「スマートカジュアル用にセーターをオシャレに着こなしたい」
クリスマスなどの記念日に彼女と予約制のレストランで素敵なディナーを過ごしたい。
そんなスマートカジュアルを求められる特別なシーンこそ、コートやジャケットのインナーにセーターを着て、オシャレにも防寒対策にも気を配りたいものですよね。
でも、実際どの様にコーディネートすれば良いのか、何を基準にどうやってセーターを選べば良いのか分からない男性が多いのも事実です。
そこで私たち男性専門のプロのパーソナルスタイリストが、皆さんのお悩みを解決するべく、スマートカジュアルにおすすめするセーターの選び方とコーディネート方法について、画像を利用しながらわかり易く解説します。
この記事を読むことで、スマートカジュアルシーンに着て暖かく、見た目も温かい印象のセーターを、オシャレに着こせられることをお約束します。
目次
1. スマートカジュアルに「セーター」を使うとカジュアルなのに上品な印象!
スマートカジュアルに「セーター」を利用すると、見た目が柔らかくカジュアルなのに上品な印象になります。
特別な場面に着るスマートカジュアルの服装は、ジャケットや襟付きシャツを使ったカッチリ目のコーディネートが軸になります。
そのため、柔らかい印象のセーターを合わせることでオシャレさもプラスされたスマートカジュアルを完成させることが出来ます。
それでは早速、代表的な着こなしを画像でご覧頂きましょう。
【ジャケット×セーターのスマートカジュアルコーディネート】
【コート×セーターのスマートカジュアルコーディネート】
いかがでしょうか。
カッチリ見えるジャケットやコートのインナーにセーターを加えるだけで柔らかくカジュアルな印象になりました。
このように、セーターは防寒対策としてだけでなく、オシャレな印象に見せるアイテムとしても重要な役割を果たしていることがわかります。
2. スマートカジュアルに最適な「セーター」の選び方2選
スマートカジュアルに最適な「セーター」の選び方を2つに絞ってお伝えします。
2-1 天然素材を使ったセーターでオシャレ感を際立たせよう
天然素材によるセーターを選んでオシャレ感を際立たせましょう。
ポリエステルやナイロンなどの合繊繊維は素材特有の光沢感が出るため、見た目が少しチープな印象になります。
良心的な価格で販売されているセーターの多くは、合繊繊維が混じっていることが多いため、ここぞという時のスマートカジュアル用セーターは上質な天然繊維を使った物を選ぶようにしましょう。
セーターに使われる代表的な素材は「ウール(羊毛)」です。
中でもウールの毛が細く・クリンプ(繊維の縮れ)が少ない毛=梳毛(そもう)の糸で編んだセーターは、スッキリとした表面感で上品な印象に映ります。
【梳毛セーター】
【梳毛セーター 寄り画像】
対して、ウールの毛が太く・クリンプの多い毛=紡毛(ぼうもう)の糸で編んだセーターは、表面感がありカジュアルな印象に映ります。
【紡毛セーター】
【紡毛セーター 寄り画像】
この様に同じウール素材のセーター・似たようなデザインでも、生地の厚みや種類によって見た目の印象が大きく変わることがご理解頂けたと思います。
2-2 襟元のデザインにこだわり周りと差をつけよう
セーターの素材選びの後は、襟元のデザインにも気を配り、周りと差をつけましょう。
襟元のデザインが変化するだけで、見た目の印象もかなり変わることをコーディネート画像を使ってご覧いただきましょう。
【丸首セーター】丸首(クルーネック)セーターは、首回りが曲線になるためより柔らかい印象になります。
【Vネックセーター】Vネックセーターは、首回りが直線になるためシャープでスッキリとした印象になります。
【タートルネック】タートルネックセーターは、首まわりにボリュームと高さが生まれることでカジュアル感とカッチリ感が両立します。
【スタンドカラーセーター】スタンドカラーセーターは、襟にファスナーが付き高さも出ることでカジュアル感とカッチリ感が両立します。
