パーソナルスタイリストというサービスを耳にしたことがあるけれど、何となく女性向けっぽい…。メンズ専用のパーソナルスタイリストサービスもあるんだろうか…?
ファッションにはあまり自信がないけど、オシャレな人が使うサービスじゃないのかな?
そんな疑問を持ちながら、このページをご覧になっている方もいるでしょう。
個人向けにファッションコーディネートサービスを提供するパーソナルスタイリストには、「男性専門」、「女性専門」、「男女どちらも対応」など様々な形態が存在します。
グーグルで「パーソナルスタイリスト」と検索すると、150万件以上も検索結果が出てくる昨今、その中から自分に合った最適なパーソナルスタイリストに依頼をするのは、かなり難しいでしょう。
今回は、メンズ専門のパーソナルスタイリストとして、17年以上の経歴を持ち、1万人以上の顧客を持つ筆者が自らの経験を踏まえ、初心者にも安心な、最適なメンズ向けのパーソナルスタイリストの選び方について解説します。
メンズ向けパーソナルスタイリストサービスがどんな人に向いていて、受けるとどんなメリットがあるのか、また、サービスを選ぶ際の基準などをまとめていきます。
ご自身にとってベストなメンズ向けパーソナルスタイリストを選び、依頼をする際に、ぜひ参考にしてみてください。
目次
1.メンズ向けパーソナルスタイリストとは?
1-1 メンズ向けパーソナルスタイリストは専門性が高い
「一般個人向けにスタイリングサービスを提供する人」であるパーソナルスタイリスト。このパーソナルスタイリストには、メンズ専門として、男性のお客様にターゲットを絞ってサービスを提供している人もいます。
その理由の一つに、メンズファッションとレディースファッションでは、かなり大きな違いがあり、専門性が必要になるということが挙げられます。
例えば、以下のような違いがあります。
・男性は女性と比較して、ビジネスでスーツを着ることが多い
・レディースファッションはデザインや色・柄が豊富にあるが、メンズカジュアルの洋服はデザインがベーシックな物が多く、流行もそれ程ないため、選ぶ際にサイズや素材など専門性がより求められる
従って、メンズ専門のパーソナルスタイリストはメンズのみを扱っているため専門性が高い人が多いです。
ちなみに、私は独立前に伊勢丹メンズ館でバイヤーをしていましたが、バイヤーが買い付けをする時に、女性ファッションはトレンド・流行が重要なのに対し、男性ファッションはこだわりやウンチクが重要だと言われます。
そのため、実はデパートやセレクトショップでは、バイヤーや販売スタッフはメンズ担当とレディース担当は完全に分かれている所がほとんどです。
このように考えると、パーソナルスタイリストもメンズ、レディース向けと対象となるお客様が分かれるのも必然と言えます。
そして男性であれば、男女両方を対象にしたパーソナルスタイリストサービスよりも、メンズ向けのパーソナルスタイリストサービスを選んだ方が、専門性の高いサービスを受けられます。
1-2 メンズ向けパーソナルスタイリストに依頼した事例
では、メンズ向けパーソナルスタイリストにスタイリングの依頼をすると、どのようになれるのでしょうか。
実際に依頼をされた方の一例をご紹介しましょう。
30代銀行員のAさんは、婚活がなかなかうまくいかず、服装にも何か原因があるかもしれない…と思われて依頼をされました。ファッションにはもともとあまり興味がなく、自分で買い物に行くのも苦手で、いつも自分の着心地のいいものを何となく選んで着ていたため、サイズがだぼっとした服装で、実際のご年齢よりも若く見えてしまう印象でした。
利用後、サイズの合った大人っぽい落ち着いた着こなしになり、自分にも自信が持てたと同時に、お見合いも目に見えて次につながるようになっていったそうです。服装がこんなにも大事だったとは、実際に服装を変えてみて初めて分かったと、ご自身でも驚かれていました。
もうお一方はこちら。
30代自営業のBさんは、これまでファッションに無頓着で、何を着ていいかわからずにマネキンのコーディネートをそのまま購入して着ていました。35歳になり婚活を始めたものの、年相応の格好がわからなかったので依頼されました。かつてはネット通販で服を買うことも多かったようですが、なかなかサイズが合わずに悩まれていました。
ジャストサイズのものを探すのが難しく、オーダーも含めご提案し、購入頂いたジャケットを長く着て頂けています。結果、ご自身でも服装に対する不安がなくなったそうです。
婚活でアパレルの仕事をしている女性と話をされた際に、ご自身のファッションを大絶賛されて、思った以上の反応にうれしくなりました、というありがたいお声も頂戴しました。
