
「ボタンダウンのシャツにネクタイをしても、本当に良いのだろうか?」
ふとネクタイをしようとしたときに不安になる男性は非常に多いです。
それもそのはずで多くの方はクールビズ期間や、ビジネスカジュアル用としてボタンダウンのシャツを購入するのでネクタイをすることは前提にありません。
しかし、安心してください!
ボタンダウンのシャツにネクタイをすることはアリです!
しかし、NGの場面や合わせるときにはコツが必要になってきます。
そこで今回は、ボタンダウンのシャツがOKな理由と合わせ方・注意点をまとめてお伝えをしていきたいと思います。
ボタンダウンにネクタイを合わせるとビジネスシーンでいつもと違ったオシャレ感を出すことができるので是非取り入れてみてください!
目次
1.ボタンダウンシャツにネクタイを合わせるのはアリ!
(参照:ハタラクティブ)
襟先のボタン穴に、身頃に付けられたボタンで留める仕様の襟型「ボタンダウン」のシャツにネクタイを組み合わせるのはアリなのでしょうか?
答えは、「アリ」です。
なぜならば、最近では「クールビズ」のように、ビジネスでもカジュアル化が進み、特に夏はネクタイをすることも少なくなってきています。
ノーネクタイでも襟型が綺麗に保たれるボタンダウンシャツがビジネスでも着られているような背景もあり、カジュアルな印象となるボタンダウンシャツにネクタイを合わせるという組み合わせもごく一般的に用いられるようになっています。
しかし実はアリなのも「条件付き」です。
あくまでもフォーマル仕様の組み合わせではないため、冠婚葬祭のようなよりフォーマルなシーン用としては避けておく、と考えておくのが良いです。
ボタンダウンシャツが元々スポーツ競技用のシャツから開発されているという由来から、カジュアル用のシャツというイメージも強いのです。
そのため、冠婚葬祭などのフォーマルなシーンや、ビジネスでもパーティのような席では避けておいた方が良い組み合わせとなります。
2.ボタンダウンシャツとネクタイの組み合わせのポイント
巷に数々あるボタンダウンシャツとネクタイからどれを選んでどう組み合わせれば良いのか?は悩まされると思います。組み合わせるに当たって、まずはここを押さえておけば間違いない!というポイントをご紹介します。
2-1 シャツとネクタイの定番色を取り入れる
ボタンダウンシャツはカジュアル用のイメージが強いので、シャツ、ネクタイそれぞれで定番色から取り入れて組み合わせると落ち着いた雰囲気になりカジュアル感も軽減されます。
シャツはホワイトやブルーが定番色でおすすめです。
【ホワイトボタンダウン】(参照:CECILE)
【ブルーボタンダウン】
(参照:トラッドハウスフキヤ)
ネクタイだとネイビー、ブルー、シルバー、レッドが定番の色です。
【ネイビーネクタイ】
(参照:BASE MAG)
【ブラウンネクタイ】(参照:&mall)
定番の色はボタンダウンのカジュアルさを強調せずに、落ち着いたコーディネートにまとめてくれるのでまずはベーシックな色味から揃えておくことがおすすめです。
2-2 シャツとネクタイを1色合わせる
シャツとネクタイに使われている色を1色合わせると、統一感が出ます。
ボタンダウンシャツはその形状から、カジュアル感が出るシャツとなりますので、合わせるネクタイとの統一感がないと一層カジュアル感が増します。
ビジネスライクに見せることを目的とする場合には、シャツとネクタイそれぞれに使われている色のどれか1色を合わせることで統一感が出てカッチリとした印象が醸し出されます。
逆にシャツとネクタイそれぞれに使われている色数が多いと、カジュアル感が増すのと見た目にもごちゃごちゃしてしまいますのでオススメはしません。
2-3 シャツとネクタイの柄の大きさを分ける
(参照:goo)
一方で、シャツとネクタイの柄の大きさを分けることがおすすめです。
例えば、シャツが細めのストライプであれば、ネクタイは大きめの小紋柄や、太目のストライプなど柄の大きさを変えることでまとまりのある印象になります。
シャツでネクタイと合わせるときに使いやすい柄は無地、ストライプ、ギンガムチェックやグラフチェックに代表されるような格子柄やチェック柄です。
【ギンガムチェック】
(参照:FAIR FAX)
【グラフチェック】(参照:トラッドハウスフキヤ)
ネクタイはシンプルな無地、レジメンタルと呼ばれる斜めストライプ、小紋柄が合わせがしやすいです。
【レジメンタル】(参照:阪急メンズ)
【小紋柄】
(参照:高島屋)
シャツもネクタイも柄物が多くあり、うまく組み合わせをするとオシャレな印象になりますが、難しいと感じる場合は両方とも無地の物でそろえておけば安心です。
2-4 ボタンダウンシャツに合うネクタイの結び方は「ダブルノット」
(参照:BRUNO)
ボタンダウンシャツに合わせるネクタイの結び方のベストは「ダブルノット」です。
シャツのボタンダウンに主張が出るので、ネクタイの結びはあまり大きくせずにしておくことがポイント。
ダブルノットでどうしても結びが大き過ぎてしっくり来ないと感じる方は、ダブルノットよりひと巻き少ない結びの「プレーンノット」を覚えておくと良いでしょう。
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3. 場面に合わせた組み合わせ例
ここまで、シャツの色や柄について紹介をしてきましたが、3章では実際にどの場面でどの組み合わせがいいのかの例をみていきましょう!
〇打ち合わせ、営業時はベーシックで落ち着いたイメージ
【ブルーシャツ×グレーストライプネクタイ】
(参照:ozei)
清潔感のあるブルーのシャツに知的な落ち着きを感じさせるグレーのネクタイの組み合わせ。
打ち合わせのようなコーディネートで主張をする必要がないときベーシックな色味でまとめましょう。
〇勝負のプレゼンなどで、やる気をアピールしたい時のイメージ
【白シャツ×レッドストライプネクタイ】
(参照:鎌倉シャツ)
やる気をみせたいときには人の印象に残るレッドネクタイを使った組み合わせがおすすめ。小細工のない白シャツが熱意の伝わるレッドを映えさせます。
〇ランチミーティングなどで少しカジュアルの場面
【折柄シャツ×小紋ネクタイ】
(参照:THE SUIT CAMPANY)
カジュアルな場面であればオシャレ感のあるシャツとネクタイを使った組み合わせがおすすめです。
シャツとネクタイの両方が目立ってしまうとごちゃごちゃしてしまうので、シャツをあえて折り柄にしてさりげないオシャレにまとめています。
〇仕事後に飲み会、合コンがある時にはちょっと華やかに
(参照:ZABOU)
華やかな場に行くのであればコーディネートも華やかにまとめてみましょう。
ビジネスでは使いにくいような、色味のイエローでも華やかな場では一躍主役に躍り出ます。仕事以外用としてネクタイも遊び心のあるものがあるとバリーションが広がりますよ!
ボタンダウンシャツの襟先のボタンは必ず留めた状態にしましょう。
カジュアルスタイルではハズシの着こなしテクニックとして開けることもありますが、基本的には留めておくことがおすすめです。
4.まとめ
いかがでしたでしょうか。
ボタンダウンにネクタイをすることは悩みやすいところでしたが、結論としてボタンダウンのシャツにネクタイをしても大丈夫です。
ただし、カジュアルな印象があるので冠婚葬祭ではNGなのは気を付けてください。
ボタンダウンにネクタイの組み合わせは、ビジネスシーンでのオシャレ感やちょっとしたアクセントを引き出すことが出来るので是非とも楽しんでいただけたらと思います。