
「スマートカジュアルを取り入れてみようにも、どのようにコーディネートすればよいかわからない」
「そもそも、スマートカジュアルの定義とは何だろう?」
言葉としては聞いたことあるけれど、実際どのような服装がスマートカジュアルを示しているのかわからない男性は多いです。
今後、スマートカジュアルを必要とされる場所に出かける際、何を着ていけばよいのかわからないのでは困ってしまいますよね。
そんなお悩みの皆さんに、まずはスマートカジュアルとはどのような服装なのかちゃんと把握した上で、着ていくお店や場面に適したコーディネートを、季節ごとのコーディネート画像を通じてわかりやすく説明します。
同時にやってはいけないNGコーディネートも把握しておくことで、いざという時に失敗しないようにしましょう。
今まで1万人以上の男性のスタイリングサービスをしてきた男性専門のパーソナルスタイリストが、周りから好印象に見て貰えるスマートカジュアルをしっかりとお伝えします。
この記事を見て頂くことで、皆さんの不安や疑問をしっかりと解決し、安心してコーディネートできるようになることをお約束します。
では、まず最初にスマートカジュアルの定義について説明します。
目次
- 1.スマートカジュアルとは
- 2.スマートカジュアルを着ていく場面・場所
- 3.必見!季節×シチュエーション別のスマートカジュアルコーディネート
- 4.スマートカジュアルで使うべき厳選11アイテム
- 4-1 「ジャケット」は大人っぽく魅せるスマートカジュアルの軸
- 4-2 「襟付きシャツ」はシーンに合わせて無地・柄を着こなそう
- 4-3 「セーター」は薄手のウール素材を選んでスッキリと着こなそう
- 4-4 「チノパン」はスッキリシルエットで大人っぽくコーディネート
- 4-5 「コート」は細身シルエットを選ぶと全体がスマートな印象に
- 4-6 「ポロシャツ」は夏場のスマートカジュアルに最適
- 4-7 「スラックス」は色とサイズ感にこだわるとスマート感アップ
- 4-8 「チノパン」もサイズ!そして素材を意識して選ぼう
- 4-9 「ジーンズ」は濃色・ノーダメージでスマートカジュアルをオシャレに演出
- 4-10 「シューズ」はレザー×暗い色で大人っぽく履きこなそう
- 4-11 「ベルト」はレザー素材でコーディネートを引き締めよう
- 5.スマートカジュアルにそぐわないNGコーディネート
- 6.スマートカジュアルが必要な理由
- 7.スマートカジュアルを買うならこの店!おすすめ3選
- 8.まとめ
1.スマートカジュアルとは
スマートカジュアルとは、ドレスコード(服装規定)の一つです。
服装規定の事で、お休みの日のプライベートの恰好ではなくて、正式の場へ行く際のカッチリした場面で着る服装のことを示します。
まず最初に、スマートカジュアルの代表的なコーディネート事例を写真を通じてご覧いただきましょう。
【スマートカジュアルの代表的なコーディネート】
今までファッションにあまり興味がなかった男性にとって、ドレスコードと聞くと「なんだかハードルが高く感じる…」と不安を覚えるかもしれません。
でも、安心してください。
身構える必要は決してなく、ドレスコードの中でスマートカジュアルがどのような服装かを把握することで、今までファッションに興味がなかった方でも、安心してコーディネートに取り入れることができます。
ドレスコードといっても、種類はいくつかありますので覚えておくとよいでしょう。
ちなみに、ドレスコードにはどのような種類があるのか?チャートをご覧いただきながら解説します。
【ドレスコードの種類】
格式が高いものから「フォーマル(正礼装)」、「セミフォーマル(準礼装)」、「インフォーマル(略礼装)」「スマートカジュアル」の順にドレスコードは存在します。
この表のとおり、ドレスコードを要する服装の中で、「スマートカジュアル」こそ最もカジュアルな服装と言えます。
