無事に転職先が決まり、次の会社はオフィスでビジネスカジュアルがOK。
暑い時季はポロシャツで行こうかと思ったけど、これまでファッションに無頓着だったからどう選べば良いかわからずに、とりあえずスーツ用のワイシャツで行くことに。。。
という男性もきっといるでしょう。
そんな時どうしたら良いかをお答えします。
夏のビジネスカジュアル用のポロシャツをかっこよく着こなすための基本として、色柄、素材、サイズが重要ですので、そこをしっかりと押さえるということです。
最近では、「ビズポロ」という言葉もあるくらい、ビジネスで使うポロシャツというのは徐々に増えてきております。
ポロシャツはカジュアルアイテムとはいえ、お仕事用ですから、何でも良いというわけにはいきませんよね。
職場の方々に不快感を与えないように、且つ自分自身も涼しく動きやすく、さらに職場できびきびと仕事がこなせるようになると信頼感も増していくと思いませんか?
これを機に、自分に合う最適なポロシャツを選び、この夏を爽やかに着こなしていきましょう。
目次
1. ビジネスカジュアルのポロシャツ着こなしの基本は色柄、素材、サイズで決まる!
まずは着こなしのための基本を押さえていきましょう。重要なのは、
・色柄
・素材
・サイズ
の3点となりますので、それぞれ解説していきます。
1-1 色柄:無地の定番色から選び、物足りない場合は差し色を取り入れる
色柄ですが、「無地」のネイビーやグレーなどの「ベーシックな落ち着いた色」のポロシャツを選ぶのがポイントです。
無地で落ち着いた色の洋服は、大人っぽく落ち着いた印象で、洗練された雰囲気を醸し出してくれるからです。
仕事もデキそうに見られますよ。
また、明るい色、暗い色を使い分けることで見た目にもバリエーションが増えます。
「明るい色」:ライトグレー、白など
「暗い色」 :黒、紺、チャコールグレーそのうえで、もし物足りなくなったら、「差し色」と呼ばれる、ピンクやラベンダーなどアクセントカラーとなる色を取り入れてみても良いと思います。
ピンクやラベンダーといったカラーは女性服にも使われることが多く、抵抗感を感じない女性が多いので、職場に女性が多い方などはアクセントカラーとして取り入れるとオシャレ感を醸し出すことも出来ます。
一方でビジネスの場では派手過ぎに思われたりする場合があるので、注意しながら取り入れていく必要があります。
蛍光色や、赤や黄色など鮮やか過ぎる色はスポーティな印象になったり、アウトドアっぽい印象になる可能性があるのでここではあまりオススメではありません。
1-2 素材:綿を使い爽やかで大人っぽい印象に 合繊はゴルフウェアっぽくなるので注意!
素材は綿100%のものがオススメです。
天然繊維の方が爽やかで大人っぽい印象になります。
機能性ということではナイロンやポリエステルといった合成繊維(=合繊)もあり、ゴルフやアウトドアなどスポーツウェアとしてよく使われますが、チープな印象となり、少年っぽさが出てしまう可能性が高く、オススメではりません。
綿の方がより高級感も増すので、ちゃんと気を遣っている感を醸し出せます。
1-3 サイズ:体型に合ったジャストサイズを選ぶことでイメージアップ!
