「プライベートでTシャツとカーディガンをカッコよく着こなせるようになりたい」
春や秋の肌寒さを感じる日に、Tシャツの上にカーディガンを大人っぽく羽織るにはどうしたらよいのか、私たちのサロンでもご相談を受けることは多いです。
・Tシャツにカーディガンを羽織ると、なぜかだらしなく見える気がする
・Tシャツだけだと子供っぽく見えてしまう
こんな風にお悩みの男性皆さんもご安心ください。
周りから大人っぽくオシャレに見て貰える着こなしも、コツさえ掴めば、どなたでも簡単に実践することが出来ます。
ここで各アイテムを選ぶ際に注意すべきポイントとして、「カーディガンは細身サイズを選ぶ」、「Tシャツはスッキリ見える着丈を選ぶ」ことに注力することが最も重要です。
その上で、Tシャツとカーディガンの「色の組み合わせ」や「コーディネートの仕方」まで気を配ることで、周りから一目置かれる着こなし方をマスターすることが出来るでしょう。
今回の記事では、カジュアルだけと大人っぽく見て貰えるTシャツとカーディガンを使ったコーディネートを、男性専門のプロのパーソナルスタイリストが、コーディネート画像を使いながらわかり易く解説します。
目次
1.カジュアルで大人っぽい!Tシャツとカーディガンの鉄板コーディネート
まず初めに、カジュアルでありながら大人っぽく見えるTシャツとカーディガンの代表的なコーディネートを、着こなし方と共に画像を使ってご紹介します。
【暗い色(ボタンを開けた)カーディガン × 明るい色Tシャツ】暗い色のカーディガンは落ち着いた印象を醸し出すので、カーディガンの前釦を開けた着こなしの際は、合わせるTシャツに明るい色を選ぶことでメリハリをきかせるのがポイントです。
【明るい色(ボタンを開けた)カーディガン × 暗い色Tシャツ】明るい色のカーディガンは快活で柔らかい印象になります。
インナーに着るTシャツは暗めの色を合わせるとバランスが良くなります。
【カーディガンの釦を(ほぼ)全部留める着こなし】カーディガンのボタンをほぼ全部留める着こなし方で、前釦を開けた着こなしに比べて、スッキリと落ち着いた印象に見えるのが特徴です。
【カーディガンの釦を途中まで留めた着こなし】カーディガンのボタンを上から1~3個を目安に留める着こなし方です。
この着方の場合、カーディガンの下部分はボタンを留めないことで広がりがうまれて、「A」という文字のように裾が広がり柔らかい印象になります。
いかがでしたでしょうか。
いずれもベーシックなカーディガンにTシャツを合わせたコーディネートですが、各アイテムの組み合わせや着方に変化を加えることで、見た目の印象が変わることを感じられたのではないでしょうか。
次の章では、各アイテムの選び方のポイントをわかり易く解説していきます。
2.好印象間違いなし!Tシャツとカーディガンの選び方3選
2-1 カーディガンは細身サイズ、Tシャツはスッキリ着丈で大人っぽい着こなしに
カーディガンは細身のサイズを選び、Tシャツはスッキリした着丈を選ぶと大人っぽい着こなしをすることが出来ます。
まず初めに、カーディガンのサイズが大きいと野暮ったい印象になってしまいます。
カーディガンは上に羽織る服なので、大きめを選ぶ男性が多いので注意をして下さい。
カーディガンのサイズ選びのポイントは「胸回り」と「ウェスト回り」のサイズです。
その2つのサイズのジャストサイズは、実は数式で確認することができます。
・胸回りのジャストサイズ=自分の胸回り実寸+10cmから15cmのゆとり
・ウェスト回りのジャストサイズ=自分のウェスト回り実寸+10cm前後のゆとり
この2つのサイズを確認して、細身のカーディガンを選びましょう。
次にTシャツの着丈は長すぎると子供っぽい印象になります。
プライベートシーンで着ることの多いTシャツは、機能性を考慮して大きめのサイズを選びがちですので注意しましょう。
Tシャツの着丈の選び方は、「合わせるカーディガンよりも着丈が短いものを選ぶ」ことです。
多くのカーディガンはお尻にかかるぐらいの着丈ですので、Tシャツの着丈はお尻が隠れないくらいで選ぶとスッキリと大人っぽい印象になります。
ご自身のコーディネートが何かボテッとした印象に見える場合は、いつも着ているサイズの1つ下のサイズを試着してみることをおすすめします。
2-2 Tシャツとカーディガンの「色」は無地をベースに大人っぽく
Tシャツとカーディガンの色は無地をベースに選ぶと大人っぽく着こなすことが出来ます。
黒や濃いグレーなど暗い色、ライトグレーやベージュなどの明るい色は「無彩色」と呼ばれ、どの色との相性もいい色です。
男性が着るTシャツとカーディガンで展開される色を下記にまとめてみました。
