
ビジネスシューズのほどけた靴紐を結びなおす時、また、新しい靴紐に買い替えた時などに、
「結び方ってどうするんだったっけ?」と悩むことありませんか?
また、「ビジネスシューズに最適な靴紐の結び方があるのか?」ということを気にされたことがある方もいるでしょう。
今回は代表的なビジネスシューズの靴紐の結び方を2つご紹介します!
たくさん歩いても緩みにくい結び方と、シンプルで誰でもきれいに結べる結び方、あなたにとって最適な結び方を選んでみて下さい。
また、「ほどけにくい靴紐の結び方」や「靴紐を買い替える時の靴紐選びのポイント」など、細かいところまで気が利くスマートな紳士を目指す方には是非覚えておいてもらいたい見落としポイントについても紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
目次
1.ビジネスシーンで相応しい靴紐の結び方2選
「靴紐・結び方」で調べると多くの結び方が出てきてどれにしたらいいのだろうかと悩むことがあると思います。しかし、その中で覚えておくべきなのは「パラレル」と「シングル」の2つです。
なぜならば、この2つ以外はスニーカーで使われる結び方なのでカジュアル感が出てしまいビジネスシーンでは不向きだからです。
さっそくそれぞれについてみていきましょう!
1-1 ビジネスシューズを履いてたくさん歩くなら「パラレル」
パラレルは足へのフィット感が強いので、歩くことの多い営業マンにはおすすめです!
図①:初めに一番下の穴(①②)に紐の頭を左右とも外側から内側に通します。
図②:②番から通した紐は③番の内側から外側に通します
図③:③番から出た紐を④番の外側から内側に入れます。いま使った紐は一旦おいて違う紐を通します
図④:①番から通した紐を、一段飛ばして⑥番に通します
図⑤:⑥番から出た紐を⑤番の外側から内側に入れます。今使った紐は一旦おいて違う紐を通します。
図⑥:④番から通した紐を、一段飛ばして⑦番に通します
図⑦:⑦番から出た紐を⑧番の外側から内側に入れます。いま使った紐は一旦おいて違う紐を通します
図⑧:⑤番から通した紐を、一段飛ばして⑩番に通します
図⑨:最後に⑧番から出た紐を⑨番に通します
図⑩:一番上に出た紐を結んで完成です!パラレルは紐を均等に穴に通していくので足のホールド感が強くなり長時間歩いても疲れにくく、紐は緩みにくく、ほどきやすいです。
なので、靴を脱ぐ場面が多い方でも使いやすくおすすめの結び方です。
ただし、最初に紐を結ぶときだけは、次に紹介するシングルと比べて少しだけ手間がかかります。最初に手間がかかりますがその後のことを考えると使い勝手がよくなるので一度ためしてみてください。
1-2 どんな場面でも使える定番「シングル」
最もシンプルな結び方で冠婚葬祭やビジネス、どんな場面でも使える結び方です。
図①の段階で長さを10cm~15cmほど差をつけておくと調整がしやすくなります。
図①:初めに一番下の穴(①②)に紐の頭を左右両方とも外側から内側に通します。
図②:①に通した紐を一気に一番上まで持っていき⑩の内側から外側に出します。図③:②番から通した紐は③番の内側から外側に通します
図④:③番から出た紐を④番の外側から内側に入れます
このあとは繰り返しで上へ少しづつ上げていきます
図⑨:⑧番の紐を⑨番の内側から外側に通し、最初に出した⑩番から出た紐と結んで完成です。
片方を一気に上にまで持っていっているので、交差している場所が少なく綺麗に仕上がります。ただし、紐にかかる力のバランスが崩れているので、緩みやすいのがデメリットです
2.解けにくくするために蝶々結びの確認
歩いているとよく紐がほどけてしまうことありませんか?
私達もお客様から「しっかりと紐を締めているのにほどけてしまいます。」という相談を聞くことが意外に多くあります。
そういったとき、ずっと結んでいた方法が、実は違っていたなんてことがあります。
移動の多い方だと紐がほどけていたことで、転んでしまって怪我に繋がってしまうことがありますので、些細な不注意で怪我をしないように、ここで、改めて蝶々結びの正しい結び方を見ていきましょう!