【ショールカラー】ショールカラーセーターは、首回りにラウンドしたヘチマ襟がアクセントになりオシャレ感をプラスします。
ご覧頂いた通り、襟のデザイン一つで違った表情を見せてくれるので、着ていく場面やシーンによって使い分けられるようになるとオシャレ上級者と言えるでしょう。
3.「セーター」使ったスマートカジュアルコーディネート特集
この章では、セーターを利用したスマートカジュアル用のコーディネート画像をご覧頂きたいと思います。
【ジャケット × Vネックセーター × ジーンズ】ネイビージャケットと同系色のジーンズを使った大人っぽいコーディネートに、明るいライトグレーの梳毛Vネックセーターを合わせた大人のスマートカジュアルです。
Vネックセーターの襟元がスッキリした印象を強調させつつも、レザースニーカーを合わせることでカジュアル感もプラスした着こなしです。
【ジャケット × Vネックセーター × 襟付きシャツ × チノパン】秋深まる時期のスマートカジュアルでは、色の組合せに気を遣い、服装から季節感を演出させましょう。
カーキカラーのジャケットに合わせるセーターは、パープルカラーのVセーターでアクセントを利かせましょう。
襟付きシャツを加えることで、カッチリ感がプラスされ知的な印象になりました。
【ジャケット × クルーネックセーター × ジーンズ】春のセーターを使ったスマートカジュアルでは、白ベースのボーダー柄クルーネックセーターに、ほど良く色落ちしたジーンズに、ネイビージャケットで爽やかさを演出させましょう。
横の幅が大きく見えがちなボーダー柄も、上下のアイテム共に細身シルエットを選ぶとスッキリまとまります。
【セットアップスーツ × セーター × マフラー】冬に着るセットアップとセーターを使ったスマートカジュアルでは、首まわりに明るい色のマフラーを巻くことで防寒性だけでなく柔らかさもプラスされます。
マフラー自体にアクセント要素があるので、派手な色柄よりもライトグレー・ライトベージュといったベーシックカラーがおすすめです。
【ジャケット × スラックス × Vネックセーター × 襟付きシャツ × ネクタイ】フォーマルな印象のジャケットにスラックスとネクタイを使った組合せは、セーターを合わせて柔らかさをプラスするのが着こなすコツです。
ネクタイを利用する際のセーターは、Vネックのデザインを選ぶとネクタイの結び目も映えるのでおすすめです。
【ジャケット × スラックス × タートルネックセーター】(参照:男前研究所)
ジャケットとスラックスを使って上級者向けのスマートカジュアルを目指すのであれば、タートルネックセーターがおすすめです。
セーターの首まわりに高さが生まれることで、クルーネックやVネックに比べて、カッチリと大人っぽい印象になります。
柄線の入ったジャケットは印象が強いので、無地のセーターを選ぶとバランスよく着こなせます。
【ステンカラーコート × ショールカラーセーター × チノパン】冬のスマートカジュアルでは、高さのある襟が特徴のステンカラーコートがおすすめです。
厚みのある紡毛ウール素材の首まわりに特徴のあるショールカラーセーターを合わせると、カッチリ見えるステンカラーコートにも柔らかさが生まれるのでおすすめです。
【チェスターコート × タートルネックセーター × ジーンズ】(参照:wear)
ステンカラーコートに比べて襟回りが綺麗に開くチェスターコートは、カッチリとした印象の中にカジュアル感が同居します。
襟元が開くチェスターコートに合わせるセーターは、タートルネックを合わせるとバランスよく着こなせます。
【ステンカラーコート × スタンドカラーセーター × チノパン】首回りがシュッとした印象になるスタンカラーセーターは、コートスタイルにアレンジを加えた着こなしをしたい場面でおすすめです。
セーターのインナーに襟付きシャツを合わせて知的な着こなしも出来ますし、単体でスッキリと着こなすことも出来ます。