上記は、「婚活」をきっかけに利用されたケースではありますが、このように自分に最適なパーソナルスタイリストを選び、依頼をすることは、プライベートや仕事での目標達成に一役買ってくれるに違いありません。
2.メンズ向けパーソナルスタイリストサービスはこんな男性におすすめ
2-1 洋服選びが苦手な男性
1-2でご紹介した事例のように、メンズ向けのパーソナルスタイリストサービスは「ファッションにあまり興味がなく、洋服選びが苦手な男性」に、特にオススメです。
メンズファッションに精通したパーソナルスタイリストが、その人に最適な服装を効率的に用意し、提案してくれるため、自分で試行錯誤しながら服装選びをするよりもかなり時間と労力を削減できます。
買い物のプロセスはプロの力を借りることで、依頼した方は結果だけを最短で得られるのです。
2-2 女性からのイメージをアップさせたい男性
メンズパーソナルスタイリストサービスを利用することは、女性からのイメージをアップするのにも役立ちます。
もともと男性は、洋服を選ぶ際に自分の着心地や動きやすさなどを重視する傾向にあります。一方で、女性は、常に相手にどのような印象を与えるかということを考えながら、メイクや服装を選ぶ方が多いです。そのため、女性は人の服装などに対しても、とてもシビアな目を持っています。
婚活やデート、女性との飲み会などで女性からの印象を上げたい時に、ファッションにはあまり興味のない男性が、自分だけで女性に好印象の洋服を選ぶことはとても難易度の高いことです。
女性が、男性のどのような服装に好印象を抱くのかについては、いくつかポイントがあります。メンズ専門のパーソナルスタイリストは、そういったケースのご相談を承ることが多く、そのポイント押さえながらコーディネート提案をすることを得意としています。
以上の理由から、ファッションにはあまり興味がなくて、買い物に行く時間もなかなか取れないけれど、「デート」や「婚活」で女性からのイメージを上げる必要が出てきた場合には、ぜひメンズ向けパーソナルスタイリストの利用をおすすめします。
3.メンズ向けパーソナルスタイリストのサービスの流れと金額
3-1 メンズ向けパーソナルスタイリストサービスの2つの形態
パーソナルスタイリストがサービスを提供する方法として、「サロン型」と「同行ショッピング型」の大きく2つの形態があります。
以下に簡単に特徴をまとめます。
<サロン型>
専用サロンの個室で1対1でコンサルティングを受ける形です。そこでヒアリングした内容や採寸したデータをもとに、スタイリストが後日お客様に最適なアイテムを用意して、コーディネート提案をしてくれるのが特徴です。
お客様は、用意されたものの中から、気に入ったものを購入できます。
サロン型の場合、お客様がスタイリストと一緒にお店を回る必要がないため、買い物をすること自体が苦手だったり、ストレスに感じる方には適したサービスです。最低限の時間と労力で結果を得たいという方に向いています。
<同行ショッピング型>
カフェやレンタル会議室などでヒアリングを行って方向性を決めた後は、スタイリストとお客様が一緒にいくつかのお店を見て回りながら、必要なアイテムを揃えていくのが特徴です。
現在の日本ではメンズ向けパーソナルスタイリストのほとんどが同行ショッピング型のサービスとなっています。
スタイリストと一緒に買い物をするのは人目が気になるという方にとっては恥ずかしく感じることもあるかもしれませんが、買い物をする過程も一緒に楽しみたい、体験してみたいという方には向いているサービスです。
ただし、サロン型のように一ヶ所で全てのアイテムが揃うわけではなく、ジャケットとパンツはこのお店、シャツや靴はこのお店・・・というように、時間や労力はかかってしまう点には注意が必要です。
3-2 「サロン型」と「同行ショッピング型」のサービスの流れと金額
「サロン型」と「同行ショッピング型」の2つの形態のサービスの流れと金額についておおまかにまとめていきます。
<サロン型のサービスの流れ・金額>
1.電話か問い合わせフォームで申込み
(※最初のステップとして無料で電話相談ができることが多いです)
2.サロンに来店後、ヒアリングや採寸、サンプルを使ってのコーディネート
3.改善点のポイントの解説とともに、必要なアイテムをピックアップ、お見積り作成。
希望者には、後日、実際に最適なアイテムを用意してくれます。
ここまでで、90分5,000円~10,000円という価格帯となっています。延長料金はとらないところが多いようです。
