
春にはジャケパンのコーディネートをしたいけれど、自分なりに選んでみてもしっくりこない・・・
でも街中では、色々な着こなし方があってジャケパンを上手く着こなしている人もいる。自分もジャケパンを上手く着こなしたい!
と考える男性も多いのではないでしょうか。
おしゃれなレストランに行く時や、デートの際には、ジャケパンコーディネートは大人っぽい印象になり、女性からのイメージも良くすることができます。
ジャケパンスタイルを上手く着こなすのは難しく、選び方とコーディネートによって印象は全く変わってきます。いかにして「春らしさ」を出すかも重要な要素です。
その難しいジャケパンスタイルですが、実は上手くコーディネートするには、ポイントがあります。
今回は、これまで1万人以上の服装に悩む男性にファッションコーディネートをお手伝いしてきたプロのスタイリストが、春のジャケットを使ったコーディネートのポイント、コーディネート事例などご紹介致します。
これらのポイントをおさえれば、誰でも簡単にジャケパンを上手く着こなせるようになります!
ジャケットは色々な場面に使われる、大人の男の装いには欠かせないマストアイテムと言えるでしょう
この記事を読んで、ぜひ自信を持って春にジャケパンスタイルで出かけましょう!
目次
1.ジャケパンで春らしさを出す2つのポイント
春のジャケパンスタイルは、ジャケットの色や素材によって春らしさ出すことが大切です。
【ジャケパン(ジャケット×チノパン)】春のジャケパンコーディネートの定番スタイルです。
この後には、より春らしさを出すために必要なジャケパンのポイントを解説します!
1-1 春らしい色のジャケットで季節感を出す
まずはジャケットの色で春らしさを出すことが出来ます。
春らしさを出す色目としては、明るい色目にして見た目にも爽やかな印象を出すことが出来ます。
ライトグレーやベージュ、水色などが春用ジャケットによく用いられる色目の代表です。
【ライトグレージャケット】
【ベージュジャケット】(参照:italy)
【水色ジャケット】見るからに爽やかな印象が醸し出されます。
また、明るい色目が若干抵抗感を感じる男性もいらっしゃいます。
濃い色目ですと、ネイビー(紺)のジャケットは定番カラーでありますが、コーディネートもしやすく持っていて間違いないカラーであります。青系の色目である紺は、濃くても清潔感が演出しやすいので春にもバッチリです。
【ネイビージャケット】
1-2 ジャケットの素材で春らしさを出す
次に、ジャケットの素材で春らしさを出すことが出来ます。
春に使われる素材としては、綿や麻、ウールが代表的です。「ウール」は冬のイメージを持たれる方も多いと思いますが、まだ春でも寒い日なら問題ありませんし、春に着られるような薄手のウール素材もあります。
【ウールのジャケット】
【綿のジャケット】
【麻のジャケット】(参照:TOKYO life)
また中には「サマーウール」と呼ばれる夏用ウール、コットンリネンやウールリネンなどのようなブレンド素材や、いくつかの素材の糸を織り交ぜて作られた「サマーツイード」などもありますから、素材に着目してみると非常にバリエーションや選択肢が増え、お洒落の幅も広がります。
【サマーウール ジャケット】
【サマーツイード ジャケット】また、春でも比較的気温の高い日であれば、春夏用素材の代表格としてもうひとつ、「シアサッカー」があります。
【シアサッカー ジャケット】
主には綿素材で作られた生地が多いシアサッカーですが、シャツ生地のような薄手の素材で、色もホワイトとブルーが主に使われるために、春先の「シャツジャケット」用として使われることが多い素材です。
このように、素材で季節感を出していきます。
2.春のジャケパンコーディネート12選
春らしいジャケパンのコーディネートをいくつかご紹介します。
【ジャケット×ワイシャツ】
【ジャケット×薄手セーターかカットソー(Tシャツ)】合わせ方ですが、インナーに襟付きシャツ、襟無しカットソーなどを使い分けて印象を変えますが、気温が低くて寒い日や朝晩であれば、薄手のセーターを組み合わせると見た目にも寒々しく映らないので良いです。
