あけましておめでとうございます。
今年も洋服のメンテナンスや着回しなどの情報を発信できればと思っています。
2017年最初の記事は「スーツ」です。
1年間通して、着ている時間が長いアイテムの方も多いのではないでしょうか。長く着ている分、お手入れをどのようにすればいいのか疑問を抱いている方もいるはずです。
今回はスーツをクリーニングに出す頻度や保管方法についてお伝えします。
スーツの素材
まず知っておいていただきたいことが、スーツの“素材”です。
スーツを自宅の洗濯機で洗う方はほぼいないと思います。
なぜか?それは素材が「ウール(羊毛)」だからです。
ウールの特徴として、水洗いをすると生地が縮みやすく、また色落ちの原因、形が崩れる可能性があります。そのため洗濯のプロであるクリーニング店でお願いするのが一番賢明です。
クリーニングに出す頻度
「クリーニング店に出すのはわかったけど、どれくらいの頻度で出せばいいのか?」
よくお客様から出る質問です。
着たら毎回出す方がいいのではないか?
1か月に1回は出したほうが…?
実は一番生地の傷みが少ないベストな頻度は、「1~2シーズンに1回(目安3ヶ月~6ヶ月に1回)」です。思っていたより少ないと思われた方も多いと思います。
これにも理由があります。
ウール(羊毛)には油分が含まれており、頻繁に出してしまうと油分が落ちてしまい、スーツが汚れやすくなったり、さらには風合いがなくなるため、くたびれて見えてしまいます。
出し過ぎには気をつけましょう!
またクリーニングに出すポイントとして「長期間しまう前に出す」ことです。
皮脂や汗を吸収したまま、長期間保管すると虫に食われてしまうため、保管前には必ずクリーニングに出しましょう。春夏物、秋冬物で分けている方は、着なくなる前に一度クリーニングに出して、自宅で保管するようにしましょう。
持っておくと安心な着数
また新たな疑問を抱く方もいるのではないでしょうか?
「1、2着しかスーツを持っていないけど、1~2シーズンに1回で大丈夫なのか?」
これは長くスーツを使うことにもつながりますが、1~2シーズンに1回の目安でクリーニングに出すためにも、スーツの着数は「最低3着」、「ベストは5着」は持っておくと安心です。
1日着たスーツは汗を吸い込み、背中や膝や肘の内側などにシワができます。陰干しで水分を飛ばし、シワが自然に消えるまでの時間を考えるとスーツは1着着たら、2日休ませるのが原則です。生地を休ませながら着回せることを考えると3着~5着あると過度にクリーニングに出さなくてもローテンションすることができます。
スーツの保管方法
そして保管方法にもポイントが!
クリーニングから戻ってくるとビニールのカバーがほぼついていると思います。
ビニールは工場から店舗に運ぶ際に汚れなどがつかないようについているだけなので、そのまま自宅で保管してしまうと、湿気がたまりカビや虫食いの原因になってしまいます。
必ずビニールのカバーは取り、厚手のハンガーに掛け、防虫剤を入れたタンスに保管して下さい。
長い時間着るアイテムだからこそ、複数年着たいものです。
そのためにもメンテナンスにもぜひ気を遣っていただければと思います。
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