それぞれのドレスコードのコーディネート画像をご覧いただくことで、スマートカジュアルがどのような位置づけにあるのか?イメージをつかんでいただけたらと思います。
「画像:フォーマル(正礼装)モーニングコート」
(参照:KONAKA)
「画像:フォーマル(正礼装)タキシード」
(参照:青山)
- 最も格式の高いドレスコード
- 公的行事や式典の主催者、結婚式の新郎新婦
- 昼はモーニングコート、夜はタキシードか燕尾服
「画像:セミフォーマル(準正装)」
(参照:青山)
- 結婚式や披露宴に参列する親族、パーティーの主賓
- タキシード、ブラックスーツなど
「画像:インフォーマル(略礼装)」
(参照:ベルーナ)
- 正装とカジュアルの中間的な位置づけ
- ダークスーツ(黒、チャコールグレー、ネイビー)など
「画像:スマートカジュアル」(参照:Wish)
- カジュアルなパーティー、結婚相談所などのデートシーン
- ジャケパンスタイル(ジャケットにスラックス、チノパンなど)
この様にドレスコード別に服装を見比べてみると、『スマートカジュアルとは、普段着よりカッチリした印象こそなるものの、一番柔らかくカジュアルなコーディネート』であることがわかることでしょう。
2.スマートカジュアルを着ていく場面・場所
スマートカジュアルの服装は、「特別な場所や場面に着ていく際のドレスコード」です。
例えば、オシャレな高級ホテルまたは予約制のレストラン、結婚式2次会、パーティー会場で開催される同窓会、会社の式典、婚活パーティーなどが該当します。
お店によっては、ドレスコード(服装規定)でスマートカジュアルを指定している場合もあるので、電話で事前に確認を取っておくか、あらかじめホームページを見て確認しておくようにしましょう。
3.必見!季節×シチュエーション別のスマートカジュアルコーディネート
では、実際にお店で着るべきスマートカジュアルの種類について、コーディネート画像を使いながらわかりやすく説明したいと思います。
また、季節によって着る服装の種類は変わることから、季節別に代表的なスマートカジュアルのコーディネートをご紹介します。
3-1 ホテルなどの高級レストラン
格式の高いホテルなどの高級レストランやラウンジで着るべきスマートカジュアルでは、お店に対する敬意や同席する相手に失礼のないように、「テーラードジャケット」を羽織りましょう。
【テーラードジャケットを使った春のスマートカジュアル】
ネイビーのウールジャケットとチャコールグレーのウールスラックスを利用したカッチリした印象のスマートカジュアルです肌寒さを感じる春先はインナーに薄手のセーターを着ることで暖かさはもちろん、オシャレ感をプラスすることが出来ます。
【テーラードジャケットを使った夏のスマートカジュアル】
(参照:TOKYO life)
麻素材のテーラードジャケットは、湿気を伴う日本特有の夏の暑さでも、さらっと爽やかに羽織ることが出来るアイテムです。
合わせるパンツは白の綿パンか薄手のホワイトジーンズを利用して夏らしく清潔感のあるコーディネートにチャレンジしてみましょう。
【テーラードジャケットを利用した秋のスマートカジュアル】
コットン素材のテーラードジャケットは気温変化の大きい秋に最適です。
季節を感じさせるカーキカラーとカジュアル見えするジーンズを襟無しセーターで着崩した大人のスマートカジュアルスタイルです。
【テーラードジャケットを利用した冬のスマートカジュアル】
寒さを感じる真冬の季節でテーラードジャケットを利用する際は、ステンカラーコートを羽織るのが最適です。
ウール素材のコートを選ぶことで、着て暖かく、見た目の印象も上品かつ温かみのあるコーディネートになります。
3-2 女性とのデート・婚活パーティー、結婚式の2次会
女性とのデートシーンや結婚式の2次会などに参加する際のスマートカジュアルは、普段着よりも大人っぽくすることが鉄則になります。
「真夏以外ではジャケット」を活用するのが、相手に好印象を与えるコツです。