【シャツ+セーター】
【ジャケット×セーター】またパンツはカジュアルであればチノパンやジーンズ、ビジネスであれば襟付きシャツにパンツがウールスラックスというのが鉄板コーデとなります。
【ジャケット×スラックス】カチッと見えますね。
ドレスコードが厳しくない会社にお勤めの方であれば、ビジネスでもチノパンやジーンズもOKというところも増えてきてますので、オンオフで兼用出来て便利ですね。
【ベージュ、ライトグレーなどのジャケットコーディネート】
合わせるパンツはチノパン、スラックス、ジーンズで印象が変わります。
また、ストールを使っておしゃれ感を演出することも良いです。
【ジャケパン×ストール】
ジレ(ベスト)もアクセントになります。
【ジャケット×ジレ(ベスト)】(参照:ring)
寒い春ならジャケットの上にスプリングコートを羽織ることも出来ます。
【ジャケット×スプリングコート】チェックやストライプなど、柄を入れて洗練されたイメージを作ります。
【ストライプ】
【チェック】
3.春のジャケパンスタイルを引き立てる3つのポイント
春のジャケパンスタイルをグッと引き立てるための3つのポイントをご紹介します。
このジャケパンスタイルのポイントはどの季節でも使える基本となります。
3-1 無地をベースに選んで爽やかに大人っぽく
コーディネートに使うアイテムについては、無地をベースに選ぶと爽やかで大人っぽい印象となります。
柄ものは個性や主張が強くなり、合わせもしにくくなりますのであまりオススメではありません。
【無地】
【柄物】
3-2 上下どちらかに明るい色を入れるとより春らしい印象に
上に羽織るジャケットと下に穿くパンツのどちらかに明るい色目を入れると、爽やかさが保たれます。
明るい色はベージュやライトグレー、白、水色などが挙げられますが、ジャケットを濃い色目にした場合にはパンツを明るい色目にすると、バランスが取りやすく、春らしい爽やかさが保たれます。
3-3 細身のジャストサイズを選んですっきりとしたイメージに
コーディネートに使うアイテムはどれも細身のジャストサイズで選んで、スッキリとした印象にしましょう。
ゆったりと大き目のサイズ感にしてしまうと、見るからに暑く感じ取られてしまいます。
その他、ジャケットについては、「肩幅」と「ボタン位置のゆとり」と「着丈」と「袖丈」がポイントです。
・肩幅:指が一本入るか入らないかのゆとりがある
・ボタン位置:こぶしが1個分入るゆとりがある
・着丈:お尻が全て隠れてしまわない程度の長さ
・袖丈:手首を外側に曲げて、手の甲にジャケットの袖先がかからない程度の長さ確認方法としては、試着の際にいつも着ているサイズと、それよりひとつ小さいサイズの2点で確認するのがオススメです。
4.春のジャケパンで合わせるアイテム8選
春のジャケパンコーディネートで合わせるアイテムについて解説します。
4-1 爽やか色の襟付きシャツでかっちり感を
襟付きの「シャツ」は必須と言えるでしょう。
春のジャケパンコーデにおいて、ジャケットの中に着るものとしても最も定番的です。
シャツの色は、無地であれば白、青(水色)、淡いピンクなどが合わせやすくさわやかな印象となります。
特に濃い色のジャケットは見た目の「重たさ」が出やすくなりますが、それを軽減してくれる効果もあり、ジャケットの上品さをさらにグッと引き上げてくれます。
ちなみに、柄を入れるとカジュアル感や、やわらかい印象を出すことが出来ます。
柄の定番としては、ストライプやウィンドウペーン、グラフチェック、ギンガムチェックなどが挙げられます。
【ストライプ】
【ウィンドウペーン】
【ギンガムチェック】
コーディネートの注意点としては、ジャケットが無地であればシャツは柄でも良いです。逆にシャツが柄の場合にはジャケットは無地にした方が見た目にしつこくならずにさり気なさが演出出来ます。
4-2 コーディネートの幅も広げる薄手セーター
春らしさをサポートしてくれるインナーアイテム、もうひとつは、「セーター」です。
