「気温5度の寒い時期に最適な服装は何だろう?」
天気予報で5度と聞くと、誰しも寒いのは間違いないと思うでしょうが、どの程度の上着を選べばよいのか、どの種類の服装を選べば快適に過ごせるのか分からない男性は多いです。
気温5度を計測するのは、東京だと12月から3月初旬、北日本で11月から4月中旬にかけての冬から春先にかけての気温です。
この冬から春先にかけての季節で服装選びを失敗しないためにも、「気温5度」を「最高気温・平均気温・最低気温」に分けて考えることで、安心して服選びができて快適に過ごすことができます。
例えば、
「最高5度」は、東北地方の2月中旬から3月初旬、12月の真冬の時期なので、厚手のコートに厚手のセーター、マフラーや手袋を加えた防寒対策が必須です。
「平均5度」は、東京だと1月中旬から2月の冬の時期なので、厚手のコートに厚手のセーターは欠かせません。
「最低5度」は、東京だと12月初旬や3月初旬といった冬の立ち上がりや春先の気温なので、厚手のコートを軸に、インナーで温度調整するコーディネートになります。
このように、「気温5度」を「最高気温・平均気温・最低気温」でみるかによって、服装に悩む男性皆さんも安心して選ぶことが出来て、寒い時期でも快適に過ごすことができるでしょう。
この記事では男性専門のプロのスタイリストが、参考となるコーディネート画像を交えながら分かりやすく解説しますので、気温5度の服装をマスターして頂き、寒い冬の着こなしを覚えてください。
“気象庁のデータを元にして記事を作成しています”
気象庁のホームページには過去30年の東京の月別の最高気温や最低気温などの平均データが掲載されており、以下でご説明する内容はそのデータをもとにしています。
また、他のページには、その他の都市の気温や、過去100年以上気温のデータなどもありますので、参考にしてみて下さい。
【データを元にグラフ化したもの】
そして、日毎の気温のデータについては、以下のサイトで1960年代以降の毎日の天気とともに、最高気温と最低気温が簡単に確認できます。明日以降の服装を考える際などには参考になると思います。
目次
1.「最高気温・平均気温・最低気温」の5度別にメンズ向けの服装を選ぼう
「気温5度」の服装を選ぶ際は、その気温が「最高」「平均」「最低」のどこを示しているかを把握することがポイントになります。
「最高気温5度」の場合は、東北地方の真冬の時期なので、とにかく防寒対策をしっかりとする必要があります。
東京だと、このくらい気温が冷えることはまれですが、一年に数日はあるので、適切な対策を取らないと体調を崩しかねません。
【代表コーディネート:ダウンジャケットコーデ】
「平均気温5度」の場合は、東京だと1月中旬から2月の冬の時期です。真冬の入口と出口になりやすい気温で、厚手のコートは必須です。
「代表コーディネート:袖ニットブルゾン】
「最低気温5度」の場合は、12月初旬や3月初旬といった冬の立ち上がりや春先の気温なので、厚手の羽織物を軸に、インナーで温度調整するコーディネートになります。
日中の気温が10度以上になると、暑がりの男性の場合、厚手のコートでは暖かく感じて脱ぎたくなる方もいるので、コートもしくは、中のインナーの厚みを調節するなどしてください。
【代表コーディネート:レザーコート】
(参照:out fittren)
このように、気温5度といっても、「最高気温・平均気温・最低気温」によって服装の種類は変わることを覚えておきましょう。
タイミングで服装を変えることで快適に過ごすことができます。
2.「最高気温5度」おすすめアイテム別・メンズ向け服装例
「最高気温5度」は1月中旬から2月の真冬の時期なので、体調管理も兼ねて、しっかりとした防寒対策が必須です。
そして、肝は「コート」であり、その「コートに合わせるアイテム」にも気を配るようにしてください。
2−1 「ダウンコート」は細身シルエットを意識して
軽くて暖かい「ダウンコート」は、野暮ったい印象にならないように、細身のシルエットを意識して選ぶようにしましょう。
【①:ダウンジャケット×タートルネックセーター】
(参照:zozo)