【春のスマートカジュアル】上半身にジャケットを着ることでカッチリとした印象にすることが出来ます。
友人結婚式の二次会はもちろんのこと、春に大人っぽさを演出したい都心部の美術館デートなどでは積極的にジャケットを着こなしましょう。
【夏のスマートカジュアル】
30度を超える真夏に参加する婚活パーティーではポロシャツがおすすめです。
襟がキレイに立つポロシャツを意識して選ぶことで、大人っぽくスッキリと着こなすことが出来ます。
色に抵抗感の無い方は、淡いピンクやブルーカラーを選ぶと夏らしく爽やかな印象になります。
【秋のスマートカジュアル】
肌寒い秋の季節に参加する結婚式の2次会では、ジャケットのインナーに薄手のセーターを羽織りましょう。
パープルやオレンジといったアクセントカラーは、インナーに差し色として利用すると派手な印象にならずにオシャレなコーディネートを楽しむことが出来ます。
【冬のスマートカジュアル】
(参照:KASHI KARI)
厚みのあるウールツィード素材のジャケットは、カッチリとした中にも季節感を感じさせるオシャレなジャケットコーディネートになります。
彼女の誕生日や記念日にお洒落なレストランでディナーをする際は、ネクタイでタイドアップして大人の男性をしっかりと演出しましょう。
3-3 同会など
久し振りに気心知れた仲間と会う同窓会では、友人とはいえ、年相応でありながらも大人っぽい服装を着ていくようにしましょう。
襟が付いたアイテムはカッチリした印象に見えるので、「襟付きシャツ」はおすすめです。
【春のスマートカジュアル】
シャツスタイルをスッキリと大人っぽい印象に纏めたい場合は、無地柄の襟付きシャツを選びましょう。
オシャレ感をプラスしたい場合は、デザインにこだわるよりも、色のついたボタンやステッチを選ぶと良いでしょう。
【夏のスマートカジュアル】
半袖シャツは長袖に比べてカジュアル度が増すため、上下の組合せを注意して選びましょう。
線が単色のチェックやストライプ柄を選ぶか、暗い色のトップスを選ぶことで落ち着いた印象を醸し出すことが出来ます。
【秋のスマートカジュアル】
目の細かい薄手のウールセーターは、肌寒い秋のシャツスタイルとバツグンの組み合わせです。
上品かつ大人っぽい印象になることから、数十年ぶりの同窓会で周りから好印象に見て貰えることでしょう。
【冬のスマートカジュアル】
セーターと長袖シャツにチェスターコートを合わせた冬のスマートカジュアルです。
ステンカラーコートに比べて、茶スターコートはより襟元が広くなることからカジュアル感が増すことを覚えておきましょう。
4.スマートカジュアルで使うべき厳選11アイテム
周りから好印象に見て貰えるスマートカジュアルで使うべきアイテムを厳選してお伝えします。
4-1 「ジャケット」は大人っぽく魅せるスマートカジュアルの軸
「ジャケット」は大人っぽく見せるスマートカジュアルの軸になるアイテムです。
【ジャケット】
スマートカジュアルのコーディネートを実践する上では、「ジャケット」は鉄板のアイテムと言えます。
ジャケットは上半身の大部分を締めることから、見た目の印象に大きく関わってきます。
選ぶ際のポイントをしっかりと押さえることで、大人っぽいデートシーンから、ドレスコードを必要とされる三ツ星レストランでも安心してのぞめるようにしましょう。
選び方のポイントは「サイズ」「色・柄」「素材」です。
関連記事4-2 「襟付きシャツ」はシーンに合わせて無地・柄を着こなそう
「襟付きシャツ」はシーンに合わせて無地・柄を着こなせるようになりましょう。
【襟付きシャツ】
白シャツは清潔感を出すことができますし、ジャケットと合わせるコーディネートから、襟付きシャツ1枚でもコーディネートできるので大変使い勝手の良いアイテムです。
季節関係なくスマートカジュアル全般で利用できますので、一枚は持っておくと安心です。
襟付きシャツを選ぶポイントは「縦幅」「横幅」を意識することがポイントです。