セーターは襟付きのシャツの上に着ることも出来ますし、下着の上に直接着るという着方もあります。その上にジャケットを羽織るとカジュアル感が出ます。シャツ+セーターともかなり印象が変わってきます。
セーター丸首やVネックが一般的です。Vネックの方が首元のシャープな感じが出るのでオススメです。
素材は、春でも寒ければウールが一般的です。防寒性も高いので最適素材です。
暑苦しくなくスッキリ見せる意味では薄手にすると重ね着もしやすくおすすめです。
また、比較的暖かい春であれば、コットン(綿)のセーターがおすすめです。
ウールほど保温性が高くないため、体温調整もしやすく、ウールよりもさらに春っぽさが出ます。
4-3 カットソーでカジュアルなジャケパンに
セーターよりも涼しげで、よりカジュアルな印象にするなら「カットソー」もジャケパンのインナーとしてマッチします。
長袖のTシャツのような形となります。
ジャバジャバと水洗いも出来る素材が多いので、セーターよりは扱いもラクですし、汗をかく方も安心ですね。
細身で着丈が長過ぎないように気を付けてください。
丸首も良いですが、Vネックのような少しだけ肌の露出面積が広いネックであれば涼しげな印象となります。
4-4 パンツは綿のチノパンでカジュアル感を演出
カジュアル用であれば綿ベースのチノパンが代表格となります。
色は明るい色であればベージュやライトグレーが一般的。
濃色であればチャコールやカーキ、黒といったところです。
ジャケットと色の濃淡を分けると全体バランス感が良く合わせもしやすくなりますので、明るい色目だけではなく濃い色のパンツも持っておくとコーディネートに便利です。
さらに、ポリウレタンなどストレッチが入っていれば(1~5%程度)細身でも動きが取りやすく使い勝手が良いでしょう。
4-5 ジーンズも春にカジュアルで合わせよう
ジーンズ(ジーパン)も定番的に春のコーディネートに使われます。
春に上品さを醸し出すためには、ジーンズは濃いインディゴブルーで、あまり洗いによる色落ちがないプレーンな見た目の方が良いです。
明るい色や、色が抜けた感じだと、カジュアルな印象となります。
ジーンズも細身を選ぶことがポイントです。チノパンのようにストレッチが入っているジーンズ素材もあります。そうそれば動きも取りやすいです。
関連記事4-6 ビジネス用ならウールスラックス
ビジネス場面であったり、チノパンよりももう少しカチッと決めたい!という方であれば、「ウールスラックス」です。
ウールは綿に比べるとカチッとした印象になります。ビジネス用では必須となるでしょう。
スラックスの定番としては、チャコールグレーおよびライトグレーの無地、つまりグレーの濃淡で持っておくのが最も間違いないです。
関連記事4-7 足元はレザーシューズかスニーカー
靴については革靴が鉄板です。
レザー(革)素材で色は黒かコゲチャですが、よりカチッと見せたいのであれば黒、やや柔らかい印象を醸し出すのを狙うなら「コゲチャ」となります。
コゲチャは黒ほどはカッチリになり過ぎず、適度に上品な柔らかさが演出できます。明るい色よりは濃い色目の方がより合わせもし易く、シャープな印象にもなるので足元を引き締めてくれますのでオススメと言えます。
また、レザー素材のスニーカーもあります。カジュアルであれば足元の軽やかさが演出出来て良いでしょう。
関連記事4-8 レザーベルトで腰回りにも気を配ろう
ベルトもコーディネートによっては顔を出すことがあります。
写真のようなレザーのバックルタイプが良いです。
ベルトは幅が太過ぎると暑苦しく感じてしまうので、幅は3.5cm(35mm)が目安となります。太いとカジュアル用となり、細いとビジネス用となります。最も合わせやすくバランスが良いのは3.5cm幅となります。色は黒かコゲチャですが、靴に合わせてください。
また、ジャケパンのようなややカジュアルな印象を出すなら、メッシュ状になっているレザーメッシュベルトも良いです。
関連記事5.春のジャケパンコーディネートで注意すべき3つのポイント
春のジャケパンのコーディネートにおける注意点をいくつかご紹介します。
5-1 春のジャケットにメルトンのような冬素材はNG