・暗い色 : 黒、チャコーグレー、紺など
・明るい色: ライトグレー、ベージュ、サックスブルーなど
【明るい色(サックスブルー)Tシャツ × 暗い色(黒)カーディガン】
【暗い色(紺)Tシャツ × 明るい色(ライトグレー)カーディガン】
「無彩色」を軸に選ぶことで他に合わせるアイテムにどの色を選んでも、悩むことなく安心してコーディネートできます。
コーディネートにオシャレ感を演出したい場合は、Tシャツもしくはカーディガンのどちらか一方に「色・柄」を加えてみても良いでしょう。
・差し色 : ピンク、ラベンダー、パープルなど
・柄 : ストライプ、チェックなど
表面積の小さいTシャツに色・柄を加えると程よくオシャレな印象になり、表面積の大きいカーディガンにアクセントカラーや柄を加えるとより華やかさが増します。
また、カーディガンの編地で印象を変えることも出来ることを覚えておきましょう。
色選びのポイントは、
カーディガンとTシャツは「無地の無彩色」から選ぶ
オシャレ感を演出したい場合は、Tシャツもしくはカーディガンどちらかに「色・柄」を加えてみる
色選びはこの順番で実践すると失敗することはありません。
2-3 Tシャツとカーディガンの「素材」は天然素材を選び上品さを演出
Tシャツとカーディガンの「素材」は天然素材をベースに選ぶと上品なイメージを演出することが出来ます。
【綿素材のTシャツコーディネート】
綿素材のTシャツは柔らかい印象が生まれてカジュアルアイテムに最も適したい素材と言えます。
ショップでの展開数は少ないですが、麻(リネン)を利用したTシャツも有ります。
【麻(リネン)素材のTシャツ】
(参照:楽天市場)
麻(リネン)は特有のシャリっとしたドライな肌触りでありつつも、柔らかな質感のTシャツは日本の夏に着心地バツグンです。
次に、手始めに揃えるカーディガンはウール素材が最適です。
【ウール素材のカーディガン】
(参照:tomorrowland)
細長い羊毛を撚って編んだ梳毛ウールカーディガンは上品で大人っぽい印象に見えます。
蒸し暑い夏以外の季節で幅広く利用できる便利なアイテムです。
【綿素材のカーディガン】
(参照:THE LIBRARY)
ウールカーディガンに比べて柔らかい印象に見えるコットン素材のカーディガンはプライベートシーンで活躍してくれます。
通気性の高い綿素材のカーディガンは初夏まで利用できるアイテムです。
この様にTシャツとカーディガンは天然素材を軸に選ぶことで、プライベートシーンでも大人っぽく上品にコーディネートすることが出来ます。
3.Tシャツとカーディガンを使ったおすすめコーディネート8選
2章で説明した選び方のポイントを踏まえて、この章ではTシャツとカーディガンを利用したおすすめコーディネートをご紹介します。
(参照:紳士の服)
全身無彩色で纏めたモノトーンコーディネートは、スッキリとした印象にほど良くまとまります。
カジュアルな白いTシャツもパンツにグレースラックスを合わせることで大人っぽくバランスを取ることが出来ます。
(参照:so-school)
上記同様にこちらも無彩色で纏めたコーディネートですが、黒の変わりに紺色を選び、グレーではなくカーキ色を使うことで、ベーシックなコーディネートの中にほど良い変化が生まれました。
(参照:U-NOTE)
湿度の高い初夏の季節には、リネン素材のカーディガンを合わせて涼しげに着こなしましょう。
肘下くらいまでカーディガンをまくり上げることで、よりスッキリとした印象になり涼しげな印象になります。
(参照:MUJI)
前釦を閉じることで、カジュアルなTシャツとカーディガンの組合せもスッキリまとまり落ち着いた印象になります。
ほど良く色落ちしたジーンズはカーディガン同様に細身のシルエットを選び統一感を出しましょう。
(参照:zozo)
全身暗い色で纏めることで落ち着いた大人の雰囲気を醸し出すことが出来ます。
オシャレに魅せるコツは、全アイテムを同色で纏めるのではなく、合わせるTシャツやパンツなどに違うトーンのカラーを混ぜるることです。
(参照:WEAR)
柔らかい印象のライトグレーのカーディガンにモノトーンのボーダー柄のTシャツを合わせたカジュアルコーディネートは、初夏や秋先などにおすすめです。
涼しげな紺色のクロップド丈のパンツを合わせることで涼しげな印象をプラスすることが出来ます。
(参照:U-NOTE)
爽やかなVネックTシャツとホワイトジーンズに、涼しげなボーダー柄のカーディガンをまとい大人のカジュアルコーディネートの完成です。
(参照:WEAR)
オシャレ上級者を目指したい男性は、ロング丈のカーディガンにトライしてみましょう。
