
「会社の服装規定がビジネスカジュアルに変わったけど、ジャケパンにネクタイを合せるのは有りだろうか?」
「都心部でジャケパンにネクタイを合せた着こなしをする人がいるけど有りなのかな?」
というように、スーツスタイルよりも柔らかい印象に映るジャケパンスタイルにネクタイを合せて良いものか、わからずに悩む男性は意外と多いです。
また、ネクタイを合せるのが有りの場合、組み合わせの選択肢が増えることから、どの様に合せたらよいのか迷ってしまいますよね。
この記事では皆さんが抱えるお悩みについてしっかりお答えするのと同時に、実際の着こなし方や合わせ方のポイントなど、コーディネート画像を用いながらわかりやすく説明していきます。
この機会に正しい着こなしを覚えることで不安が無くなり、周りからも一目置かれる存在になることで、日頃からジャケパンスタイルをもっと楽しめるようになりましょう!
目次
1.ジャケパンにネクタイは有りか?無しか?
スーツよりもカジュアルな印象に映るジャケパンスタイルにネクタイを合せても良いのか?
不安になるかも知れませんが、結論から申し上げるとネクタイをすることは「有り」です。
もともとはレストランなどのカッチリしたカジュアルシーンで利用されることの多かったジャケパンスタイルですが、近年では、ビジネスカジュアルとして定着してきたこともあり、ネクタイを合せた着こなしが周りに違和感を与えることはありません。
ただし、オフィスで仕事をする方は自社の服装規定に準ずる必要があります。
また、営業担当は訪問先の服装規定をしっかりと把握した上で、ジャケパンにネクタイを合せるようにしないと、周りから浮いてしまったりチグハグな印象になるので気を付ける必要があります。
要するに、ネクタイを付けなくても良いシーンもあれば、ネクタイを付けないと周りから変な目で見られるシーンもあるということを認識しておきましょう。
2.ジャケパンスタイルにネクタイを合せるメリット
ビジネスシーンでジャケパンを着こなすと、スーツよりも柔らかくオシャレに見えて、さらにネクタイを付けることで適度なカッチリ感がうまれることから、周りから「仕事が出来る」印象に映ります。
【ジャケパン×ネクタイスタイル】(参照:ORIHIKA)
特に、服装自由度が高いマスコミ系に広告代理店などの営業や商社マンなど、ビジネスシーンの服装に気を使う機会が多い男性に見かける機会が多い着こなしです。
スーツスタイルよりも柔らかくオシャレな印象になり、また仕事が出来る雰囲気を合わせ持つことから、周りの同僚やスタッフから一目置かれるだけでなく、女性からも人気の高い着こなしとも言えます。
シーンによってジャケパンスタイルの印象をネクタイ一つで、お手軽に変えることができるのもメリットの一つと言えるでしょう。
3.ジャケパンとネクタイを合せる時のポイント【シーン別】
いざジャケパンとネクタイを使ってコーディネートしようにも、ネクタイは色んな種類があるし、どの様に合わせれば良いかわからない男性も多いです。
この章ではそれぞれの合わせ方についてシーン別にお伝えしていきます。
3-1 ネクタイの色はジャケパンいずれかと1色でも同じならOK
ジャケパンスタイルのネクタイは、ジャケットやシャツ、パンツいずれかのアイテムと、1色でも同じなら統一感が出て良くなじみます。
ネクタイを同系色にする部分は、ネクタイの地の色でも柄(小紋やストライプ)でも構いません。
【定番柄一覧】(参照:P.S.FA)
【ネイビージャケット×ネイビーネクタイ】(参照:CUSTOM LIFE)
例えば、画像の様にネイビーのジャケットに合わせてネイビーのネクタイを入れてみる。ということですね。
3-2 柄を使う場合は1点に絞ろう
ジャケパンスタイルでは、ジャケット、シャツ、ネクタイ、パンツの中で柄物は1点に抑えると、コーディネートがまとまります。
【ネクタイだけ柄入りコーデ】
(参照:CUSTOM LIFE)
元々ジャケパンスタイル自体がカジュアルな印象になるので、その他の部分では落ち着かせようということですね。特に目上の方がいる場所や会議などかしこまる必要がある場面では、柄の量には特に気を付けましょう。
代表的な柄としては「ストライプ柄」と「小紋(ドット)」があります。
・ストライプ柄
⇒知的でスッキリした印象を与える定番的な柄。
・小紋(ドット)柄
⇒上品で格式高い印象に映る柄。