ダウンのサイズ感は細身を意識して選びつつ、インナーに厚みのあるタートルネックセーターを合わせたシックなコーディネートです。全体的に暗めのコーディネートになりやすい寒い冬の時期は、足元にホワイトスニーカーを合わせてバランスを整えましょう。
2−2 「ステンカラーコート」は冬場のオールマイティアイテム(ONOFF兼用)
一枚でどのシーンも賄えるステンカラーコートはとりあえずあれば安心のアイテムです。
【②:ステンカラーコート×スーツ×マフラー】
(参照:zozo)
膝丈上のステンカラーコートは、スーツやジャケットスタイルの上から着れますし、スラックスやチノパンと合わせたキレイ目カジュアルとしても利用できるオールマイティなアイテムです。首元にはウール素材のマフラーを巻けば、防寒対策もバッチリです。
2−3 「ダッフルコート」は大振りなフードでカジュアル感◎
ゆったりとしたフードのついたダッフルコードは真冬のカジュアルスタイルに好印象です。
【③:ダッフルコート×厚手セーター】
(参照:zozo)
ウール素材でキャメルカラーのダッフルコートに、厚手のウールセーターを合わせたてウォーム感を演出。
合わせるジーンズも細身のシルエットにすることで上下の統一感が生まれて、真冬の大人カジュアルコーディネートが完成します。
2−4 「マフラー×手袋」防寒しながらオシャレのアクセント
最高気温5度の外出では、マフラーと手袋は必須の防寒アイテムとも言えます。
【④:カミシアマフラー】
(参照:ATLUCK)
カシミア素材のマフラーは軽くて暖かくてチクチクしないので、マフラーが苦手な男性でも手に取りやすいアイテムです。
コーディネートしやすい1枚を選ぶなら、暗めの無地カラーが良いでしょう。色鮮やかなチェック柄は男性の場合、オシャレになりすぎるため、柄を選ぶ時はブラックチェックなど落ち着いた柄を選ぶと良いでしょう。
【⑤:レザーグローブ】(参照:OTOKOMAE)
真冬でも暖かく、大人っぽい印象に映るレザーグローブは最高気温5度の世界では必須アイテムと言えます。
室内に入ると外すことから、コートのポケット、バッグの中など一定の置く場所を決めておくと無くすこともありません。
2−5 「厚手パンツ(コーデュロイなど)」でズボンにも抜かり無く
最高気温5度の寒さ対策として、パンツ(ズボン)も抜かり無く選びましょう。
【⑥:コーデュロイパンツ】
(参照:swing)
厚みのある生地に凹凸の畝が特徴的なコーデュロイパンツは冬に適したパンツです。
最近では、ストレッチの効いたポリウレタンやポリエステルといった合繊繊維の糸を使った素材もあるので、スッキリとした細身のシルエットで穿くことが出来ます。
3.「平均気温5度」おすすめアイテム別・メンズ向け服装例
「平均気温5度」は、東京だと12月中旬から1月中旬の気温です。主に真冬の入口と出口の気温になるので、厚手のコートは必須です。
コートのインナーには「厚みのセーター」を合わせて防寒性をしっかり考慮しましょう。
3−1 「チェスターコート」はスタイリッシュな襟元で大人の印象に
スタイリッシュな襟が印象的な「チェスターコート」を羽織って、冬でも大人っぽくコーディネートしましょう。
【⑦:チェスターコート×厚手セーター】
(参照:Men’s code collection)
温かみのあるウール素材のチェスターコートに、厚みのタートルネックセーターを合わせた冬のコーディネートです。
コートのカッチリした印象も足元にスニーカーを合わせることで適度にカジュアル感を演出することが出来ます。
3−2 「ニットブルゾンコート」は真冬のアクティブデートシーンに最適
冬にアクティブなデートシーンや、家族でお出掛けする際には、「ニットブルゾンコートがお勧めです。
【⑧:袖ニットブルゾンコート】ニットで編んだウール素材のコートは、伸縮性も富んでいるのと細身でも楽に着ることが出来るので、スタイリッシュに着こなすことが出来ます。
3−3 「Pコート」はサイズ感に要注意
学生から大人まで色んな世代が着れる「Pコート」こそ、サイズ感に注意して選びましょう。
【⑨:Pコート】
機能性も重視していることからゆったりしたサイズ感のPコートも多いのですが、見幅がスッキリしたタイプを選ぶと大人っぽく着こなすことができます。