アイテムの購入を希望される場合には、別途アイテム代とともに、サービス料金がアイテム代金の15%かかってきます。
アイテム代はどこで買い物をするか、何点揃えるかによって変わってきますが、大体はセレクトショップやデパートで用意をされることが多いようです。
ただし、「サロン型」の場合はスタイリストが後日アイテムを用意するため、事前に予算感のすり合わせもしっかりと実施してくれるので安心です。
<同行ショッピング型のサービスの流れ・金額>
1.電話か問い合わせフォームで申込み
2.待ち合わせをして、カフェや会議室で方向性のすり合わせ
3.実際にお店を見て回りながら、コーディネート、アイテム購入
ここまでで、大体3時間~5時間で1時間10,000円~20,000円位のところが多いようです。さらに時間が伸びてしまった際には延長料金がかかるところも多いようです。
やはり、それ以外にアイテム代金が必要になってきます。
利用するお店は、サロン型と同じようにセレクトショップやデパートなどが多いようです。
また、「サロン型」「同行ショッピング型」ともに、対象のお客様を経営者などのエグゼクティブ層に特化したパーソナルスタイリストなどがあったり、依頼するスタイリストの経験値によっては、料金設定が高くなっていることがあるので、パーソナルスタイリストを選んだり、依頼する際には注意しましょう。依頼をしたいサービスを見つけた際に不明点などがあれば、事前にHPやお電話にて確認してみるようにしましょう。
4.メンズ向けパーソナルスタイリストの選び方の基準
4章では、数多くあるメンズ向けパーソナルスタイリストの中で、自分に最適なサービスを選ぶための、選び方の基準についてお伝えします。
以下の3つのポイントに沿って選んでみましょう。
4-1 スタイリストの経歴を確認する
パーソナルスタイリストの「経歴」を確認することによって、そのスタイリストの専門性をチェックすることができます。
というのも、パーソナルスタイリストになるためには公的な資格が必要ないため、それぞれのパーソナルスタイリストがどのようなスキルを持っているのかは、資格以外の部分で判断しなければなりません。
メンズにおける専門性が高いと言える経歴は「メンズファッション業界において、実際異にお客様と接する機会があった」方です。
ファッションとは全く関連のない、マナー講師やセミナー講師、主婦の方などがファッションについて学校やご自身で学ばれて、パーソナルスタイリストサービスをされているケースも少なくありません。
しかし、実際にメンズファッション業界に身を置き、販売スタッフ、バイヤーなどとして店頭で接客をする経験があった方は、メンズファッションについての専門性が高いだけではなく、お客様の要望にお応えする機会が多いため、お客様の立場に立って、彼らに最適なコーディネート提案をしようとする意識が高い傾向にあります。
同じファッション業界でも、雑誌のスタイリスト、デザイナーなどの経験者は、実際にお客様と接することが少ないため、お客様の要望を直接理解する頻度は少なくなります。
自分の好きなファッションセンスを認めてもらいたい、という気持ちが強すぎると、お客様のニーズに応えるという意識が低くなって、パーソナルスタイリストとしてはいいサービスが提供できなくなってしまいます。
4-2 コーディネート事例を確認する
実績があるパーソナルスタイリストサービスの場合、ホームページを見るとコーディネート事例が何例か掲載されています。コーディネート事例には各パーソナルスタイリストの差が一番出ます。
コーディネート事例を確認する際には、以下の2つについてチェックしましょう。
・コーディネート事例の数
・コーディネート事例のイメージ、テイスト
まず、コーディネート事例の数についてですが、経験が豊富なパーソナルスタイリストであるほどその数は多いです。目安としては、10以上のコーディネート事例があるスタイリストであれば、安心して任せられるでしょう。
次に、コーディネート事例のイメージやテイストを確認しましょう。自分がそのようなテイストの服を着ることに抵抗がないかどうかも大事なポイントです。
ファッション雑誌に出てくるコーディネートのようで、自分で着るのは恥ずかしいと感じたり、派手すぎる、若すぎるなど違和感を覚えるところは避けた方がいいでしょう。
もし、コーディネート事例を見ても良いかどうか判断ができない場合は、なるべくベーシックなコーディネートをしているところを選ぶといいです。
コーディネート事例には、パーソナルスタイリストの好みが強く出ることがあります。