いずれの柄も、ビジネスでは定番として使われているので悩んだらこの2つの柄を持っておけば間違いありません。
3-3 季節やシーンに合せて素材を変えよう
ビジネスシーンで使われるネクタイはシルクが一般的です。
なぜならば、シルク特有の光沢感がビジネスシーンでカッチリした印象に映るからです。
シルクネクタイを使った一般的な着こなしをマスターした上で、カジュアルシーンや柔らかい社風の職場に合わせたコーディネートもおすすめです。
例えば、ジャケパン+ネクタイを使う場合は、「夏ではリネンタイ」「冬にウールタイ」を使用したり、「目の粗いニットタイ」などを合せると柔らかい印象かつ季節感がでてオシャレに見えます。
3-4 着るシーン・合う相手に合わせて着こなそう
着るシーンや場面に合わせてネクタイの柄や素材を変えていきましょう。
ビジネスシーンでは、着用しても悪目立ちしないか、相手に不快感を与えないかは重要なポイントです。
相手先が金融系やカッチリした社風の企業であれば、落ち着いて見える暗い色のジャケパンと色柄の押えたネクタイで。
IT系やマスコミ系など柔らかい社風であれば、ジャケパンもしくはネクタイに騒がしく見えない程度に色柄を使うなどしてコーディネートしましょう。
4.ジャケパンとネクタイを使ったシーン別コーディネート
それでは、ジャケパンとネクタイを使ったシーン別コーディネートをご紹介します。
4-1 ビジネスシーン(カッチリ:金融など)
服装がカッチリ目の銀行や役所も近年ではビジネスカジュアルを率先して取りいれていますが、派手派手しい服装は周りから浮くことから、ベーシックな組み合わせがおすすめです。
【ネイビージャケット×グレースラックス×レジメンタルタイ】(参照:アメブロ)
ジャケパン定番のネイビージャケットとグレーのスラックスに清潔のあるストライプネクタイを合わせたコーディネート。ジャケパンながらも、かっちりとした印象になるので、金融系の職種でも使いやすいです。
【ネイビージャケット×ストライプネクタイ×ブラウンパンツ】
(参照:mi-mollet)
ダブルのジャケットを柔らかいブラウンのパンツで合わせて、安心感を出したジャケパンスタイル。柔らかい印象ながらも、ネクタイを締めていることでビジネス感を出すことができていますね。
4-2 ビジネスシーン(カッチリ~カジュアル:IT系など)
ビジネスシーンでもIT系や広告代理店など、服装規定が緩い会社ではジャケパンやネクタイの選択肢の幅が広がります。
【ネイビージャケット×チェックパンツ×ストライプネクタイ】(参照:MARUTOMI)
色の組み合わせはベーシックながらも、パンツの柄にチェックをいれることでカジュアルな印象になっていますね。コーディネートの華やかさに合わせるようにシレっとネクタイにピンクのストライプを選ぶところもオシャレ!
【ベージュジャケット×ネイビーネクタイ×ブラックパンツ】
(参照:CUSTOM LIFE)
カジュアル感を出すならば、ジャケットの色味を明るくするのもおすすめです。
ビジネスであることは念頭にしているため、パンツはブラック、シャツやネクタイの色はブルー系で砕けすぎないようまとめていますね。
【ネイビージャケット×ブラウンネクタイ×ブルーシャツ】
(参照:MARUTOMI)
シャツを暗めのブルーにして、全体が上品で落ち着いた印象になるコーディネート。ITや広告など自分のセンスを見られるような職場であれば服装からセンスを見せつけることもありですよ。
4-3 プライベートシーン(彼女とレストランデートなど)
プライベートでジャケパンにネクタイを締める時は、デートで彼女へ猛アタックをかける場面と言っても過言ではありませんね。
【麻ジャケット×ネイビーネクタイ】
(参照:seesaa Blog)
季節感の出る麻素材のジャケットはプライベートで使うにはぴったり。ネクタイなしで着てもオシャレですし、ネクタイを締めることでかっちりとした印象にもなるので、夏の夜のレストランなどには最高の組み合わせですね。
【ネイビージャケット×ベージュパンツ×ストライプネクタイ】
(参照:UNITED ARROWS)
下半身を明るめのベージュにして、柔らかさを増やしたコーディネート。すでに明るめの面積が多いのでビジネスであればネクタイは落ち着かせたいところですが、プライベートなら明るくてもOK!