一枚で着るときはもちろんのこと、ジャケットを脱いだ時でもスマートな印象を保てるようにしましょう。
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4-3 「セーター」は薄手のウール素材を選んでスッキリと着こなそう
「セーター」は薄手のウール素材を選んでスッキリと着こなせるようになりましょう。
【Vネックセーター】
セーター(ニット、編み物)は年間通して上品な印象を醸し出してくれるジャケパンスタイルの重要アイテムです。
画像のようなVネックセーターであれば、春には1枚でも着れますし、襟付きシャツにも合わせもできますし、もちろんジャケットを羽織ってもOKですので、どんな形でも上品にまとめてくれるまさに万能アイテムです。
関連記事4-4 「チノパン」はスッキリシルエットで大人っぽくコーディネート
「チノパン」はスッキリと大人っぽく見える細身シルエットを選びましょう。
【チノパン】
上半身のアイテムをスマートかつ清潔感があるようにコーディネートすることが出来ても、下半身のパンツがおざなりになってしまうと「トータルコーディネート」は完成しません。
パンツもスッキリとスマートな印象になる「チノパン」を選びましょう。
ポイントは「細身のサイズ」と「伸びる素材のポリウレタンを使うこと」です。
4-5 「コート」は細身シルエットを選ぶと全体がスマートな印象に
「コート」は細身シルエットを選ぶことでコーディネート全体がスマートな印象になります。
【ステンカラーコート」
着丈の長いステンカラーコートは、コーディネート全体の大部分を占めるため、意識的に細身シルエットを選びましょう。
また、コートはジャケットを着ることを考えて選ぶ場合、サイズが大きくなることで一気に野暮ったくなるので要注意です。
【左:ジャストサイズ、右:オーバーサイズ】コートは表面積が一番大きいので、相手に与える印象もそれに比例して大きくなることからサイズ選びには注意が必要です。
見るべきポイントは「肩」「お腹周り」「着丈」です。
ウール素材選ぶと、着て暖かく周りにも温かい印象になります。
コートの裾や袖からジャケットやシャツが出ない長さを選びましょう。
ジャストサイズにするためには「着丈」「肩回り」「お腹回り」だけをチェックしましょう。
4-6 「ポロシャツ」は夏場のスマートカジュアルに最適
「ポロシャツ」は夏のスマートカジュアルに最適です。
【ポロシャツ】
スポーティーな印象のポロシャツも襟がしっかりとあるので、夏のスマートカジュアルでしっかりと使えます。
(お店によってはポロシャツもダメというところもあるので確認は取ってください)
機能性を重視した結果、バストやウエストに余分なゆとりがあると野暮ったい印象になるので要注意です。
【OK】
【NG】
「胸」「お腹」「着丈」の3点を注意して清潔感のあるものを選びましょう。
関連記事4-7 「スラックス」は色とサイズ感にこだわるとスマート感アップ
「スラックス」は、色とサイズ感にこだわるとスマートな印象がアップします。
【スラックス】
(参照:zozo)
センタープリーツ(前身、後ろの中心にある縦の線)はカッチリとした印象のスラックスを使ったコーディネートは、チノパンやジーンズと比べてフォーマルな印象になります。
野暮ったい印象にならないように、細身のシルエットを意識しつつも、伸縮性のない素材が多いことから、座ったりしゃがんだ時にきつさのないゆとりのあるサイズ選びを心掛けましょう。
4-8 「チノパン」もサイズ!そして素材を意識して選ぼう
「チノパン」も細身シルエットが肝になります。細身シルエットをはく上で素材が重要になるので覚えておきましょう。
チノパンのサイズは「モモまわり」「ウェスト」「股下の長さ」がポイントになります。
「モモまわりのサイズ」は親指と人差し指で軽くつまめる位のイメージです。
素材は「綿」に伸縮性のある「ポリウレタン」を選ぶことで、ほとんどゆとりがない状態で問題ありません。
