普段から着る機会の多いシャツですが、手持ちのシャツの裾を外に出して着ても良いのか?わからなくて悩むことは多いのではないでしょうか。
基準がわからずに間違った着方をしてしまうと、周りからはオシャレに見て貰えませんし、なによりも「この着こなしは大丈夫だろうか?」という不安に駆られながら着ることは、皆さんにとっても嫌なはずです。
でも、この手持ちシャツは着丈の裾を外に出して良いものか?なんて、自分で見極めることはできない…
そんな悩める男性の皆さんへ、今まで1万人以上の男性の服装に携わってきた現役スタイリストが、培った知識をもとに、シャツの着方をコーディネート写真を用いながらロジカルにわかり易く解説します。
この機会にシャツの着方を覚えて、服装にも気を使えている「デキる男」を目指しましょう!
1.シャツの着丈とは?
そもそもシャツの着丈がどの位置を示しているのかわからない方も多いはずですので、先ず始めに、着丈の位置について図を使って説明していきます。
1-1 シャツの着丈位置
シャツの着丈はどの部分を示すのか、下の図を元に説明します。
*引用元はこちら
着丈の計測位置は、「後着丈」になります。
これは前にかがんだり、座ったりした時に後ろ身頃が引っ張られるため、シャツの着丈が前着丈よりも後着丈の方が長く設定されているからです。
シャツは20~30種類のパーツを組み合わせて構成されており、寸法を計測する位置も細かく設定されていますが、詳細は別記事で触れていますのでそちらをご参考ください。
シャツのサイズ選び難しくありませんか?自分にぴったりジャストサイズ選びのコツ伝授
1-2 シャツの着丈の計測仕方
準備する物はメジャーだけあれば大丈夫です。
Ⅰ.平たい台に置く
この際、前ボタン(FS)は上から下までしっかり留めてからシワにならないようにしっかり伸ばしましょう。ボタンを留めてから計測しないと正しい数値を測ることが出来ません。
Ⅱ.計測
襟と後身頃の際(きわ)の部分から、水平にメジャーを落とします。
裾までの距離を計測したら完了となります。
慣れてしまえば作業自体はいたって簡単ですので、試しに手持ちのシャツをクローゼットから出して並べてみてください。
ブランドによって多少のサイズ感の違いはあるものの、いずれのシャツもご自身の体型に近しいサイズで購入していると思いますが、どのシャツも着丈の長さが違うことがわかるはずです。
次の章では着丈の長さはどこに基準があるのか?その基準を理解した上でどの様に着るのか?を説明していきます。
2.シャツの着丈の基準
1章で、「手持ちシャツの着丈の長さはバラバラである」ことを皆さんに確認して貰いました。
実はシャツの着こなし方には、この着丈の長さが大きく関与しているのです。
自分と同じようなシャツを着ているはずなのに、なぜかカッコ良く見える人っていますよね。
この違いは何かというと、ずばり「シャツの着丈に対する意識の差」なのです。
明確な基準があるなら教えて欲しい!そう思われるのは当然だと思いますが、残念なことに、シャツの裾を中に入れる・入れないについては明確な基準が存在しません。
ではどうしたら良いの?と困ってしまう方の為に、洋服のサイズ別に適切な着丈の長さを表にしてみましたので参考にしてみてください。
2-1 シャツのサイズ別の着丈の長さ
身長や腰の位置は人によってそれぞれですが、下記表があれば着丈の基準が出来るので便利です。
・裾を外に出して着るシャツの着丈
・裾を中に入れて着るシャツの着丈
ちなみに、店頭で販売されているシャツは生産工程や生地の特性によって、1㎝前後の誤差は出てしまうため、購入の際にはお店に足を運んで試着することを心掛けましょう。
見た目的な要素でいうと、「お尻が隠れるか隠れないか程度の長さ」が、裾を出してOKとなります。
例えば、清潔感を感じさせる白いシャツの裾を出して着ていても、お尻がすっぽりと隠れるほど長い着丈だとだらしなく野暮ったい印象を与えてしまいます。
このように、シャツの着丈を意識している人としていない人とでは決定的に着こなしの差がでてしまうので、次の章で着こなしのポイントをご紹介してみたいと思います。
厳密には裾の形状も着こなし方に起因するところがありますので、合せてお伝えしていきます。
2-2 裾を出す場合
裾の形状は大きく分けて「Lボトム(スクエアボトム)」と、「Uボトム」2種類あります。
2-2-1 Lボトム
・Lボトム
身頃の裾が真っ直ぐになっていて、サイドとボトムのシルエットが、ちょうどアルファベットの「L」に見えます。
・コーデ写真
裾が腰とお尻の境目くらいになり、裾を出してもスッキリと見栄えが良くなります。
Tシャツやカットソーの上にシャツを羽織る着こなしです。
カジュアル感が出る着こなしになりますが、ちょっとしたポイントを押える必要がありますので、着こなし方については別記事【シャツのインナーはこう選ぶ!ビジネス・プライベート別に徹底解説】を参考にしてみてください。
2-2-2 Uボトム
・Uボトム
脇から背中の後ろ身頃の裾にかけてアルファベットの「U」に見えます。
・コーデ写真
裾を中に入れるシャツの多くはUボトムですが、裾が短く、お尻が隠れなければ裾を外に出しても問題ありません。
2-3 シャツの裾を中に入れる場合
2-2同様、「Lボトム」「Uボトム」を用いてシャツの裾を中に入れる場合を説明していきます。