重要なのは、「ジャストサイズ」のポロシャツを着るということです。
男性にとってはラクに着れて動きやすいなど機能面においてはいいかもしれません。
しかしサイズの合っていない、大きすぎる洋服を着ていると、野暮ったくあか抜けない、つまりはダサイ印象を醸し出してしまいます。そしてダサい服装は子供っぽい印象にもなり、仕事のデキる感じとは程遠くなってしまいます。
そのため「ジャストサイズ」が必要なのですが、その定義を説明致します。
1-3-1 胴回り(バスト、ウェスト)のジャストサイズについて
まずはバストです。バストは胸回りのサイズのことですが、ジャストサイズでポロシャツを着るには、
「ポロシャツのバストサイズ」 - 「着る人のバストサイズ」 = 10cm~15cm
となります。
次にお腹周り、ウェストですが、
「ポロシャツのおへそ付近の(ウェスト)サイズ」 - 「着る人のウェストサイズ」 = 10cm程度
となります。
スーツなどでオーダーの経験がある方でなければ、なかなか自分の身体の各部分のサイズを把握している方は少ないと思います。機会があれば一度採寸してみて自分のサイズを把握してみることをオススメします。
1-3-2 着丈は長すぎると野暮ったくなりがち
また、もうひとつが着丈です。
ポロシャツは裾をズボンの外に出して着ることが多いアイテムです。
着丈が長すぎるとだらしなく野暮ったい印象となります。着丈がズボンのベルト下あたりに収まって、お尻にかかるか、かからないか?くらいの長さがベストです。
選ぶ際は鏡で後ろ姿も確認するようにしましょう。
以上のように幅と長さに気を付けることで、同じポロシャツでも全然異なる印象となりますので、是非とも選ぶときに気を配って頂きたいです。
また、ポロシャツは半袖であることが必須です。長袖は老け込んで見えてしまい、やはり野暮ったい印象に見られてしまう可能性が大きいです。
そして、衿の開きが広めで、衿の高さがあると、衿元が立体的になり、ワイシャツを着ているように見えるので、大人っぽく上品に映ります。
2.ビジネスカジュアル用ポロシャツをかっこよく着こなすテクニック5選
ポロシャツをかっこよく着こなすためのテクニックが5つあります。
① パンツはチノパンと合わせる
② 明るい色、暗い色を使い分ける
③ ポロシャツのボタンは全部留めない
④ ジャケットを羽織った時に野暮ったくならないようにする
⑤ 靴は焦げ茶の革靴かレザースニーカーで合わせる
となります。
それぞれ解説してみます。
2-1 パンツはチノパンと合わせるのがベスト
合わせるパンツはウールスラックス、チノパン、ジーパンなどの可能性があると思いますが、最もポロシャツとの相性が良いのが綿のチノパンでしょう。
ウールスラックスほどカチッとならず、ジーパンよりもカジュアル過ぎとならずに、ポロシャツとのカジュアル度合いが近いこともあり最も合わせやすいということで、ビジネスカジュアルでは定番的に用いられます。
職場のドレスコード(=服装規定)で綿素材のチノパンがNGの場合にはウールスラックスとなります。
ですが恐らくビジネスカジュアルでポロシャツOKであれば、パンツもチノパンはOKかと思われます。
チノパンの色は、こちらもベーシックな色で明るい色であればベージュ、濃い色であればネイビーやチャコールであれば合わせもしやすくポロシャツとのバランス感も保ちやすいです。
ポロシャツ同様に極力ジャストサイズの細身でスッキリと穿けるとポロシャツともマッチして印象アップが目指せます。
細身でも動きが取りやすいように、ポリウレタンというストレッチ性のある糸が混率表記の中に2~5%程度入っていれば生地が伸びますので、細身でも動きやすくなります。
2-2 明るい色、暗い色を使い分け、パンツの色と明暗を分けると良いバランスに
上下の着こなしの組み合わせで考えると良いでしょう。
上半身と下半身に分けて考えてみると、4パターンほど組み合わせを変えることが出来ます。
① 上半身:暗い - 下半身:明るい
② 上半身:明るい - 下半身:暗い
③ 上半身:暗い - 下半身:暗い
④ 上半身:明るい - 下半身:明るい
この4パターンを使いこなしてコーディネートの幅を広げていきます。
初心者の方にはまずは①と②の上半身と下半身の明暗をつける着こなしが比較的簡単に出来るのでオススメです。
2-3 ポロシャツのボタンは全部留めない
ポロシャツでよくある質問に、「ボタンはどこまで留めた方が良いのか?」という問題があります。
多くのポロシャツが3つボタンだと思いますが、「全部のボタンを留めない」と理解してください。
全部留めた方が優等生的には見えるかもしれませんが、大人っぽい印象とは離れてしまいます。3つボタンであれば、一番上と2番目は留めないか、一番上は留めないというのがスッキリ見えてバランス感も良いです。
一番下のボタンだけは留めるように意識してください。
2-4 ビジネスなのでジャケットも羽織ることを想定する
ビジネス用ではありますから、時にジャケットを羽織る可能性もあると思います。
これまで説明したポロシャツであれば、上からジャケットを羽織っても合わせることが出来るようになります。
ジャストサイズの定義の中でも、特にポロシャツの着丈が長過ぎて、ジャケットからはみ出してしまうと、だらしない感じとなりますので注意してください。
2-5 靴は焦げ茶の革靴かレザースニーカーが合わせやすい