【チェックジャケット×イエローネクタイ×ネイビーパンツ】
(参照:CUSTOM LIFE)
オシャレな印象になるチェックジャケットに、華やかな印象になるイエローのネクタイを合わせた他人との違いが出るコーディネート。
合コンやパーティなどで主役になれること間違いなしです。
5.ジャケパン&ネクタイを使ったNGコーディネートとは?
5-1 季節感の無い組合せ
ジャケパンとネクタイの組合せを考える上で、各アイテムの季節感を意識することは重要です。
【冬素材ネクタイ】
ジャケットやパンツ同様にネクタイにも季節素材を使ったものがあるので季節感があまりにも違うもののコーディネートには気を付けましょう。
例えばシルクのネクタイはほぼ1年を通して利用することができますが、春から夏にかけて着る薄手ジャケットに冬用のウールタイを合せてしまうと、一気にチグハグな印象になるので気を付けましょう。
5-2 シーンにそぐわない組合せ
多色使いのチェック柄ネクタイや、カジュアルなニットタイ、明るい色のジャケパンを着てしまうとカジュアルな印象になってしまうので、重要な会議には向きません。
【ニットタイ】
(参照:azabu tailer)
元々カジュアルな印象になるジャケパンスタイルなので、写真のようなニットタイを合わせるとカジュアル感が際立ちビジネスの場の雰囲気とは合いにくいです。
「誰と」「どこで」会うのか?を意識してコーディネートを組みましょう。
5-3 派手な色柄を使ったコーディネート
派手な色柄をジャケパンとネクタイに使用すると、服装が騒がしくなり周りから浮いてしまいます。
ビジネス・カジュアルいずれのシーンでも、柄を使う時はジャケット・パンツシャツ・シャツ・ネクタイいずれかの中で1色にするとまとまりが生まれます。
もし皆さんがいくら派手な色合いが好きだとしても、コーディネートする際に気を付けるのは、相手からどう見えるのかを常に意識することです。
コーディネートする際に気を付けるのは、「相手からどう見えるのか」を常に意識することです。
6.購入するならココ3選
最後に、ジャケパンとネクタイを合せて購入する際におすすめのお店をご紹介します。
同じお店でジャケパンとネクタイを選ぶことで、より統一感のあるコーディネートになるのでおすすめです。
6-1 スーツセレクト
SUIT SELECTは、選ぶ・着る・楽しむをテーマに佐藤可士和氏に総合監修された「合理的に選ぶこと」と「楽しく選ぶこと」が全く矛盾しないことを証明する、 スーツの新しい買い方そのものをデザインしたショップです。駅前のファッションビルや路面店など全国の主要として展開していること、また良心的な価格設定をしていることから、ビジネスシーンで手始めにジャケパンとネクタイの組合せをするには最適なお店と言えるでしょう。
6-2 トゥモローランド
衣類や小物などを販売するセレクトショップです。
主要都市のファッションビルや路面店を中心にショップ展開をしており、ファッション好きの学生から大人の男性まで、高感度なカジュアルスタイルを提案しているお店になります。
ビジネス、カジュアル共に着用できるジャケパンからネクタイまでアイテムは一通りそろえることが出来るでしょう。
6-3 伊勢丹メンズ館
新宿にあるデパートで、地下1階から8階まで全て男性向けのアイテムが揃っています。
全館見て回るだけでもかなりの時間を有しますので、日頃からオシャレを楽しむ機会の多い男性であれば、ショッピングを楽しむことが出来るでしょう。
ふだんカジュアル量販店で買う機会の多く不慣れの男性は「ストアアテンドサービス」を利用することをお勧めします。
ビジネスシーンからカジュアルシーンまで、ジャケパンとネクタイの組合せは一通りそろえることが出来ますが、ブランドも多岐に渡って展開していることから、分らない場合はお店の販売員とよく相談しながら選ぶようにしましょう。
7.まとめ
いかがでしたでしょうか。
ジャケットとパンツの組み合わせに合うネクタイをご紹介しました。
それぞれ、組み合わせの選択肢が多いことから、初心者の方はどう選べばよいのか、迷ってしまいがちなジャケパンスタイルですが、ネクタイ選びに迷うことはなくなったと思います。
皆さんが活用されるジャケパンスタイルに合ったネクタイで、ビジネスシーンもプライベートシーンも素敵な着こなしして楽しんでくださいね。