パーソナルスタイリストはファッション好きな人が多く、ベーシックな物よりも、よりオシャレに見える物を好む傾向があるため、コーディネート事例もオシャレすぎる印象になることがあるのです。芸能人やモデルなどではない一般の人が、そういう物を身につけると、やり過ぎてしまう可能性があるので注意をしましょう。
本来はお客様の要望にあったコーディネート提案をするのが、パーソナルスタイリストの役目と考えますが、自分が好きな服をお客様に提案するパーソナルスタイリストもいます。
パーソナルスタイリスト本人のプロフィール写真などが掲載されていれば、合わせて確認をして、コーディネート事例の写真と見比べてみてください。どちらともが自分にとってはオシャレすぎると感じる場合は、スタイリスト自身の好みを強く押し出した提案になる可能性が高いので、注意しましょう。
4-3 「サロン型」か「同行ショッピング型」かを確認する
最後に、「サロン型」か「同行ショッピング型」かも確認することをお忘れなく。前述した通り、ファッションにあまり興味がなく、洋服の買い物にストレスを感じる方であれば、迷わず「サロン型」を選びましょう。
そういった方が「同行ショッピング型」を選んだ場合、誰かと一緒にお店を回りながら服を選んでもらっている姿を人目にさらすのに抵抗を覚えたり、買い物の過程に時間をかけることにストレスを感じる可能性が高いです。
何よりも、「サロン型」であれば、一ヶ所でヒアリングからコーディネート、購入まですべてのステップが完了し、効率的に結果だけを手に入れることができます。
また、「サロン型」の場合、洋服などを購入するかどうかは初回のサービスを受けてから決められます。
ですから、まずは初回のコンサルティング代金も1万円以内くらいで収まる「サロン型」で初回サービスを受けてから、実際洋服をどこで購入するかを考えてみるというのも一つの手かもしれません。
5.おすすめのメンズ向けパーソナルスタイリストサービスはライフブランディング
婚活やデートを控えているけれど、ファッションにはあまり興味がなく、買い物に行く時間もないという男性は、ぜひ、私たち「ライフブランディング」にご依頼ください。
私たちは今年で創業17年目を迎える、業界でも圧倒的なコーディネート実績を持つ「サロン型」のメンズパーソナルスタイリストサービスです。
中でも、婚活やデートで女性からの印象をアップさせたいというお客様からのご依頼をかなり多く頂いており、女性から好印象を持たれる服装は熟知していると自負しております!
以下、私たちが他のサービスとは異なる特徴もまとめてみました。
・創業17年目、業界のパイオニアとしてコーディネート実績が1万人以上で最大級
・代表が元伊勢丹メンズ館のバイヤーなのを始め、各スタッフも全員男性でファッション業界出身者
・婚活、デート、パーティー、ビジネス、飲み会、同窓会など、多くのシーンでのコーディネート実績がある
・テレビや雑誌、新聞など豊富なメディア掲載実績がある
日本では数少ない「サロン型」のメンズ専門のパーソナルスタイリストとして、メンズファッションのプロフェッショナルが、専門性の高いサービスを提供させて頂いております。
実際にお越しになられたお客様からは、洋服選びの基礎を学べるうえに、サロン一ヶ所でカジュアル・ビジネススタイルから鞄・靴・ベルトなどの雑貨まで揃うのでとてもラクというありがたいお声をよく頂戴します。
電話での無料相談も承っておりますので、ご興味を持って頂けた場合には、ぜひホームページをご覧の上、フリーダイヤルもしくは問い合わせフォームからお気軽にお問合せくださいね。
6.まとめ
ここまで、メンズファッションにおける専門性が高い、メンズ向けのパーソナルスタイリストの特徴についてまとめてきました。ファッションにあまり興味がなく、苦手意識の強い多くの男性には最適なサービスであることがご理解いただけたのではないでしょうか。
さらに、婚活やデートなどで、女性からの印象をアップさせたい方には特に向いているサービスです。
女性からのイメージアップのためには、いつもとは少し違う考え方で洋服を選ぶ必要がありますが、ポイントさえ押さえてしまえば、そんなに難しいことではありません。
まずは、自分本位ではなく、その服装だと相手からどのような印象を持たれるだろうか、という視点を持つことが大切です。
「サロン型」のメンズ向けパーソナルスタイリストサービスではそのコツを教えてもらえる上に、最短であなたに最適な服装を手に入れることができます。
ぜひ、この記事をきっかけに、「メンズ向けパーソナルスタイリストに依頼してみたい」と思って頂き、ぴったりなサービスを選ぶ上で参考にして頂けたら幸いです。