同系色のTシャツを合わせてスッキリとした印象を醸し出して、見幅の広いクロップドパンツを合わせてAラインのシルエットを作ることで絶妙な統一感が生まれます。
4.Tシャツとカーディガンに合わせるべき厳選アイテム5選
4-1 細身シルエットでストレッチ性の「チノパン」でスッキリと
パンツは細身で、素材は綿ベースのチノパンがスマートカジュアル用パンツの代表格となります。
色は明るい色であればベージュやライトグレーが一般的。
濃色であればチャコールやカーキ、黒といったところです。
上半身つまりTシャツと色の濃淡を分けると全体のバランス感が良く合わせもしやすくなります。
さらに、ポリウレタンなどストレッチが入っていれば(1~5%程度)細身でも動きが取りやすく使い勝手が良いでしょう。
詳しいチノパンの選び方はこちらをご参照ください。
関連記事4-2 濃紺×ノーダメージ「ジーンズ」で大人カジュアルな着こなしを
カジュアルアイテムの代表格であるTシャツやカーディガンにジーンズも、合わせ方次第で大人カジュアルな着こなしを演出することが出来ます。
手始めに押さえるべきジーンズの色は濃いインディゴブルー(藍染め)です。
色褪せやダメージのないジーンズで、チノパン同様に細身シルエットを選ぶことで大人っぽさを演出することが出来ます。
はき込んだライトブルーやダメージ加工の入ったジーンズとTシャツ・カーディガンの組合せは、カジュアルすぎる印象を周りに与えかねませんので、大人っぽさを追求されるのであれば控えた方が良いでしょう。
ジーンズもストレッチが入った生地が使われたものもありますのでチェックしておきましょう。
関連記事4-3 レザー素材の「ベルト」で大人のカジュアル感をプラス
Tシャツの裾からベルトが顔を出すこともあるため、油断してはいけないアイテムです。
ベルトから大人っぽさを演出する上でおすすめなのが、バックル・ピン留め式のレザーベルトです。
【レザーベルト】
ベルトは幅が太過ぎるとインパクトが強くなり子供っぽくなるため、3.5cm(35mm)幅を目安に選んでください。
4㎝幅以上のベルトはカジュアルコーディネート用、3㎝幅未満のベルトはビジネス用と覚えておくと良いでしょう。
色は黒かコゲチャがおすすめで、靴の色と合わせるとコーディネートに統一感がうまれます。
よりカジュアルな印象を演出したい方は、メッシュ状になっているレザーベルトもおすすめです。
【レザーメッシュベルト】
編み込み式のベルトはプレーンねベルトに比べてカジュアル感が出ます。
詳しいベルトの選び方はこちら
関連記事4-4 大人っぽく魅せるならレザー素材の「シューズ」でスタイリッシュに
ベルト同様に、コーディネート全体に大人っぽさを演出するならレザーシューズを選びましょう。
【革靴(レザーシューズ)】
革のデザインはシンプルなストレートチップかウィングチップが合わせやすいでしょう。
細身のシルエット・靴の先端(鼻先部分)に長さがあるとスッキリとしたイメージを演出することが出来ます。
靴の素材はレザー(革)が大人っぽい雰囲気になるのでおすすめです。
靴の色はよりカチッと見せたいのであれば「黒」、適度に柔らかさを演出するなら「コゲチャ」です。
レザーシューズは明るい色より暗い色の方がコーディネートしやすく、見た目もシャープになり大人っぽくなるのでおすすめです。
詳しいシューズの選び方はこちらをご参照ください。
関連記事4-5 カジュアルな装いも「レザースニーカー」で大人っぽさは持続させよう
「レザースニーカー」はカジュアルなコーディネートも大人っぽい雰囲気を醸し出せる便利なアイテムです。
【レザースニーカー】
レザースニーカーはキャンバスタイプにくらべて大人っぽい印象になるので、1足持っておくと便利です。
レザースニーカーのデザインはヒモで絞めるタイプを選び、シルエットは細身を選ぶとスッキリとスマートに見えます。
紐無し(ローファータイプ)はカジュアル度が高く、大人っぽさを演出したいコーディネートではスキルを要求されるため、最初は避けた方が無難です。
5. 気をつけよう!TシャツとカーディガンのNGな着こなし2選
5-1 カーディガンの裾からTシャツの裾が出すぎた着こなし
カーディガンの裾からTシャツの裾が出すぎている着こなしは要注意です。
(参照:Tshirt.st)
Tシャツの裾が出すぎていると、若々しすぎる印象になってしまいます。
学生さんならファッションとして通用しますが、さすがに30歳前後になると子供っぽく見えてしまうため避けましょう。
一般的なカーディガンの着丈の長さは、通常だとベルトの下くらいまでです。
