
「ビジネスコートってどうやって畳めばいいのだろうか?」
寒くなった時にしか使わない大きいコートをふと、出先で脱ごうとした時にどうやって畳めばいいのかと悩む方は非常に多いです。
実は、コートは体を覆う面積が大きいので正しく畳まないとシワが目立ったり、持っている姿が汚く見えてしまうので畳み方が非常に重要なアイテムなのです。
しかし、コートの畳み方は「裏返しにして2つに折る」ことをだけを覚えておけば出先でも綺麗にコートを畳むことができます!
是非取り入れて、いつでもキレイな見た目で相手から好印象を受けるようになりましょう!
目次
1.ビジネスコートは室内に入る前に脱いで、畳んでおくことがマナー
そもそも「コートって脱がないといけないものなの?」と思うかもしれませんが、ビジネス上で他社を訪問する際には、室内に入る前にコートを脱いで畳んでおくことがビジネスマナーとされています。
(※集合ビルなどでは、ビル内のエントランスでコートを脱いでも構いません。)
なぜ訪問する際に脱がないといけないかというと、外気と触れている表面の汚れや、雪や雨、花粉などを室内に持ち込まないためです。
訪問をさせてもらっているのに、迷惑をかけるのは相手に対して印象がよくないですよね。
したがって、なるべく、表面の汚れが広がらないようにコートは裏返しに畳むことが基本です。
また、外で脱いだ際にコートを軽く振る、手で払うなどして、コートの汚れを落とすようにするとより丁寧な印象になります。
2.コートを脱いで手で持つときの畳み方4ステップ
さっそく2章ではシワになりにくく、見た目もきれいになるコートの畳み方4ステップを紹介していきます。
いざ、取引先に着いて適当にコートを脱いで腕にかけておいてしまうと、第一印象が悪くなってしまうかもしれませんし、帰りに見送られる際にシワシワでみっともなくなってしまう。
なんてことをしっかり避けていきましょう!
以下の4ステップで誰でも簡単に出来るので安心してください!!
ステップ1 コートの両肩部分に両手を入れて、左右の肩と肩を合わせ、縦半分に畳む。
両手は肩と袖の境目の縫い目が来る場所までいれておきましょう!
袖の部分までいれてしまったり、手前までしか手が入っていないときれいに折ることができずに畳んでもバランスが悪く汚く見えてしまいます。
ステップ2 左手はそのままにし、右手で襟を持ちながら左側へ返す。
左手は合わせた右肩を軽くつかんでおいて両肩がしっかりと合わさるように固定をしておきましょう!右手は左手と同じ高さから返すよりも、画像の様に少し上の角度から被せるとやりやすいです。
ステップ3 左の肩の上に右の肩を乗せるようにぴったりと重ね合わせ、右半分を裏返す
ここからは形を整えていきます!
慣れないうちは重ねた右肩側の手の近くだけが裏返しになって下まで綺麗に裏返ってないことも多いです。
しっかりと右半分が全部裏返っていることを確認しましょう!
ステップ4 襟を立て、半分に折って裏地が見える状態で、コートを腕にかけて持ち歩く
腕にかけた時にも形が崩れやすいので、相手から見たときに汚くないかを考えて形を整えましょう。
折った部分の先端同士がしっかりと合わさっていればOKです!
これで正面から見た姿もスマートに決まります!デキるビジネスマンの雰囲気がこれだけで出ますよね!
冬場のコートを持っている姿は声よりも先に相手に与える印象になるので、しっかりと4ステップはマスターしておきましょう!
3.出張でカバンに入れるときのコートの畳み方4ステップ
取引先に会う以外にも飛行機に乗ったり、新幹線などの長時間の移動の際にコートを鞄に入れる可能性もあります。
そうした場合にもきれいにコートを畳める方法もご紹介します。
ステップ1 ボタンを開ける
鞄に入れる際にはボタンは開けておきましょう。
締めたままにしていると、何かしら強い刺激が加わったときにボタンが取れたりゆるんだりするリスクがあります。
ステップ2 後ろを向けて、片方の腕を折りこむ
腕を折る時にはなるべくシワにならないように肩の縫い目に沿って折ることがポイントです。
腕を片方だけ入れることで、腕同士が絡まらないようにしています。
ステップ3 半分に折って、残った腕を折り込む
こちらの腕を折りこむときにも方の縫い目に沿っておりましょう。
ステップ4 鞄の大きさに合わせて縦に畳む
最後には鞄の大きさに合わせて縦に畳みましょう。これで完成です!
簡単ですよね!
ただ、一点注意点としては、綺麗に畳んでも長時間鞄に入れておくとシワができてしまいます。
なので、出張先に着いたらコートのシワを伸ばすことが必要です。
おすすめなのは、お風呂を上がった後の湿気がある中で30分ほどハンガーにかけておくことです。
湿気がスチームアイロンや霧吹きと同じ効果をもたらしてくれるからですね。ただし、長い間かけすぎるとカビの原因になるので、30分ほど干したら、風通しのいい場所で一晩干して無駄な水分はとるようにしましょう!
4.ビジネスで使いやすいコートスタイル
最後にビジネスシーンで使いやすいコートを紹介します。
コートの種類は多くありますが、ビジネスで使うのであれば間違いないのは「ステンカラーコート」と、「チェスターコート」です。
共にシンプルなデザインでかっちりとした印象を与えることができるので、ビジネスシーンで多く使われています。
【スーツ×ステンカラーコート】
【ジャケパン×ステンカラーコート】
【チェスターコート×チェスターコート】これらはジャケットスタイルに非常に使いやすいので、コートで迷ったら是非使ってみてください!
“コート選びのポイント”
ビジネスで着る場合にはデザインも重要ですが、もう1つサイズ感もしっかりとする必要があります。
特にビジネスで着るコートはジャケットの上から着る場合が多いので、サイズを少し間違えると大きくてやぼったくなったり、小さくて着ぶくれしてしまうと見た目の印象が悪くなってしまいます。
そうならないためにもしっかりとサイズ選びにも気をつけましょう!
すっきりと見せるコートの選び方のポイントは「着丈」「肩回り」「お腹回り」です!
詳しいサイズの選び方はこちら
関連記事5.まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はコートの畳み方を4ステップでお伝えしていきました。
秋冬のビジネスシーンでは、コートを脱いで取引先の方と会うことが非常に多くなります。
コートを脱いだ姿は第一印象を大きく左右するので、正しい畳み方をしたコートを持ってできるビジネスマンの印象を与えましょう!