4. スマートカジュアルの「セーター」に最適なアイテム5選
4-1 「ジャケット」はセーターと相性抜群のアイテム
【ジャケット】
ほど良いカジュアルさを持ち合わせたセーターと、カッチリとした印象に見えるジャケットは相性抜群です。
スマートカジュアルのドレスコードにおいて、服装から相手に対しての配慮や気遣いを表現しなければなりませんが、とりあえずジャケットを着ているだけではスマートカジュアルに相応しいとは言えません。
ジャストサイズのジャケットと大きいサイズのジャケットを着たモデルを比較してみましょう。
【左:ジャストサイズ、右:オーバーサイズ】
ジャケットを着ていたとしても、サイズが合っていないと野暮ったい印象になってしまいます。
細身のサイズを意識して選ばないと、休日のオジサンスタイルになってしまうので気を付けてください。
【定番色ジャケット】
ジャケットは暗い色からワードローブに加えましょう。
暗い色は落ち着いた雰囲気を醸し出してくれて下半身とのバランスが綺麗にとれます。
4-2 「襟付きシャツ」はジャストサイズを選んでスマートに
セーターに合わせる襟付きシャツはジャストサイズ選んでスマートに魅せるのがコツです。
大きめのシャツをインナーとして着てしまうと、着膨れしたような印象になり野暮ったく見えてしまいます。
【襟付きシャツ】
ジャケット同様に、スマートカジュアルをカッチリと大人っぽい印象を表現してくれるシャツはぜひとも持っておきたいアイテムの一つです。
やはりサイズ感が合っていないと印象も崩れてしまいますので、身幅のスッキリ見えるジャストサイズを選ぶようにしましょう。
4-3 「ステンカラーコート」で季節感+オシャレ感を演出
真冬の寒い時期のスマートカジュアルにはカッチリ大人っぽく見えるステンカラーコートがおすすめです。
スマートカジュアルシーンでは、待ち合わせや帰りの服装にも気を配る必要があります。
冬のスマートカジュアルでは、コートからジャケットやセーターの裾が見えてしまうと野暮ったくなるので、着丈の長いコートが必要になります。
お勧めはステンカラーコートです。
【ステンカラーコート】
コートはコーディネートで表面積が一番大きくなるため、相手に与える印象もそれに比例して大きくなります。
また、着丈の長いコートはジャケットやスーツを着ること前提で選ぶためサイズが大きくなりがちです。
【左:ジャストサイズ、右:オーバーサイズ】オーバーサイズで選んでしまうと一気に野暮ったくなるので注意しましょう。
また、ウール素材を選ぶと、着て暖かく見た目も温かみのある印象になります。
より詳しくステンコートについて知りたい方はこちらをご参照ください。
4-4 「革靴」で足元から大人っぽくまとめよう
下半身のなかでも、先端にあたる靴に革靴(レザーシューズ)を選ぶと、見た目の印象がグッと引き締まり大人っぽい印象になります。
【レザーシューズ】
人の視線は先端に集まりやすいので、セーターを使ったスマートカジュアルもレザーシューズのおかげで足元から締まった印象にしてくれます。
ただし、ランニング用のハイテクスニーカーやコンバースを代表とするキャンバス地のローテクスニーカーを合わせると、プライベートの休日っぽい雰囲気になるので、コーディネートの仕方に気を付けなければいけません。
関連記事4-5 「ベルト」は革素材で大人っぽい印象を醸し出そう
スマートカジュアルではベルトも良く見せるので注意が必要です。
【レザーベルト】
セーターを着ているとベルトも隠れますが、手をあげた瞬間にのぞくベルトがイケてないと、一気にコーディネート全体が悪い印象になってしまいます。
プライベートで巻くベルト幅はビジネスシーン用のベルト幅に比べて太いことが多いですが、スマートカジュアルで太すぎる幅のベルトを使うとカジュアルな雰囲気が強くなりすぎます。
お勧めのベルト幅は3.5㎝です。
スーツ用は3.0㎝、カジュアル用は4.0㎝と規定があることから、中間をとったベルト幅を準備しておけばコーディネートがうまくまとまります。