「股下の長さ」は靴を脱いで立った時に、裾部分が床に着かない位の長さがおすすめです。靴を履いても余分なゆとりがなく、きれいなシルエットになります。
4-9 「ジーンズ」は濃色・ノーダメージでスマートカジュアルをオシャレに演出
「ジーンズ」は濃色・ノーダメージを選ぶとスマートカジュアルで利用できます。
【ジーンズ】
ジーンズは本来カジュアルシーンではくカジュアルパンツの代表的なアイテムです。
そのジーンズをスマートカジュアルで履く場合は、黒やネイビーなどの濃色で、ダメージ加工の無いもの選ぶとスッキリと大人っぽいな印象になります。
4-10 「シューズ」はレザー×暗い色で大人っぽく履きこなそう
「シューズ」はレザー素材かつ暗い色を選ぶと大人っぽく履きこなすことが出来ます。
【レザーシューズ】
スマートカジュアル初心者はレザー素材の「革靴」を使うことをおすすめします。
色は黒だとカッチリ感がうまれるのでジャケットスタイルに最適ですが、くだけたスマートカジュアルだとカッチリ感が強いのでコゲチャがおすすめです。
オシャレ感を演出したい場合は、足元にレザースニーカーを用いると柔らかさが増すので印象を変えることが出来ます。
濃い茶色であれば足元に落ち着いた大人の印象を持たせることができるので、大人であれば1つは持っておくとスマートカジュアルでも使う機会が多いので非常に便利なアイテムです。
関連記事4-11 「ベルト」はレザー素材でコーディネートを引き締めよう
「ベルト」もレザー素材かつ暗い色を選んでおくとコーディネート全体が引き締まります。
【レザーベルト】
ジャケットを利用する場合、シャツを入れる着こなしが増えることから、ベルトも気を抜かずに選ぶことが重要になります。
レザー素材はキャンバス地やストレッチ素材のベルトに比べて大人っぽく見えるので手始めに揃えておきましょう。
5.スマートカジュアルにそぐわないNGコーディネート
せっかくスマートカジュアルを取り入れてみたものの、オシャレを意識しすぎたり、自分の着たい観点で選んでしまった結果、イメージダウンになってしまっては元も子もありません。
NGコーディネートで代表的なアイテムをご紹介しておきます。
5-1 ダメージジーンズ
ドレスコードで求められる着こなしは、けっして「オシャレ」や「カッコいい」服装ではなく、「その場や居合わせる人への配慮」と「清潔感」です。
(参照:アメブロ)
モモや裾などにダメージがついたジーンズは周りから見て清潔感を感じさせない雰囲気を持っています。そのためカッチリしたレストランなどのお食事の場面にはふさわしくありません。
5-2 短パン
短パンは夏場に穿くカジュアルアイテムの代表です。
ドレスコードを必要とする場面に短パンをはくとそぐわないシーンがあることを覚えておきましょう。
【短パン】
(参照:SHUNA)
夏のファッション誌には、オシャレなコーディネートとして、ジャケットと短パンをミックスしたコーディネートが紹介されることもありますが、あくまでスマートカジュアルを必要とされる場面では砕けすぎる印象を与えるので避けましょう。
5-3 サンダル
短パン同様に、夏場に履くカジュアルアイテムの代表といえば「サンダル」です。
【サンダル】(参照:wear)
スマートカジュアルを着るべきシーンにおいて、カジュアル過ぎる装いは「その場に居合わせる人への配慮」の欠ける着こなしとしてみなされます。
プライベートでは全く問題のないコーディネートも気を使うべきシーンでは、自分がラクな服装で臨むのではなく、服装から相手への気遣いを感じて貰えるようにしましょう。
6.スマートカジュアルが必要な理由
ドレスコード(服装規定)の中で一番カジュアルな服装がスマートカジュアルであることは1章でお伝えしました。
「スマートカジュアル」は、お洒落に気を使うことを目的とした服装ではないのと、自分が着てラクな服装でもありません。