足元は、焦げ茶色の革靴が良いでしょう。
ビジネス用なので、革靴でかっちりとした印象を出すためです。色は黒でも良いのですが、焦げ茶にすることで柔らかい印象だったり、かっちり感の中にもカジュアルな印象を醸し出すことが出来るからです。
また、職場の環境でスニーカーOKな方であれば、レザースニーカーにすることで動きやすく快適な中にもしっかりとした印象を残せます。
色は焦げ茶やネイビーなどが合わせもしやすく足元も引き締まりシャープに見えます。
3.ビジネスカジュアルのポロシャツおすすめコーディネート7選
チャコールのポロシャツにベージュのパンツ、上半身が濃い色で下半身が明るい色目。
ベーシックでシンプルにすることで上品さが演出出来ます。
赤やピンク、ラベンダーのような差し色ポロシャツにパンツは濃色、靴も革靴という組み合わせです。
少し色味を入れることでオシャレ感が出ますね。
上半身、下半身共に濃い色目のコーディネート。
シックに見えて、シャープな印象となります。
逆にこちらは上半身、下半身共に明るい色目のコーディネートです。
がっちりな体型の方にとっては膨張色と感じ取り入れにくい印象を抱くかもしれませんが、見て頂くようにソフトな印象を与えることが出来ますので是非とも上手に取り入れて使い分けてみてください。
こちらも上下ともに明るい色目のコーディネート
ピンクで爽やかさを演出しています。
ネイビーのポロシャツはとても合わせやすく、使い易いと思いますので、最初の一枚として取り入れやすいでしょう。
ライトグレーの爽やかなポロシャツに、シックなカーキな濃色パンツで足元レザースニーカーというコーディネート。とてもバランス感が良い配色と言えます。
4.ビジネスカジュアル用ポロシャツを買うおすすめショップ3選
〇スーツ量販店
・スーツカンパニー http://www.uktsc.com/top/CSfTop.jsp
平均価格:3,800円~7,800円
スーツ量販店ということもあり、ビズポロとして使えるポロシャツが多く見られるようになりました。ビジネスカジュアル用のベーシックなポロシャツを探せるでしょう。
〇セレクトショップ
・ユナイテッドアローズ http://store.united-arrows.co.jp/
平均価格:5,000円~15,000円
セレクトショップは量販店よりも少し価格は上がってきますが、海外からのインポート(輸入)商品などもあり、ポロシャツのバリエーションもあります。
セレクトショップの中でもユナイテッドアローズはスーツの取り扱いなどもあり、ビジネスカジュアル用として使い易いようなベーシックなポロシャツが買えるショップであります。
〇百貨店
・伊勢丹メンズ館 https://www.imn.jp/
平均価格:10,000円~25,000円
一つのビルの中にたくさんのブランドが入っているので、品数やバリエーションの豊富さではこの上ないと思います。
インポートブランドも多くあり価格帯は上がってきますが、こだわりのビジネスカジュアル用ポロシャツを探すことが出来るでしょう。
5. ビジネスカジュアル用ポロシャツをお店で買う時の注意点
5-1 必ず試着はしよう
買うお店が決まったら、最適なポロシャツ選びなのですが、この時にまず注意すべきなのが、「必ず試着する」ということです。
既製品はブランドによって同じ「M」サイズでもサイズが異なり、いつも「M」だからといってどのブランドでもジャストサイズになるとは限らないからです。
なので、必ず試着をしたうえで、鏡の前で両腕を横に広げてみて「胴回り」や「胸回り」がダブついていないかどうかチェックしてみてください。
5-2 念のためワンサイズ下も確認しよう
その際に場合によっては、そのお店での適正サイズが実はワンサイズ下だった、という可能性があります。
ですので、ワンサイズ下のサイズも試着してみることをオススメします。
あまりパツパツに見えてしまうのも良くないのですが、細身に見えた方がスッキリとした印象となります。
ブランドによってサイズ基準は異なります。
5-3 一緒に合わせるパンツを穿いて買い物に行く
もうひとつのアドバイスとしては、買い物の際には、一緒に合わせようと思っているチノパンなど、他のアイテムも着て行って、それに合わせて一緒に試着をしてみるということです。
頭の中で「家にあるあのパンツと合うかな・・・?」と想像して買って帰り、実際にコーディネートしてみると、「あれ、合わない!?」ということが少なくありません。
6. まとめ
いかがでしたでしょうか。
ビジネスカジュアルにおいてポロシャツをかっこよく着こなすためには、まずは色柄、素材、サイズの3点に注意して選び、コーディネートのためのテクニックとして5点をご紹介致しました。
またコーディネート例、ショップや選ぶ際の注意点などもお伝えしましたので、試着もしてみてご自身でもチェックした際にこれまでと少し違う見え方になっているはずです。
間違いない選び方とコーディネートが出来れば納得感もあるため、自分に自信が持てるようになります。
この記事の内容を元に、ご自身の職場の環境に合わせて是非とも理想のポロシャツを手にして頂き、誰かに「いいね!」と言われると、ご紹介した私たちとしても嬉しいです。
この機会に是非、チャレンジしてみてください!
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