図①:最初に結んで、奥に伸びている紐が次にわっかを作る紐です
図②:奥に出ていた紐でわっかを作ります。次に手前の紐を回していきます。
図③:手前の紐を手前から輪っかに巻きつけます。
図④:巻きつけた紐を親指のある穴へ輪っかを作るように入れます
縦結びになってしまいます
図⑤:最後に輪っか引っ張って完成です!
正しく結べていればほどけることも少なくなるのですが、意外と間違っていませんか?
“裏ワザの結び方:イアンノット。”
覚えるまで、少し苦労しますが、元卓球選手の福原愛さんなどスポーツ選手も使っているほどけにくいイアンノットという結び方があります。
機能性の面では蝶々結びよりも早く固く結べてほどけにくいという万能な結び方なので是非一度試してみてください!
(参照:Youtube)
3.店頭で気付く靴紐を買い替える時の3つの注意点
靴紐が古くなってお店に買いに行った時に、意外と靴紐の種類が多くて悩むことがあるのではないでしょうか。
見落としがちなポイントをお伝えしていきます。
3-1 靴紐の長さは「穴の数×15cm」
紐の長さも実は種類があり悩むポイントの一つです。
靴紐の長さは穴の数×15cmが目安とされています。多くの革靴は左右5穴ずつになっていますので5×15で75cm程度の長さの靴紐を探されると良いでしょう。
物によっては6穴ずつや4穴のものがありますので、出かける前にしっかり確認しましょう。靴紐が長すぎると転倒することがあるので十分注意が必要です。(参照:Rakuten)
3-2 靴紐の形はシーンで選ぶ
実際に買おうとしてあれ?となりやすいポイントの2つ目としては紐の形です。
紐の形には「丸紐」と「平紐」の二種類があります。靴紐の形はシューズの印象を大きく変えるので特徴を捉えていきましょう。
3-2-1 ビジネスシーンで履くなら「丸紐」
細くまとまっているので見た目が綺麗になってビジネスシーンではおすすめになります。しかし紐が細くなっているので足との接触面積が減りフィット感が弱く感じます。
【丸紐】(参照:サラリーマンのファッションを考える)
3-2-2 カジュアルに履くなら「平紐」
丸紐とは反対に足との接触面積が多いのでフィット感が強く歩きやすいのが「平紐」です。ただし、平紐はスニーカーによく使われる形でカジュアル感が出てしまうのでビジネスシーンには不向きになります。
【平紐】(参照:サラリーマンのファッションを考える)
3-3 靴紐の色は靴に合わせる
靴紐の色は靴の色に合わせましょう。
スニーカーでは個性を出すために靴と紐の色を変えることもありますが、ビジネスシューズにおいてはカジュアル感が出過ぎてしまうので辞めておきましょう。
【黒シューズ】(参照:care press)
写真の様に色を変えてしまうと悪目立ちする可能性もあるので黒の靴には黒の紐で合わせましょう!
【ブラウンシューズ】(参照:care press)
ブラウンのシューズは黒シューズと比べて色を変えても目立ちにくいですが、ビジネスにおいてはやはり違和感が出てしまうので控えておきましょう。
4.まとめ
いかがでしたでしょうか。
靴紐に関することは意外と見落としがちだったのではないでしょうか。
あまり知られていない分野でもありますので覚えておくと差が出る部分です。
まずはお伝えした2つの結び方をマスターしておくと安心です。
また、靴紐選びのポイントなど、細かいところまで気が利くようになると、仕事でもプライベートでも人の細かい変化に気づくことが出来るようになるはずなので、こちらもしっかりとチェックしていきましょう。
また、靴紐がほどけにくい「イアンノット」などはちょっとした話のネタにもできるので是非覚えて実践してみてください。
足元をしっかり締めて毎日を歩き出しましょう!
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