3−4 「ブーツ」で足下から防寒対策&オシャレ感を醸し出そう
「ブーツ」は足元から防寒対策も兼ねたオシャレアイテムです。
【⑩:サイドゴアブーツ】
【⑪:チャッカブーツ】
いずれもくるぶしまで覆うので保温性はもちろん、スマート感も演出してくれるスッキリとしたブーツです。
ビジネス用としてブーツを検討される場合は、チャッカブーツや、両サイドにゴムが入って脱ぎ履きしやすいサイドゴアブーツがおすすめです。
3−5 「紡毛セーター」で暖かくて温かみを感じさせよう
冬の寒い気温は紡毛セーターで着て暖かく、見た目も暖かい印象にすることがポイントです。
【⑫:紡毛セーター】
襟元にデザイン性のあるセーターは室内で、1枚で着ても映えるコーディネートです。
シャツ襟を加えてカッチリさせることが出来ますし、襟無しスタイルでカジュアルな印象に着こなすことも出来ます。
4.「最低気温5度」おすすめコート別・メンズ向け服装例
「最低気温5度」の場合は、11月下旬や3月初旬といった冬の立ち上がりや春先の気温なので、厚手の羽織物を軸に、インナーで温度調整するコーディネートになります。
日中とで気温差が10度以上あがると、暑がりの男性の場合、コートでは暑く感じて脱ぎたくなる方もいるので、コートもしくは、中のインナーの厚みを調節しましょう。
4−1 「クルーセーター」で柔らかく温かい印象へ
「クルーネックセーター」は見た目の印象が柔らかく温かみのある印象になります。
【⑬:クルーネックセーター】クルーネックは襟元が曲線になることから柔らかい印象になります。
太い糸の毛足を掻いた紡毛シャギードッグセーターから細い糸で編んだ梳毛セーターまで、同じクルーネックでも見た目の印象は変わります。
4−2 「Vネックセーター+シャツ」でスッキリと大人っぽく
「Vネックセーターに襟付きシャツ」を合わせた着こなしは、スッキリと大人っぽい印象になります。
【⑭:Vネックセーター+襟付きシャツ】Vネックは首元が曲線になることから、スッキリと落ち着いた印象になります。
5度の寒い気温でも、シャツと合わせることで着膨れすることなく大人っぽい印象の着こなしになります。
4−3 「レザーコート」でスッキリと
気温5度の真冬こそ、「レザーコート」をスッキリと着こなしましょう。
【⑮:レザーコート】
(参照:out fittren)
寒い冬の時期でも気を抜かずにオシャレをしたい男性は、レザージャケットがおすすめです。
インナーに温かいセーターとシャツを合わせてシックに大人っぽく着こなしましょう。
4−4 「冬用ジャケット(フランネル・ツィード)」でカッチリと大人っぽく
真冬の気温に着るジャケットは厚手のフランネル素材・ツィード素材といった冬用ジャケットで防寒対策をしっかり備えましょう。
【⑯:ツイードジャケット×セーター×グレーパンツ】
(参照:liter)
しっかりした生地の厚みがあるウール素材のツィードジャケットを使ったジャケパンコーディネートです。
冬は重たい印象になりやすいので、インナーや靴に明るい色を足して軽い雰囲気にすると全体も明るくなります。
【⑰:フランネルジャケット×ダウンベスト×チノパン】(参照:fashion freaks)
厚みのあるウール素材のフランネルジャケットはウォーム感を感じさせるジャケパンスタイルです。
寒さが気になる人はインナーに薄手のダウンベストを合わせてみましょう。
4−5 「フリースジャケット」はアウトドアシーンにおすすめ
アウトドアや外でのアクティブシーンでは「フリースジャケット」がおすすめです。
【⑱:フリースジャケット】
(参照:Men’s code collection)
毛足が長くボリューミーなシルエットのフリースジャケットは、パンツのシルエットを細身にすることで大人っぽい冬のカジュアル着こなしに昇華することができます。
5.【気温5度】のメンズ向けの服装を買うならこの店!おすすめ3選
5−1 「トゥモローランド」で気温とオシャレに気を使ったコーディネート
渋谷、新宿、丸の内、名古屋、大阪、京都やその他大都市にあります。アイテムのバリエーションも豊富で、キレイ目で大人っぽい服が多くあります。