2-3-1 Lボトム
Lボトムは裾を出して着るシャツの規格に多いのですが、手持ちのシャツが全体的に大きく、お尻が隠れてしまう着丈であれば、長すぎるので裾を出して着るのは避けましょう。
2-3-2 Uボトム
基本、裾をパンツの中に入れるので裾の形状はわかりませんが、着丈が短いと裾が出てみっともないので、お尻が隠れる程度の長さを選ぶようにしましょう。
3.シャツの着丈と共に気を付けるべきポイント2選
シャツを着こなすポイントは着丈の長さや裾の種類だとお伝えしてきました。
この章では、皆さんがシャツを着る際に陥りやすいポイントであったり、意識すべきポイントをお伝えしたいと思います。
3-1 インナーの裾がシャツの裾から出ない
特にシャツを外に出して着る場合、中のインナーが裾から出ていると、だらしない印象を与えてしまいます。
あえて裾から差し色のTシャツを見せたりする着こなしは有りますが、学生っぽくなってしまうので、大人らしくスッキリとしたコーディネートを心掛けましょう。
3-2 トータルコーディネートが大事
いくらシャツの着丈を意識して選んでいても、合せるパンツがブカブカだと相手にチグハグな印象を与えてしまいイメージが上がりません。シャツに合せる羽織物や靴などの雑貨にもちゃんと意識を向けて、全体でコーディネートする事が重要です。
トータルコーディネートで意識するポイントは、「サイズ」と「色」と「素材」の組み合わせです。
先ずは出かける前に鏡をチェックすることを習慣づけることから始めましょう。
4.ベストな着丈のシャツを購入するならココ
シャツは普段から着る機会も多く、様々なシーンで活躍できる便利なアイテムです。
それぞれのシーンに合せて価格別にお店を紹介したいと思います。
4-1 UNIQLO
言わずと知れた日本を代表するカジュアル衣料量販店です。
全国各地の路面店や駅ビルなどにショップがあるので気軽に寄れて安く買えるのがポイントです。
自社オンラインのページも充実しており、サイズ別にアイテム寸法も掲載されているので選びやすいでしょう。
価格帯は1,290円~2,990円と良心的で種類も豊富であるため、手始めに揃えるにはうってつけのブランドと言えます。
4-2 メーカーズシャツ鎌倉
その名の通り、鎌倉から発信された日本を代表するシャツメーカーです。
洋服の歴史が浅い日本で、欧米で生まれ育った“シャツ”をもって『日本人をお洒落にしたい』という想いから始まった鎌倉シャツですが、2012年にはファッションの中心であるNYにも出店し高い評価を得ています。
既製品で5,400円~、パターンオーダー(12,000円) も受けており、ファッション好きの方も満足出来る品揃えとなっています。
4-3 伊勢丹メンズ館
新宿にある、地下1階から8階まで全て男性向けフロアのデパートで、お勧めは国内外のシャツブランドを多く取り扱っている1階フロアです。
分からない場合は、店員さんが丁寧にエスコートしてくれますので、利用するシーンを伝えて選ぶのを手伝ってもらうのもいいでしょう。
シャツ以外にも洋服から雑貨まで取り揃えているので、トータルコーディネートできる点もメリットと言えます。価格帯は既製品で10,000円~と、オシャレ上級者向けと言えるかもしれませんが、シーンに合わせた最適なシャツを手にすることが出来るでしょう。
オンラインによるパターンオーダーも受けており、価格帯は9,612円~と、全部で6タイプあります。
5.おすすめの通販ショップ【BEST3】
服装選びはサイズが重要なため、デートなど重要なシーンで着る場合は、お店で試着をして選ぶことをおすすめします。とはいうものの、「お店に行く時間がない!」「そもそもお店が近くには無い!」という方もいるでしょう。その場合はネットで購入するのも一つの手でしょう。
5章では、そんな方のために、おすすめの通販ショップ【BEST3】をご紹介します。
【BEST1】「マネキン買い」で失敗知らず!メンズファッションプラス
やりすぎない、失敗しない無難な男服をコンセプトに、ファッション初心者でも気軽に買える「マネキン買い」が可能。コーディネート写真でいいなと思ったアイテムが一式で購入できてしまうのでラク!
【BEST2】「大人っぽいきれいめアイテム」ならスプートニクス
こちらも大人っぽくキレイめなアイテムが揃います。アイテムの種類が豊富で、選びやすいのも特徴。
【BEST3】厳選アイテムで初心者も買い物しやすいDcollection
シンプルでベーシックなアイテムが厳選された通販ショップです。ファッション初心者向けにファッションが学べるメディアやコーディネート例も豊富にあるので、ファッションがあまり得意でない方にもやさしい通販サイトです。
6.まとめ
如何でしたでしょうか。
今までシャツを着る時に意識してこなかった着丈も、ちょっとしたコツさえ掴めてしまえば誰でもカッコ良く着こなすことが出来るのです。
同じようなシャツを着ている人がいても、なぜか相手の方がカッコ良く見えていた皆さんのお悩みや不満を解消させることが出来たのではないでしょうか。
今後、皆さんが自信を持ってシャツを選べるようになったことで、周りからの反応も驚くほどに良い方向へ変わることをお約束します。
ファッションを楽しむ上での良いきっかけとなってもらえたら幸いです。
▼こちらの記事もおすすめです!▼