スーツ
サイドベンツとセンターベントはどちらがいいのか？
ライフブランディングの吉田泰則です。
今回はスーツの用語で質問の多いものについて書いていきます。
ジャケットは「センターベント」にするか「サイドベンツ」にするかなどと聞かれることがあると思います。
このベント（vent）とは、もともとは「通風孔」とか「抜け口」といった意味ですが、ファッション業界ではジャケットやコートの裾にある「割れ目」という意味で使われます。
s 日本では何でもベンツと呼ばれることも多いですが、ベンツ（vents）は複数系ですので、センターベンツではなくセンターベントが正しい言い方です。
センターベント（center vent）は背中の真ん中の縫い目の下部が開いてできたベントです。
元々、英国人が馬に乗る際、乗馬服の裾を割って乗りやすくしたことに始まるとされています。
サイドベンツ（side vents）とは両脇の裾を割ったもので、これに限っては2本あるため、「ベンツ」と言うのが正しい表現です。
サーベルを下げるのに便利なように両脇を開けたことに由来すると言われています。
どちらを選ぶかは、スーツ全体のシルエットや体型によって変えていくというがいいと思います。
もちろんサロンにお越しの際には、お話を伺ったり体型を拝見しながら、最適な型を選んでいきますので、分からなくても大丈夫です！
分からない用語が出てきたら、どんどんお聞き下さい！
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