メンズファッションの基本

メンズファッションの基礎知識をお伝えします。
大人の着こなしの教科書としてお役立てください。

ネクタイ

ネクタイの種類、形はいろいろある?

ライフブランディングの吉田泰則です。
テーマは「ネクタイの種類」についてです。
皆さんネクタイと聞いて、真っ先に思い浮かぶのは仕事をしている時に、スーツスタイルに合わせるネクタイだと思います。

実は、この最も一般的なネクタイは、「フォアインハンド」と呼ばれています。
ネクタイの形で分けると、基本的なものは以下の3つです。

1、フォアインハンド(four-in-hand)
先程述べました、最も一般的なネクタイで、日本では「ダービータイ」や「幅タイ」などとも呼ばれます。
フォアインハンドとは19世紀後半に「4頭立て馬車」の意味で、その御者(ぎょしゃ)が手綱を扱いやすいように考案したものとされます。
また、名の由来としては、結び目から先端まで、ちょうどコブシ4個分の長さがあるところという説もあります。

2、ボウタイ(bow tie)
一般的に「蝶ネクタイ」と呼ばれるタイです。
1860年代にストックタイの前の部分が独立して誕生したと言われています。
現在では、フォーマルウェアに用いられることが多いです。

3、アスコットタイ(ascot tie)
アスコットは英国アスコット・ヒースの王室所有競馬場の名称で、ここで貴族たちがモーニングコートに幅広のネクタイを着けたのが始まりと言われています。
本来は礼装専用のネックウェアのひとつで、日本では「蝉型ネクタイ」とも呼ばれます。
モーニングコートやフロックコートなど昼間の第一礼装に用いるのが原則とされています。
このアスコットタイをカジュアルにしたのが「アスコットスカーフ」です。
正確に言うと、「アスコットタイ」はフォーマルなシーンで使う「アスコットスカーフ」はカジュアルなシーンで使うというのが正しい使い方です。

細かく言うと、この他にもさまざまな形がありますので、興味がありましたらサロンにお越しの際に色々お聞きください。
ただし、このあたりまでいくとかなりマニアックなので、普通に身につけるだけでしたら必要ないかもしれません(笑)

ネクタイの柄によって印象は変わります!

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