細かい部分ですが、大人っぽいレザーのベルトを用意しておきましょう。
5. スマートカジュアル向けのセーターを揃える際のおすすめショップ
5-1 トゥモローランド
セレクトショップは量販店よりも少し価格は上がってきますが、自社製造あるいは海外からのインポート(輸入)商品などもあり、センス抜群です!中でもトゥモローランドは女性ウケも良いブランドでもありますから押さえておくと良いでしょう。
色柄が豊富なセーターですが、上質な素材感にもこだわることでさらに違いを印象付けることができますよ。
周りへセンスを感じさせるスマートカジュアルのコーディネートを表現するには最適なショップです。
5-2 イセタンメンズ
東京新宿にあるデパートで地下1階から8階まで全て男性向けのアイテムが揃っています。ブランド数も多く品揃えが豊富で世界中のファッションセンスがここには集約されています。
ただし、売り場面積が大変広くブランドも多く混在しておりますので、数あるショップの中から自分に合うセーターを探す作業は少し大変かもしれません。
時間に余裕を持ってじっくりと買い物に行かれることをオススメします。
ベーシックなものからトレンドアイテムまでたくさんあるので、スマートカジュアルに適したセーターによるコーディネートを楽しむことができます。
5-3 ライフブランディング
お店に行ったけれど、センスに自信なく自分ではいいものが選べない・・・など洋服の買い物に悩まされた男性は利用してみてください。
男性専門でファッションコーディネートサービスを提供しており、これまで1万人以上の利用者がいます。
スマートカジュアルでジーンズを使ったコーディネートを求めて来店する方もとても多いです。
ショップと少し異なるのは、まずカウンセリング(洋服を着るシーンなどをヒアリング)を行い、サイズを計測してから最適なコーディネートをプロが選びます。
服選びに悩まされた際にはホームページの無料相談フォーム、あるいはフリーダイアル0120-470-460で電話無料相談が受けられます。
6.スマートカジュアル用のセーターを揃えるならおすすめの通販ショップ【BEST3】
服装選びはサイズが重要なため、デートなど重要なシーンで着る場合は、お店で試着をして選ぶことをおすすめします。とはいうものの、「お店に行く時間がない!」「そもそもお店が近くには無い!」という方もいるでしょう。その場合はネットで購入するのも一つの手でしょう。
6章では、そんな方のために、おすすめの通販ショップ【BEST3】をご紹介します。
【BEST1】「マネキン買い」で失敗知らず!メンズファッションプラス
やりすぎない、失敗しない無難な男服をコンセプトに、ファッション初心者でも気軽に買える「マネキン買い」が可能。コーディネート写真でいいなと思ったアイテムが一式で購入できてしまうのでラク!
【BEST2】「大人っぽいきれいめアイテム」ならスプートニクス
こちらも大人っぽくキレイめなアイテムが揃います。アイテムの種類が豊富で、選びやすいのも特徴。
【BEST3】厳選アイテムで初心者も買い物しやすいDcollection
シンプルでベーシックなアイテムが厳選された通販ショップです。ファッション初心者向けにファッションが学べるメディアやコーディネート例も豊富にあるので、ファッションがあまり得意でない方にもやさしい通販サイトです。
7. まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はスマートカジュアルシーンにおすすめのセーターの選び方と着こなし方を、コーディネート画像を用いながら説明しました。
選び方のポイントは「上質な天然素材」によるセーターと「襟元のデザイン」に注力して頂くことで、周りと大きく差をつけることが出来ます。
特別なシーンで着るセーターだからこそ、普段よりも気を配って選んで頂くことで、格段に印象アップを図れますし、ご自身の服装が格好良く素敵な印象になることをお約束します!