
セミナー当日は、「ビジネスカジュアルやノーネクタイ」でOKです。
と言われたが、はたしてどのような服装にすれば間違いないのだろうか?
よくビジネス上の研修や会合、打ち合わせやセミナーなどでこのような指定の際にちょっと悩んでしまうという方も多いのではないでしょうか?
クールビズが定着して、ノージャケットノーネクタイが夏場では定番スタイルとなり、秋冬もそのままでむしろ一年を通すとノーネクタイの方が長いという方も珍しくありません。
ただし、一方ではノーネクタイはあまりカッコいい印象を持たれ難いスタイルでもあります。
今回はビジネスカジュアルあるいはノーネクタイにスタイルについてご紹介致します。
必要なのは、職場のドレスコードやあなたのワークスタイルに合わせつつ、ビジネスにおいて場や相手に対して失礼にならないようにすることです。
この記事を参考にしていただければ、仕事の打ち合わせや会合、セミナーなどの場においてビジネスカジュアルやノーネクタイで間違いはなく、尚且つ印象を引き上げるイメージを演出することが出来ます。
目次
1. ビジネスカジュアルでノーネクタイにするのはアリかナシか?
ビジネスカジュアルでノーネクタイにすることはアリです。
ただし、職場のドレスコードおよび相手に失礼が無いかどうかで考えるべきです。
例えば、打ち合わせの相手が目上でネクタイをしている時は、自分もネクタイするなどという配慮は必要です。
職場のドレスコードや行く場所、会う相手によってコーディネートやビジネスカジュアルの程度を変えていくということです。
ビジネスカジュアルの定義は会社ごとで異なりますから、しっかりと把握しておきましょう。
その上でまず、代表的なビジネスカジュアルはこの3種類となります。
代表的なビジネスカジュアル
① ワイシャツ×ジャケット×チノパン
② ワイシャツ×ジャケット×ウールスラックス
③ スーツ
① →③の順にかっちりした印象が強くなります。
これらをどのように場に合わせてコーディネートしていくかで考えていくということです。
それではコーディネート事例をご紹介します。
2. ビジネスカジュアルのノーネクタイコーディネート方法
ノーネクタイのコーディネート例をいくつか挙げてみます。
ポイントはネクタイ無しでもだらしなく見えずに、凛々しく上品さを醸し出せるかどうかです。
2-1 研修や会合、打ち合わせなどのノーネクタイスタイル
ビジネスカジュアルでノーネクタイあれば、ジャケット×チノパンの出番が一番多くなるでしょう。
【ネイビーウールジャケット×白シャツ×チノパン】
【グレーウールジャケット×シャツ×カーキチノパン】
【グレーウールジャケット×ストライプシャツ×チノパン】
ビジネスカジュアルの代表的なコーディネートとなります。
ウールのかっちりとした印象のジャケット、襟の高さがあり、開きがきれいに見える無地のコットンシャツ、下はチノパンで爽やかさを残したコーディネートです。
ジャケットはネイビーや黒、グレー系などの落ちついた色が、ビジネスに向きますし、合わせもしやすいです。
よりカジュアルなスタイルが大丈夫であれば、色味だけでなく素材をウールからコットンに変えるコーディネートもあります。
【綿ジャケット×シャツ×チノパン】カチッと感を出したい場合はウールのジャケット、和らげたい場合はコットンジャケットというように素材で使い分けができます。
【ジャケットを脱いだ状態】ジャケットを脱いだ時にも、ビジネスにふさわしいかは重要です。
かっちりと見せるためにも、ジャストサイズのシャツを着て、襟がしっかりと立つものを選ぶと良いでしょう。
色は無地で白や水色、ブルー、淡いピンクなどの無地は定番的な色です。
少し、規定が緩い場合であれば、ストライプや格子柄などを用いるとコーディネートの幅が広がります。
また、季節によって多少変化をもたらす場合ですが、
夏:ポロシャツを使う、ジャケットを麻など夏素材にする
冬:カーディガンやセーターを一枚加える
などして季節感を醸し出します。
【ポロシャツ×チノパン】ジャケットではなく、ポロシャツで仕事に行ける場所も増えてきています。
半袖ですが、襟がしっかりと立っているものを選べば、快適に過ごしながらもビジネス感を出すことができます。
【ジャケット×シャツ×セーター×チノパン】秋~冬にかけての定番のスタイルですね!