最高気温5度で着るコートやマフラー、手袋などの真冬で使えるアイテムから、平均気温5度で着る羽織物や、厚手セーター、最低気温5度で着るセーターや羽織物など、時期や気温に合わせてコーディネートが出来るように取り揃えているので、よく吟味して選んでみて下さいね。
駅近辺のファッションビルや繁華街に路面店を展開していることから、実際に自分の目で見てしっかりと選びたい方におすすめです。
5−2 「伊勢丹メンズ館」で気温に合わせたものをトータルで揃える
伊勢丹メンズ館
新宿にあるデパートで、地下1階から8階まで全て男性向けのアイテムが揃っています。
日本最大級の品揃えの豊富さなので、コート、ジャケット、セーター、シャツ、ブルゾン、パーカー、カーディガンなど「気温5度」で着るべきメンズファッションアイテムは時期に応じて全て揃います。
全館見て回るだけでもかなりの時間を有しますので、日頃からオシャレを楽しむ機会の多い男性であれば、ショッピングを楽しむことが出来るでしょう。
ふだんカジュアル量販店で買う機会の多い初心者~中級者の方の場合、行くべきお店がわかり辛い可能性が高いのと、価格設定が大きいことから注意が必要です。
5−3 「ライフブランディング」は自分で選ぶことが難しい方に最適
弊社は男性専門の個人向けファッションコーディネートサービスを提供しています。今まで1万人以上のお客さまのコーディネートのお手伝いをしてきました。
それぞれのお客さまの状況をヒアリングした上で、最適な服や雑貨を提案しますので、一般的なお店だと自分ではなかなか決められないという方におすすめです。
特に【気温5度】の時期は服装を間違えてしまうと、快適に過ごすことが難しいので自分で買うのは自信がないという場合には、ぜひ私たちにお任せ下さい。
また、一人一人の着て行くシーンやサイズが違うことも難しさの原因の一つ。ジャストサイズを選ぶには、自分の体型の特徴を知る必要があります。私たちは、お客さま一人一人のサイズを測り、そのサイズを基にプロが最適な洋服を選びます。
気温に合わせたファッションで迷った時には、ぜひお気軽にご連絡下さい。無料相談も承っています。
6.気温5度の服装を選ぶ・メンズおすすめ通販ショップ【BEST3】
服装選びはサイズが重要なため、デートなど重要なシーンで着る場合は、お店で試着をして選ぶことをおすすめします。とはいうものの、「お店に行く時間がない!」「そもそもお店が近くには無い!」という方もいるでしょう。その場合はネットで購入するのも一つの手でしょう。
6章では、そんな方のために、おすすめの通販ショップ【BEST3】をご紹介します。
【BEST1】「マネキン買い」で失敗知らず!メンズファッションプラス
やりすぎない、失敗しない無難な男服をコンセプトに、ファッション初心者でも気軽に買える「マネキン買い」が可能。コーディネート写真でいいなと思ったアイテムが一式で購入できてしまうのでラク!
【BEST2】「大人っぽいきれいめアイテム」ならスプートニクス
こちらも大人っぽくキレイめなアイテムが揃います。アイテムの種類が豊富で、選びやすいのも特徴。
【BEST3】厳選アイテムで初心者も買い物しやすいDcollection
シンプルでベーシックなアイテムが厳選された通販ショップです。ファッション初心者向けにファッションが学べるメディアやコーディネート例も豊富にあるので、ファッションがあまり得意でない方にもやさしい通販サイトです。
7.まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は気温5度で着る服装を、「最高気温・平均気温・最低気温」に分けて考えることで、快適に過ごすための服装を紹介しました。
気温5度は、東京では真冬の気温にあたるので、服装を間違えて体調を崩してしまったり、自分の服装から周りの人へ寒々しい印象を与えないように注意が必要です。
今回紹介した分け方をマスターできれば、皆さんもそれぞれの気温に合わせたコーディネートができるようになります。
そして、自分が快適に過ごせるだけでなく、周りからも「季節感のある服装を、意識してしているよね」と褒められること間違いないでしょう。