シャツの裾部分をパンツの外に出すと、カーディガンの裾よりも長くなってしまうことが多いはずです。
そのため、もしシャツを着る場合は、裾はパンツの中に入れるか、外に出す場合は着丈の長さに気を付けて選ぶようにしましょう。
5-2 柄物カーディガンに派手なTシャツの着こなし
見た目のインパクトが強い柄物のカーディガンと合わせるTシャツも派手な柄物を選ぶのは避けましょう。
(参照:Rakuma)
(参照:yahooショッピング)
派手なカーディガンのVゾーンから見えるTシャツも柄が入ると、見た目が騒がしくなり、コーディネートのバランスが悪くなります。
80年代のレトロ柄のカーディガンや和柄のTシャツなどを、コーディネートに取り入れる着こなしも一部で流行っているため、もし、カーディガンかインナーに柄物を取り入れる場合は、どちらか一方のみにした方がバランスがよくなります。
6.Tシャツ×カーディガンを購入すべきおすすめショップ3選
6-1 手始めに選ぶなら「ユニクロ」
手始めにTシャツとカーディガンを揃えるのであれば「ユニクロ」で選びましょう。
カジュアル量販店の代表格であり、都心部に構える基幹店から駅のファッションビルなどにも幅広く展開されているので、立ち寄りやすく値段もお手頃なのが特徴です。
人とは違うアイテムを手に入れたい方は不向きですが、これからファッションに挑戦していこうと考えている男性にとってお勧めのお店です。
6-2 じっくり選びたい派なら「イセタンメンズ」
東京新宿にあるデパートで地下1階から8階まで全て男性向けのアイテムが揃っています。そのため品揃えが豊富でTシャツとカーディガンを軸にした大人向けのトータルコーディネートが可能です。
ただし、売り場面積が大変広く、ブランドも多く混在しておりますので、ここから自分に合うものを探していく作業がちょっと大変かもしれません。時間に余裕を持ってじっくりと買い物に行かれることをオススメします。
6-3 自分で選べない男性はプロに任せよう!「ライフブランディング」
お店に行ったけれど、自分ではいいものが選べない・・・など洋服の買い物に悩まされた男性は利用してみてください。
男性専門でファッションコーディネートサービスを提供しており、これまで1万人以上の利用者がいます。
春や秋にTシャツとカーディガンを使ったコーディネートなどのご要望も多いです。
店舗型のお店と異なる点は、まずサロンでカウンセリング(洋服を着るシーンやライフスタイルをヒアリング)を行い、サイズを計測してから最適なコーディネートをプロが選ぶ点です。
服選びに悩まされた際にはホームページの無料相談フォーム、あるいはフリーダイヤル0120-470-460で電話無料相談が受けられます。
7.Tシャツ×カーディガンを購入すべきおすすめ通販ショップ【BEST3】
服装選びはサイズが重要なため、仕事など重要なシーンで着る場合は、お店で試着をして選ぶことをおすすめします。とはいうものの、「お店に行く時間がない!」「そもそもお店が近くには無い!」という方もいるでしょう。その場合はネットで購入するのも一つの手でしょう。
そんな方のために、おすすめの通販ショップ【BEST3】をご紹介します。
【BEST1】「マネキン買い」で失敗知らず!メンズファッションプラス
やりすぎない、失敗しない無難な男服をコンセプトに、ファッション初心者でも気軽に買える「マネキン買い」が可能。コーディネート写真でいいなと思ったアイテムが一式で購入できてしまうのでラク!
【BEST2】「大人っぽいきれいめアイテム」ならスプートニクス
こちらも大人っぽくキレイめなアイテムが揃います。アイテムの種類が豊富で、選びやすいのも特徴。
【BEST3】厳選アイテムで初心者も買い物しやすいDcollection
シンプルでベーシックなアイテムが厳選された通販ショップです。ファッション初心者向けにファッションが学べるメディアやコーディネート例も豊富にあるので、ファッションがあまり得意でない方にもやさしい通販サイトです。
8.まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回のブログでは、スッキリと大人っぽく見えるTシャツとカーディガンについて、男性専門のパーソナルスタイリストが、わかりやすく選び方からコーディネートの仕方までご紹介しました。
普段なんとなく組み合わせていたTシャツとカーディガンも、各アイテムの選ぶポイントをしっかりと押さえることで、都心部へのお出掛けやデートなど気を使うシーンでも活用することができます。
この記事を読んで頂くことで、周りから印象よく見られるコーディネートが出来るようになり、楽しくお出掛けが出来るようになってくださいね。