セーターを入れると元々ネクタイが見えていた場所もほとんど隠れてしまうので違和感がありません。
ノーネクタイに慣れていない方もこのスタイルからだと入りやすいです。
2-2 就活や面接などで可能な場合のジャケスラ
【ウールジャケット×ワイシャツ×グレースラックス】就活や面接などの場ではウールスラックスを使うことがおすすめです。
スーツの見た目に近くなってくるので、チノパンスタイルよりもかっちりとした印象になります。
定番のジャケット×スラックススタイルはネイビ×グレーの組み合わせ。
ほどより、カジュアル感が出るのでビジネスカジュアルの入門として入りやすいです。
2-3 スーツでノーネクタイコーディネート
【スーツ・ノーネクタイ】(参照:The Suits Campany)
スーツ×ノーネクタイスタイルも良くあるビジネスカジュアルスタイルです。
ネクタイがないこと以外は、いつも通りのスーツスタイルなのでオシャレな感じは出にくいですが、無難なスタイルです。
「ビジネスカジュアル・ノーネクタイ」と言われて迷ったらこれ!のスタイルです。
3. ビジネスカジュアルでノーネクタイの際に使うアイテムの選び方
ノーネクタイのコーディネートを行う際には、使うアイテムそれぞれどのように選んでいけば良いのでしょうか?
さり気なく、かっこよく着こなす為には、全体のバランス感はとても大事となります。
コーディネートに使う各アイテムの選び方をご紹介します。
3-1 シャツは首元がスッキリと見える綿のドレスシャツで選ぼう
【シャツ】ジャケット無しの可能性の高いビジネスカジュアルにおいて、シャツが印象の良し悪しを左右します。
ノーネクタイでもだらしなく見えないようにするには、襟が高いものを選ぶなどして、いかに首元がスッキリ見えるかがポイントとなります。
【スナップボタン】また、ボタンダウンや襟の裏でパチっと留めるスナップボタンを使うと、襟がピラピラしないので首元が綺麗に見えます。
拘るのであれで、素材は綿100%で少し厚みのある素材(生地)のドレスシャツを選ぶと上品さと高級感が醸し出せます。
3-2 シャツの色は白、水色、ピンクの無地と、柄はストライプや格子で取り入れる
【ベーシックカラー】シャツの色は無地であれば白、青(水色)、淡いピンクが定番です。
どんな色のジャケットにも合わせがしやすく、ビジネスにも向いている色です。
【柄シャツ】
柄を取り入れて少しカジュアル感やを出すことも出来ます。
ビジネスカジュアルで用いられる柄としては、ストライプやウィンドウペーン、グラフチェック、ギンガムチェックなどが挙げられます。
「いつも一緒」の服を着ているイメージを軽減させる場合は柄を取り入れるのも良いでしょう。
3-3 ジャケットは「素材と色」を意識する
ジャケットの素材として定番のものは「ウール」と「綿」があります。
特にウールはスーツにもよく使われる素材なので、ビジネスカジュアルに向いている素材です。
【ジャケット】
定番のネイビーカラーを使えば、ノーネクタイスタイルでも簡単にかっちりとした印象を作ることができます。
ビジネスカジュアルのジャケットに悩んでいるのであれば、まずはこの形から揃えることがおすすめです。
中級者以上の方で、カジュアル目の格好が大丈夫な場所であれば「綿素材」のジャケットを使うとオシャレな雰囲気を出すことが出来ます。
【綿ジャケット】
独特なシワ感が出るので、カジュアルな印象になりますよね。
この雰囲気が大丈夫かどうかは取引先や、会社の雰囲気によるので周りの人に確認を取ってからチャレンジをしてください。
また、素材でなくても、色や柄を変えることでもカジュアル感を出すことが出来ます。
【グレージャケット】明るめのグレーにすることで、柔らかい印象になります。
ビジネスカジュアルでは取り入れる人が多い定番の色です。
普段のスーツから変えるのであればこのあたりが取り入れやすいです。
色は黒でもストライプが入っていれば、また表情が変わります。
【ストライプジャケット】柄は細い・小さいものの方がビジネス感が出るので、まず画像のようなものがおすすめです。
注意点としては、柄を入れるとシャツとの組み合わせが難しくなるので、持っているシャツと相談をしてコーディネートを組んでください。
3-4 パンツは細身でストレッチ入りがスッキリ見える
【チノパン】
パンツは細身で素材は綿ベースのチノパンで、ストレッチが入っているものがおすすめです。
ストレッチ入りのもので、あれば細身でも動きが取りやすく使い勝手が良いでしょう。
色は明るい色であればベージュやライトグレー、濃色であればチャコールやカーキ、黒が定番の色です。
ジャケットと色の濃淡を分けると全体バランス感が良く合わせもしやすくなります。
さらに拘ってオシャレ感を出すのであれば季節感を意識するのも良いでしょう。
夏であれば白やライトグレー、ライトベージュ、冬であれば素材を厚手にしたり、色も黒やコゲチャなどが季節感を出すことができます。
3-5 ウールスラックスはチノパンよりもかっちり
【スラックス】
ウールスラックスはスーツに限りなく近い見え方になるので、カッチリ感がでます。
前述もしていますが、チノパン(綿素材)だと少し下半身がカジュアルかなということで不安な場合は、スラックスがおすすめです。
色はグレーの濃淡の無地で持っておけば間違いありません。
下半身がチノパンかウールスラックスかで、見え方は変わってきます。その場に合わせてパンツを選んでみてください。
3-6 靴とベルトはレザーのコゲチャか黒で揃えて統一感を
【革靴:コゲチャ】
【革靴:黒】
【ベルト:コゲチャ】
【ベルト:黒】靴あるいはベルトについては、レザー(革)素材で色は黒かコゲチャにして、揃えてあげると統一感が出てコーディネートしやすくなります。
バリエーションとして、2色あれば安心です。
スニーカーも大丈夫な方は、レザーのスニーカーであれば快適性の中にも上品さが残ります。
【レザースニーカー】
運動のできるスニーカーだとカジュアル感が出すぎるので、スニーカーOKだとしてもレザータイプが安心です。
こちらは周りの人の靴を見比べて判断してください!