例えばホテルやレストランが定めた「服装規定(ドレスコード)」に沿った恰好をすることで、その場の雰囲気に即しているか、その場で時間を共有している周りの人々に不快な思いをさせないことが重要です。
そこにはもちろん、一緒にお食事する女性への配慮としての服装規定も意識しましょう。
自分が着たい恰好をするのではなく、周りに対する配慮を表現した服装を選ぶ意識を持つことで、例えば「ビジネスカジュアル」や「セミフォーマル」といった他のドレスコードを求められる場面にも、ちゃんと応用が効くようになります。
これを切っ掛けにドレスコードの重要性を認識いただき、意識して服装を選ぶことで、周りの反応が劇的に変わるのを、身を持って知るでしょう。
その場に相応しくない服装をすることで自分が恥ずかしい思いをしてしまいますし、呼んでくれた方や同席している相手に恥をかかせてしまう可能性もあることを覚えておきましょう。
7.スマートカジュアルを買うならこの店!おすすめ3選
スマートカジュアルを揃える際におすすめのショップを厳選してお伝えします。
いずれのショップで購入されるにしても、必ず試着して、出来れば全身コーディネートしてお店の全身鏡で見ながら配色バランスやサイズ感などをチェックしてください。
7-1 トゥモローランド
セレクトショップは量販店よりも価格帯は上がりますが、普段着とは違うよそ行き用のスマートカジュアルを手に入れることが出来ます。
海外からのインポート(輸入)商品から自社で企画生産されたアイテムなどがあり、トレンドを取り入れたアイテムがならぶためセンス抜群です。
セレクトショップの中でもトゥモローランドはハイセンスですが、TPOを意識されたアイテムも多いのでスマートカジュアル用のコーディネートも押さえやすいでしょう。
ベーシックなものもあれば、ちょっとしたおしゃれ感を出すようなアイテムもあります。
7-2 イセタンメンズ
東京新宿にある日本有数のデパートです。
地下1階から8階の全フロアで男性向けのアイテムが揃っていることから、ブランド数も多く品揃えが豊富です。
世界中のファッションアイテムが集約されていることから、オシャレなスマートカジュアル用のコーディネートを探したい男性にはうってつけのデパートです。
ただし、売り場面積がとても広く、ブランドも多く混在しているため、買い物が得意でない男性は自分に合うものを探していく作業が大変に感じるかも知れません。
実際にお店を訪れる際には、時間に余裕を持ってじっくりと買い物に行かれることをおすすめします。
7-3 ライフブランディング
お店に行ったけれど、センスに自信なく自分ではいいものが選べない・・・など洋服の買い物に悩まされた男性は利用してみてください。
男性専門でファッションコーディネートサービスを提供しており、これまで一万人以上の利用者がいます。
男性専門でファッションコーディネートサービスを提供しており、これまで1万人以上の利用者がいます。
特別なシーンにむけてスマートカジュアル用の洋服を求めて来店する方も多いです。
ショップと少し異なるのは、まずカウンセリング(洋服を着るシーンやライフスタイルをヒアリング)を行い、サイズを計測してから最適なコーディネートをプロが選びます。
服選びに悩まされた際にはホームページの無料相談フォーム、あるいはフリーダイアル0120-470-460で電話無料相談が受けられます。
8.まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回の記事では、スマートカジュアルとはどのような服装なのか、定義を知って頂いた上で周りから好印象に見て貰えるコーディネートを画像付きでご紹介しました。
スマートカジュアルはドレスコードの一つであることから、自分が着たい服装でオシャレをするのが目的ではなく、その場に相応しい服装をすることであり、周りへの配慮を服装を通じて表現することが目的になります。
大人の男性として、お店に対する配慮やその場に居合わせる人への配慮を、皆さんの服装を通じて感じて貰えるようになってくださいね。