違いない便利なアイテムをご紹介します。

4-1 カットソーやTシャツでカジュアル感を

シャツのように襟の付いていないアイテムをインナーとして用いると、カジュアルな雰囲気が醸し出せます。

ブルゾン×長袖カットソー

代表例は、カットソーとなります。

長袖カットソー

丸首やVネックが一般的です。少し地厚の長袖Tシャツのようなものです。

丸首は柔らかい印象に、Vネックはスッキリと男らしい印象になります。

4-2 爽やか色の襟付きシャツもインナーの定番

襟付きのシャツも、ブルゾンのインナーの定番のひとつであります。

カットソーやTシャツよりもかっちりとした印象が醸せ出せます。

シャツの色は、無地であれば白、青(水色)、淡いピンクなどが合わせやすくさわやかな印象となります。

白シャツ
シロシャツアップ

ブルーシャツ
ネイビーストライプシャツ×白チノパン

ピンクシャツ
ピンクシャツ×ベージュチノ

ちなみに、柄を入れるとカジュアル感が出てやわらかい印象になります。
定番的な柄としては、ストライプやウィンドウペーン、グラフチェック、ギンガムチェックなどでさらに印象を変えても良いです。

ストライプシャツ
シャツ ロンドンストライプ、ネイビー、襟型ワンピースワイド

ウインドウペーンシャツ
シャツ チェック ウィンドウペーン
ギンガムチェックシャツシャツ、ギンガムチェック

バリエーションが必要な際にはこのようなところから揃えていってみてください。

詳しいシャツのサイズ選び方はこちらをご参照ください。

関連記事

4-3 柔らかい印象を加える上品な薄手のニット

ライトグレーセーター×暗い色パンツ

ブルゾン×シャツ×黒セーター

黒セーターのみ

セーター(ニット、編み物)は年間通して上品な印象を醸し出してくれる最重要アイテムと言えます。
ゴワゴワ、チクチクすると想像している方が多く、取扱いも面倒ということで男性からは敬遠されがちなのですが、織り物と違って編み物は上品さが出しやすいです。さらには春夏であれば綿や麻、秋冬はウールなど季節によって素材を変えて行けば一年を通して使っていくことが出来るとても便利なアイテムと言えます。

画像のようなVネックセーターであれば、襟付きシャツの上に着ても良し、
インナーの上にカットソーのように直接着てしまっても良し、

まさに万能アイテムといえます。

4-4 パンツは細身のチノパンでバランスを良くする

パンツは細身で、素材は綿ベースのチノパンがジャケパンの代表格となります。

ドンキーブルゾン×Tシャツ×ライトベージュチノ

ニットブルゾン

色は明るい色であればベージュやライトグレーが一般的。
濃色であればチャコールやカーキ、黒といったところです。

ジャケットと色の濃淡を分けると全体バランス感が良く合わせもしやすくなりますので、ジャケットが濃紺などのような濃色であればチノパンはベージュといった明るい色目での組み合わせが定番的です。

さらに、ポリウレタンなどストレッチが入っていれば(1~5%程度)細身でも動きが取りやすくなります。

チノパン伸ばし

詳しいチノパンの選び方はこちらをご参照ください。

関連記事

4-5 上品「ジーンズ」との組み合わせ方

ブルゾン×長袖カットソー

ジーンズも合わせられます。
合わせるのであれば、濃いインディゴブルー(藍染め)で、色褪せやダメージなどが入っていないプレーンな生地のチノパン同様細身のジーンズが大人っぽさを出すには良いでしょう。

ライトカラーやダメージジーンズはカジュアル過ぎる印象になり、合わせも非常に難しいのであまりおすすめではありません。

また細身にする際に、ジーンズもストレッチが入った生地が使われたものもありますのでチェックしましょう。

4-6 靴は焦げ茶の革靴かレザースニーカーが合わせやすい

靴については革靴が鉄板で必須です。またカジュアルな印象を出す場合はレザースニーカーがオススメです。

レザーシューズ
レザーシューズ

レザースニーカー
レザースニーカー

革靴の形はシンプルなストレートチップかウィングチップで、細身に見えて鼻先が長めであれば、足元のかっこいいイメージが演出出来ます。

レザー(革)素材で色は黒かコゲチャですが、よりカチッと見せたいのであれば黒やや柔らかい印象を醸し出すのを狙うなら「コゲチャ」がおすすめとなります。

コゲチャは黒ほどカッチリになり過ぎず、適度に上品な柔らかさが演出できます。明るい色よりは濃い色目の方がより合わせもし易く、シャープな印象にもなるので足元を引き締めてくれますのでオススメと言えます。

詳しいシューズの選び方はこちらをご参照ください。

関連記事

5.ブルゾンを使ったおすすめコーディネート例

襟ありブルゾン×シャツ×薄手セーター×チャコールチノパン
ブルゾンコーデ1
インナーにも襟のあるシャツを選べばよりかっちりと大人っぽい印象に。さらにパープルの薄手のセーターを加えれば、コーディネートのアクセントにもなります。

ニットブルゾン×セーター×ジーパン
ニットブルゾン×ジーンズニットブルゾンにセーターを合わせて、ジーパンをコーディネートしたカジュアルスタイル。シンプルな中にも、袖にデザインがあるようなブルゾンは、さりげなくお洒落な印象になります。