まだ2月あるいは3月上旬など寒い日は別として、基本的に春には春らしくすることが重要です。温かい春の気候にツイードやメルトンのような起毛されていかにも温かみを感じるような冬素材をジャケットで使わないように注意しましょう。
春にはNGです!(参照:F.log)
麻は天然繊維ではありますが、夏素材ですので、春でも後半に使うように意識してください。まだ早い春だと寒々しく感じ、季節感が合わないので気をつけましょう。
前述しているように、素材はウールや綿で、ウールや綿のなかにも春夏用の薄手素材がありますので、そのような素材のジャケットを選んでください。
5-2 パンツもジャケットと素材感や厚みを合わせる
合わせるパンツも、ジャケットと生地感を合わせるのがコーディネートする上で重要です。
パンツとジャケットの生地の厚みを合わせると違和感がなくなります。
ジャケットの生地が薄手なのに、パンツが冬用の厚手だとチグハグな見え方になります。
もちろん上下逆もしかりです。
素材は男性が思う以上に季節感を左右しますので、見た目の春らしさを考慮しましょう。
5-3 インナーが厚手過ぎないように注意する
インナーは、あまり厚手過ぎないようにしないと、ジャケットを羽織った際に着ぶくれしたように見えてしまいますので注意しましょう。
インナーはジャケットよりは薄手にするようにしてください。
春もシャツ+セーターなど重ねることがありますので気を付けてください。
6.春のジャケパンを揃える、おすすめショップ3選
春のジャケパンを揃えやすいショップをお伝えします。
いずれのショップで購入されるにしても、必ず試着して、出来れば全身コーディネートしてお店の全身鏡で見ながら配色バランスやサイズ感などをチェックしてください。
6-1 「トゥモローランド」で流行の春用アイテムを選ぼう!
セレクトショップは量販店よりも少し価格は上がってきますが、自社製造あるいは海外からのインポート(輸入)商品などもあり、春のジャケパンコーディネートもその時期であれば豊富です。中でもトゥモローランドは流行も抑えた商品構成で、幅広い年齢性別に人気があり、女性ウケも良いブランドで爽やかさを出せますから押さえておくと良いでしょう。
セレクトショップは店舗によって商品構成がことなりますので、ジャケパン用としては、カジュアルとスーツが両方置かれているような店舗であれば探しやすいでしょう。
6-2 「イセタンメンズ」は春のジャケパン用アイテムがすべて揃います!
東京新宿にあるデパートで地下1階から8階まで全て男性向けのアイテムが揃っています。そのため品揃えが豊富で春のジャケパンの全身コーディネートも揃えられます。
ブランド数も多く、大人っぽいアイテムが豊富です。
ただし、売り場面積が大変広く、ブランドも多く混在しておりますので、ここから自分に合うものを探していく作業がちょっと大変かもしれません。時間に余裕を持ってじっくりと買い物に行かれることをオススメします。
6-3 自分で選べない男性はプロに任せよう!「ライフブランディング」
お店に行ったけれど、自分ではいいものが選べない・・・など洋服の買い物に悩まされた男性は利用してみてください。
男性専門でファッションコーディネートサービスを提供しており、これまで1万人以上の利用者がいます。
春のジャケパン用のコーディネートを求めて来店する方もとても多いです。
ショップと少し異なるのは、まずカウンセリング(洋服を着るシーンやライフスタイルをヒアリング)を行い、サイズを計測してから最適なコーディネートをプロが選びます。
服選びに悩まされた際にはホームページの無料相談フォーム、あるいはフリーダイアル0120-470-460で電話無料相談が受けられます。
7.まとめ
いかがでしたでしょうか。
春に羽織るジャケットを明るい色目や春夏素材を取り入れることで爽やかさが出せます。
また合わせるアイテムのポイントもいくつかお伝えしました。
これらを取り入れていただければ、春先にも爽やかにカッコよく着こなして頂けます。
春のジャケパンスタイルを検討している方は是非とも参考にしてください。