3-7 バッグはレザートートがオシャレ感バツグン
【レザートートバッグ】ビジネスマンにとってバッグも必要不可欠かと思いますが、今回のようなビジネスカジュアルにおいて持つバッグについてはレザーのトートバッグがおすすめです。
容量の大きいものが多いので、物がたくさん入れられます。ジャケットスタイルなどにもマッチして、よくあるナイロン素材の2WAYのブリーフケースよりは高級感が出て見た目的にも非常にオシャレに見えますので、気を遣っている感が出せます。
色は黒やコゲチャ、ネイビーなどが一般的となるでしょう。さらにオシャレ感を目指すのであれば淡いグレーやベージュなどがあります。
3-8 全てのアイテムはジャストサイズでスッキリとスマートな印象に
【左:ジャストサイズ、右:オーバーサイズ】ウェアのアイテムにつきましては、身に着ける全てをいかにご自身にとっての「ジャストサイズ」の細身で着用出来るかが、見た目を大きく左右するカギとなります。
細すぎてしまうのも、見た目に無理のあるように感じられてしまいますが、男性は総じて洋服をオーバーサイズで着用する方が多く、ご本人は快適なのですが、野暮ったく見られてしまいます。
※ジャストサイズについてはコチラの記事も参照にしてください。
関連記事 関連記事4. ビジネスカジュアルでデキるノーネクタイのコーディネートが可能なショップ3選
ビジネスカジュアル、ノーネクタイのコーディネートが可能なショップをお伝えします。
いずれのショップで購入されるにしても、必ず試着して、出来れば全身コーディネートしてお店の全身鏡で見ながら配色バランスやサイズ感などをチェックしてください。
4-1 スーツカンパニー
大手スーツ量販店が運営するツープライススーツショップで、ビジネスカジュアルのコーディネートも可能なショップとなります。比較的リーズナブルなので買い物に行きやすいでしょう。
4-2 伊勢丹メンズ館
東京新宿にあるデパートで地下1階から8階まで全て男性向けのアイテムが揃っています。そのため品揃えが豊富でビジネスカジュアルの全身コーディネートも可能です。
ブランド数も多く当然大人っぽいアイテムが豊富であります。
ただし、売り場面積が大変広く、ブランドも多く混在しておりますので、ここから自分に合うものを探していく作業がちょっと大変かもしれません。時間に余裕を持ってじっくりと買い物に行かれることをオススメします。
4-3 ライフブランディング
お店に行ったけれど、自分ではいいものが選べない・・・など洋服の買い物に悩まされた男性は利用してみてください。男性専門でファッションコーディネートサービスを提供しており、これまで1万人以上の利用者がいます。
ビジネスカジュアル用の洋服を求めて来店する方もとても多いです。
ショップと少し異なるのは、まずカウンセリング(洋服を着るシーンやライフスタイルをヒアリング)を行い、サイズを計測してから最適なコーディネートをプロが選びます。
服選びに悩まされた際にはホームページの無料相談フォーム、あるいはフリーダイアル0120-470-460で電話無料相談が受けられます。
5.まとめ
いかがでしたでしょうか。
ビジネスカジュアルなどでノーネクタイOKの場に行く場合は、その場のドレスコードやあなたのワークスタイルに合わせつつ、相手に対して失礼にならないようにすることです。
ノーネクタイということで、いかにだらしなくならないようにするかが大切です。その上でいくつかのバリエーションでご紹介しましたが、是非とも取り入れてみて頂ければと思います。
お仕事の打ち合わせや会合、セミナーなどの場において間違いなく印象を引き上げるイメージを演出することが出来るでしょう。