ブルゾン×ボーダーカットソー×白パン
ブルゾンコーデ3
インナーをボーダーなどの柄物にすると、カジュアル感が増して親しみやすい印象に。さらに白パンを合わせると、春夏らしいさわやかな印象になります。

ブルゾン×ストール×ベージュチノパン
ブルゾン×ストール×ベージュチノ秋冬の時期には、ストールやマフラーを合わせることで防寒もできて、コーディネートのアクセントにもなり、お洒落な雰囲気に。

ストール・マフラーのおすすめ巻き方はこちらでご紹介しています。
防寒マフラーからモテマフラーに!「ミラノ巻き」を写真で徹底解説

【黒ジージャン×ネイビーカットソー×ベージュチノパン
黒ジージャン×サマーセーター×ベージュチノパン大人っぽくスマートな黒のジージャンにベージュのチノパンを合わせたコーディネート。インナーも暗い色にすることで、かっちりと男らしい印象になります。

黒ジージャン×ライトグレーセーター×ベージュチノパン
ジージャン×ライトグレーセーター×ベージュチノパンインナーの色を明るいグレーに変えるだけで、印象もかなり変わります。少し柔らかさも加わり、親しみやすい雰囲気になりました。

ライトグレージージャン×ラベンダーセーター×ベージュチノパン
グレージージャン×ラベンダーセーター×ベージュチノ
全体を明るい色でまとめたジージャンスタイル。爽やかで柔らかい雰囲気になります。アウターとインナーの色の組み合わせ方で、雰囲気作りを左右させることができます。

6.かっこいいブルゾンを買うためのおすすめショップ3選

カッコいいブルゾンを購入するためのショップをお伝えします。

大人な印象を出すために必要な要素が含まれたアイテムがある可能性が高いところです。

いずれのショップで購入されるにしても、必ず試着して、出来れば全身コーディネートしてお店の全身鏡で見ながら配色バランスやサイズ感などをチェックしてください。

6-1 「トゥモローランド」で流行、定番共に揃います

セレクトショップは量販店よりも少し価格は上がってきますが、自社製造あるいは海外からのインポート(輸入)商品などもあり、ブルゾンもあります。中でもトゥモローランドはレディスも幅広い年齢層に人気があり女性ウケも良いブランドでありますから押さえておくと良いでしょう。

6-2 じっくり選びたい派なら「イセタンメンズ」

東京新宿にあるデパートで地下1階から8階まで全て男性向けのアイテムが揃っています。そのため品揃え豊富でブルゾンを使ったコーディネートも可能です。
ブランド数も多く当然大人っぽいアイテムが豊富であります。「多くのものから選びたい!」という方にとっては最適ではないでしょうか。

ただし、売り場面積が大変広く、ブランドも多く混在しておりますので、ここから自分に合うものを探していく作業がちょっと大変かもしれません。時間に余裕を持ってじっくりと買い物に行かれることをオススメします。

6-3 自分で選べない男性はプロに任せよう!「ライフブランディング」

>>ライフブランディングのサイトはこちら<<

お店に行ったけれど、自分ではいいものが選べない・・・など洋服の買い物に悩まされた男性は利用してみてください。

男性専門でファッションコーディネートサービスを提供しており、これまで1万人以上の利用者がいます
ブルゾンの選び方や使い方を訪ねていらっしゃる男性もとても多いです。

ショップと少し異なるのは、まずカウンセリング(洋服を着るシーンやライフスタイルをヒアリング)を行い、サイズを計測してから最適なコーディネートをプロが選ぶという点です。それぞれの服選びにおけるお悩みをしっかりと把握した上で、それを解消できるご提案をするのが特徴です。

服選びに悩まされた際にはホームページの無料相談フォーム、あるいはフリーダイアル0120-470-460で電話無料相談が受けられます。

7.まとめ

いかがでしたでしょうか

今までブルゾンのサイズ感でしっくり来なかった方もこれで解消されるのではないでしょうか。

ブルゾンはサイズ感でガラッと印象が変わってしまうことがおわかり頂けたのではと思います。

カジュアルで気楽に着れるブルゾンは1着持っていて無駄ではないアイテムですし、選び方、着方を理解出来ればコーディネートの幅が広がりますね。

自分のベストなサイズ感で着ることで、さらにカッコ良くなりますので、これを機にマスターしてみてくださいね。

記事を読んでも、自分で出来ない方はプロに相談

ロジラボの記事を読んではみたものの、自分では難しそう・・・という方は、ぜひ、プロにお任せ下さい。ロジラボの記事を執筆している男性専門コーディネートサービス「ライフブランディング」があなたにふさわしい服装をご提案します。無駄な時間や労力を使わずに印象アップさせましょう。

・自分に合う服装が分からない
・せっかく買ったのに全然着ていない洋服がある
・どのお店で何を買っていいか分からない
・服装がいつもワンパターンな気がする・・・
・女性に好印象の服装が知りたい

ライフブランディングは、17年以上に渡って1万人以上の男性の服装のサポートをしてきた、男性専門ファッションコーディネートサービスのパイオニアです。
婚活やビジネス、デートなどの大切なシーンに合わせて、最もあなたにふさわしい服装のご提案から、アイテムのご用意までを代行します。